塊(かたまり)とは、何かが一つに集まっている、固まっていることをいう言葉である。
物体が固まったもの、物体・人・集落が一所に集まったもののこと、切り分ける前の一体となっている物体、のことを塊という。
漢字として
- 意味
- つちくれ、かたまり、という意味がある。
- 〔説文解字〕には凷の異体字として載っている。凷は〔説文解字〕に「墣(つちくれ)なり」とあり、つき固めた土のこと。経籍では塊字の方がよく用いられている。
- 蕢・蒯と通用する。塊は傀と通じて、ひとりのさま、という意味がある。
- 字形
- 塊は形声で、声符は鬼。凷は土+凵の会意。
- 音訓
- 音読みはカイ、訓読みは、かたまり、つちくれ、くれ、まろかし。
- 規格・区分
- 塊は常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 凷を声符とする漢字に、屆(届)などがある。
- 語彙
- 塊金・塊茎・塊根・塊状・凷席・塊然・凷草・塊炭・塊独・塊村