恥とは、他人に対して抱く、自分の失敗・欠点・不出来などについての申し訳ない、いたたまれない、立場がない、といった感情である。
漢字として
- 意味
- はずかしい、はじらう、はじ、はずかしめる、陰部、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十〕に「辱しむるなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は耳。
- 音訓
- 音読みはチ(漢音、呉音)、訓読みは、はじ、はじる、はじらう、はずかしい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 恥丘・恥垢・恥骨・恥辱・恥心・恥部
異体字
- 耻は、〔正字通〕にある恥の俗字。恥の簡体字でもある。JIS X 0213第二水準。
- 𦔺は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。