愚とは、愚かという意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- おろか、馬鹿、おろか者、馬鹿にする、という意味がある。また謙称に用いる。
- 〔説文解字・巻十〕に「戇(おろ)かなるなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は禺。〔説文〕は心+禺の会意とし「禺、猴の屬なり。獸の愚なる者なり」と説明している。
- 音訓
- 音読みはグ(漢音、呉音)、訓読みは、おろか。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 愚案・愚暗・愚兄・愚形・愚計・愚見・愚行・愚姉・愚弱・愚息・愚直・愚弟・愚民・愚妹・愚昧・愚劣・愚弄