日本の人名でもある。
漢字として
- 意味
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- まつ、もとめる、ためらう、入り用、易の卦の一つ
- (懦と通じて)おびえる
- 〔説文解字・巻十一〕には「𩓣(ま)つなり。雨に遇ひて進まず、止まりて𩓣つなり」とある。〔易経〕から「雲、天に上りて、需(ま)つ」を引用する。
- 字源
- 諸説ある。
- 〔説文(大徐本)〕は而を声符とする形声、〔説文(段注本)〕は雨+而の会意としている。
- 白川静は、而は髷のない人の象形で、雨+而でそうした人が雨を祈る意味を表し、(雨を)もとめる、待つ意味があるとしている。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、シュ(漢音)、ジュ(慣用音)、2.の場合、ダ(漢音)。
- 訓読みは、まつ、もとめる。名のりに、みつ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 需を声符とする漢字には、儒、孺、嬬、濡、擩、懦、獳、臑、蠕、襦、繻、醹、䰰などがある。
- 語彙
- 需給・需用・需要
異体字
関連項目
六十四卦
坤 | 剝 | 比 | 観 | 豫 | 晋 | 萃 | 否 |
謙 | 艮 | 蹇 | 漸 | 小過 | 旅 | 咸 | 遯 |
師 | 蒙 | 坎 | 渙 | 解 | 未済 | 困 | 訟 |
升 | 蠱 | 井 | 巽 | 恒 | 鼎 | 大過 | 姤 |
復 | 頤 | 屯 | 益 | 震 | 噬嗑 | 隨 | 無妄 |
明夷 | 賁 | 既済 | 家人 | 豊 | 離 | 革 | 同人 |
臨 | 損 | 節 | 中孚 | 帰妹 | 睽 | 兌 | 履 |
泰 | 大畜 | 需 | 小畜 | 大壮 | 大有 | 夬 | 乾 |