顧とは、中国語圏の人名である。以下に著名な人物、記事のある人物を挙げる。
- 顧炎武(1613年 - 1682年) - 中国の明末清初の儒学者
- 顧愷之(344年?-405年?) - 中国の東晋時代の画家
- 顧況(725年? - 814年?) - 中国の唐の詩人
- 顧祝同(1893年 - 1987年) - 中華民国の軍人
- 顧邵(? - ?) - 中国の三国時代の呉の武将。顧雍の子
- 顧祖禹(1631年 - 1692年) - 中国の清の地理学者
- 顧雍(168年 - 243年) - 中国の後漢時代末から三国時代にかけての武将
- 顧野王(519年 - 581年) - 中国の南朝梁から陳にかけての学者。『玉篇』の著者
架空のキャラクター
その他の意味
- 顧 - 徳を以て人を導く人物
漢字として
- 意味
- かえりみる、振り返って見る、訪れる、大切にする、ただ、かえって、すなわち、(雇と通じて)むくいる。
- 〔説文解字・巻九〕には「還り視るなり」とある。
- 字源
- 形声。声符は雇。
- 音訓
- 音読みはコ(漢音、呉音)、訓読みは、かえりみる、かえって、すなわち、ただ。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 顧哀・顧客・顧景・顧託・顧歩・顧問・顧慮・顧恋
異体字
- 頋は、〔玉篇〕に「顧に同じ。俗」とある異体字。〔干禄字書〕に「通」とある。
- 𩒒は、〔康煕字典〕に〔正字通〕を引いて「頋に同じ」とある異体字。
- 𪄮は、〔集韻〕に「顧:古、𪄮と作(な)す」とある異体字。また雇の異体字でもあり、〔説文〕に「雇、或(ある)ひは雩に从(したが)ふ」とある。
- 顾は、簡体字。