Google+とは、かつてGoogleが運営していたソーシャル・ネットワーキング・サービスである。日本での公式略称は「ぐぐたす」。
概要
サークルと呼ばれるグループ内でチャットやビデオ通話での交流や、トピックと呼ばれる特定分野に限定した交流が行えるプラットフォームとして登場する。
2013年10月には月間アクティブ利用者数5億4000万人を抱えるほどに成長するが、FacebookやTwitter等の他社SNSも勢いを上げる中、利用が伸び悩む。
2018年10月8日に、個人情報流出の恐れと、それに関連して2019年8月に一般ユーザー(個人)への提供を停止する計画を発表した。その後、別の不具合により計画は2019年4月に前倒しされた。公式は「ユーザー様のご期待に添うサービスを開発し、維持することが困難であること」を提供停止の理由として挙げている。職場や学校を対象とするGoogle Workspaceアカウントへは、Google Currentsとして引き続き提供されているが、2023年中にGoogle Spacesへ移行される予定。
歴史
日付 | 出来事 |
---|---|
2011年6月28日 | 招待制で試験公開開始 |
2011年9月20日 | 一般公開 |
2011年12月8日 | AKB48が連携しGoogle+に参加 |
2012年1月20日 | Google新規アカウント作成画面でGoogle+への参加が強制に |
2012年1月23日 | 実名ポリシーが変更され、代替名の表示が可能に |
2012年2月1日 | 福岡市が地方自治体として初めてGoogle+上に公式ページを解説 |
2014年7月16日 | 実名制を撤廃し、ハンドルネームでの登録が可能に |
2015年7月27日 | YouTubeチャンネルの作成等にGoogle+アカウントを求めるポリシーを廃止 |
2018年10月8日 | 個人情報流出の恐れと個人向け提供の停止を発表 |
2018年12月10日 | 別の不具合と個人向け提供停止の前倒しを発表 |
2019年4月2日 | 個人向けの提供を停止 |
2019年4月10日 | 企業向けサービスをGoogle Currentsに改称することを発表 |
2022年2月10日 | Google CurrentsからGoogle Spacesへの移行を発表 |
関連動画
日本では一時期AKB48を起用した積極的な宣伝が行われており、ニコニコ動画にもその一部が転載されている。
関連静画
関連リンク
- Google+ プロジェクト [1]
- AKB48がGoogleと提携 全メンバーがGoogle+にやってくる - ねとらぼ
- Google、新規アカウント作成ページを刷新 Google+にも自動で加入 - ITmedia NEWS
- Google+、実名ポリシー更新でニックネームの追加と芸名での表示が可能に - ITmedia NEWS
- 福岡市、「グーグルプラス」公式ページ開設: J-CAST ニュース
- Google+が実名主義を撤廃、今後はハンドルネームなどでの利用がOKに - GIGAZINE
- グーグル、YouTubeなどのサービスで「Google+」アカウントを不要に - CNET Japan
- Google+ 閉鎖へ 50万人の個人情報流出の恐れ - 日本経済新聞
- 「Google+」に新たなバグ、5250万人に影響--一般向け終了を2019年4月に繰り上げ - CNET Japan
- Google+ のサービス終了に関するよくある質問 - Currents ヘルプ
- Google Workspace Updates JA: 最新の G Suite アプリ、Currents のご紹介
- グーグル、企業向けSNS「Currents」を段階的廃止へ--「Spaces」に移行 - CNET Japan
- 4月2日、Google+終了。月間ユーザー5億人、大統領やAKBも活用した「巨大SNS」の夢はなぜ破れたのか?- ねとらぼ