Tu-95とは、ソビエト連邦が開発・運用したターボプロップ戦略爆撃機である。NATOコードはベア。
概要
Tu-95は50年代にソビエト連邦にてツポレフ設計局によって開発されたソ連製戦略爆撃機である。この機はジェット機関の一種であるターボプロップエンジンとはいえプロペラ飛行機としてはかなりの高速性を誇り世界最速である。二枚のプロペラが互いに逆方向に回転する二重反転プロペラを備えた4発機という非常に特徴的なフォルムであり形を知っていれば判別は容易い。現在に至るまで改良などが続けられかれこれ60年近く現役であり、アメリカのB-52と共に軍用機の長寿番付を争っている。ちなみに開発当初の任務はB-52と同じく都市などへの核攻撃用であった。かの有名な史上最大の水素爆弾ツァーリ・ボンバを投下したのもこの機。
日本の防空識別圏への常連客としても有名であり、よく近所に遊びに来て航空自衛隊の出迎えを受けている。というか近場の国には大体遊びに出かけている。