ガンダムビルドファイターズとは、2013年10月7日から2014年3月31日まで放送していたサンライズ制作のTVアニメである。
2014年秋より続編であるガンダムビルドファイターズトライが展開される。
『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』と同じく、ガンプラを題材とした作品で、ほとんどの作品で戦記物を続けてきたガンダムのTVシリーズとしては初めての題材となる。
バンダイのガンダム35年作品の最先鋒として発表され、「オールガンダム」を合言葉にSDガンダムをも含め様々なガンダムのプラモデルが登場する(ただし、版権の都合上機動戦士ガンダム00二期・劇場版、機動戦士ガンダムAGEは不参戦。バンダイのオールガンダムプロジェクトにはラインナップされている)。
プラモ狂四郎やガンプラビルダーズとの最大の相違点は、ガンプラをスキャンして仮想空間で戦わせるのではなく、特殊な粒子を用いてガンプラを直接操作し戦わせる点であると言える(シチュエーションとしてはダンボール戦機やプラレス3四郎に近い)。
その為、ガンプラバトルで負ったダメージはそのままガンプラ自体に反映される。
本作は機動戦士ガンダムSEED、機動戦士ガンダム00等と同じく複数の主人公を用意して物語を進めるという形式を執るが、今回は敵対陣営や世代交代による主役交代ではなく、ガンプラ制作担当とガンプラ操縦担当のコンビという形式になっている、実質的なバディ物である。
また本編はテレビ放送の他Web配信にも対応し、「アニメ公式サイト」、「テレビ東京公式サイト」、「バンダイチャンネル」の3つのサイトから、一週間限定での無料配信が行われた。
『機動戦士ガンダム』によって牽引された1980年代の“ガンプラ”ブームから早幾年―――
新たに発見されたプラフスキー粒子はガンプラの中に含まれるプラスチックに反応し、粒子に満たされた空間の中では動力の無いプラモデルがさながら本物のロボットのように動き、戦い、壊れる「ガンプラバトル」が新たなホビーシーンの最先端となった世界。
第2回ガンプラバトル選手権世界大会で準優勝した父を持つイオリ・セイは父の様にガンプラを作り上げ、動かし、その強さを大舞台で証明することを夢見ていた。
中学1年生になる頃には大人をも凌ぐ高度なプラモデル製作技術の才能として花開く。しかし、自身にガンプラバトルの方の才能は乏しく、自分の作り上げたガンプラのポテンシャルを活かせず敗北を繰り返す現状に悩んでいた。
第7回ガンプラバトル選手権大会の予選を控えたある日、異世界から来たと自称するレイジと出会う。
彼は食い逃げを救われた恩を返すと言ってイオリ・セイ渾身のガンプラ『ビルドストライクガンダム』を賭けたバトルに乱入。 初心者ながら巧みな操縦技術にかつての父のような理想像を見たセイはレイジをパイロットに迎え、レイジもまたガンプラバトルで出会った好敵手との決着のためにガンプラバトル選手権を共に戦ってゆく誓いを交し合う。
二人が目指すは大会優勝。しかし、ガンプラの世界は彼らが思う以上に奥深く、険しい。
果たして彼ら、“ビルドファイターズ”は勝利を掴む事ができるのだろうか。
ホビータイアップ作品ということで子供向けを意識し、プラモデルに熱中するイオリ・セイを中心とした成長物語がストーリーの大筋となる。爆走兄弟レッツ&ゴー!!やダンボール戦機などと同じく、「ルーキーがそのホビーと出会い、大成してゆく」というテロップはシンプルで分かりやすい。
勿論、カッコいいロボット達の殺陣やカットというガンダムシリーズの名に恥じぬロボアニメの魅力もしっかり抑えている。
が、他のホビーアニメと決定的に違うのは“二世代コンテンツ”とまでいわれるガンダムシリーズ30幾年という膨大な財産とそれらを存分に使いこなすサンライズの本気(狂気?)による細かすぎて分からないガンダムネタ選手権とでも言うべきものが生地に練りこまれた大人の味でもあることである。
原作を知るからこそ分かるモビルスーツと場面の組み合わせに仕込まれたネタ、現代的なアニメーションで設定資料にしかなかったような通好みなモビルスーツまでもが躍動し、ともすれば自然なタイミングを装ってガンダム作品の名言が飛び出して驚かされるなど、オマージュ・パロディが露骨な部分からさりげないシーンにまでに活用されている。
このあたりはギャグアニメと見るやガンダムネタをぶち込む前科が多数あるアニメスタジオなので最早水を得た魚とでも言うべきか。
地味ではあるが、「ガンダムの楽しみ方」が劇中にしっかり織り込まれ、価値観やライフスタイルの違いがちゃんと描かれているのもポイント。
もちろん、ガンダムを知らない世代が見ても楽しい作品として仕上げられているので初心者も安心して見る事が出来る。
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8273 ななしのよっしん
2024/03/13(水) 23:21:29 ID: lzRMrj88+h
改めて観るとガンプラは自由だってまさに革命だったな
原作設定どころかリアル系ですらない方向性の改造ってやって良いんだってのは正しく天啓だった
プラモ狂四郎をはじめとして昔の漫画では散々やってたハズではあるんだけど
8274 ななしのよっしん
2024/10/07(月) 22:21:54 ID: EMaWW8hJR1
今年出たネタとしてガンダムを別のMSのガワに隠すのは有名だがシュピーゲルの装備にステルス機能付きの軍服シールドが判明したのでひょっとしたらあの世界でのステルスマントのインスパイア元かもしれない
しかしダムAかホビー誌でメタバース本編の裏であったファイターズ外伝組とダイバーズ外伝組が楽しくドンパチやる様を描く外伝とかアリかなと思ったが需要はあるのか
ファイターズ外伝の人はF90で忙しいから無理だろうけど
8275 ななしのよっしん
2025/01/10(金) 00:24:30 ID: F1ZtealJUf
ビルド系に出てくるガンプラって商品化されてないのも含めて一度は実物を作ってたりするのかな?
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最終更新:2025/01/11(土) 02:00
最終更新:2025/01/11(土) 02:00
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