月光蝶とは、以下のことを表す。
ここでは1.に付いて記述する。
∀ガンダムとターンXに搭載されているシステム。
このシステムを発動すると、機体がまるで大きな蝶の羽を背負うかのように見えるために「月光蝶」の名がついている。
その正体は無数のナノマシンの散布であり、このナノマシンは人工的に作られた物質を分解して砂にしてしまうと言う効果を持つ。∀ガンダムの世界では、かつて∀ガンダムがこのシステムを使用し、地球上の文明を一度全て砂に返している。
散布されるナノマシンはプリズムのように光を反射し、∀ガンダムのものは青色の光を放つ。ターンXのものはナノマシンの働きこそ同じだが、色が緑色となっている。
機体の背部からナノマシンを放出し、それをIフィールドの力場で制御して散布する。
単純に広範囲の無差別攻撃として使う事も出来るが、ある程度の制御が可能なため、影響範囲を絞って特定の目標への攻撃に使ったり、また自身に対する攻撃を「兵器を分解する」と言うやり方で無力化し防御に使う事も出来る。作中では実際にミサイルを分解吸収している。
その他にも、ターンXが核兵器を防いでいるシーンがある(ただしこれについては明確に月光蝶と描写されていないので、ただのバリアの可能性もある)。
月光蝶システムを開放した状態の∀ガンダムとターンXが戦闘した場合、ある程度ナノマシンの制御が可能だとは言え、撒き散らされるナノマシンによって周囲に勝手に被害が出てしまう。
作中ではカプルが1機真っ二つになっている他、戦艦2隻が撃墜されている。同様にナノマシンに巻き込まれかかったソレイユはIフィールドのバリアを全力で展開し何とか破壊を免れているが、その代わりIフィールドだけで全エネルギーを使い果たして不時着している。
このように甚大な被害をもたらすナノマシンであるが、これでも最大出力(文明を滅ぼした時)の十分の一以下と言う恐ろしさである。小説版では、最大出力であれば地球から木星圏まで覆う事が可能である事が明かされている(最低でも7.8億km、もし地球を中心に球状に広がるのであれば水平距離でその倍となる)。
なお、上記のように周りを巻き込む月光蝶システムであるが、ナノマシンを撒き散らしている本人達には一切の被害が出ない。
ソレイユがナノマシンを防御するのに使用したIフィールドよりも遥かに強力なIフィールドで常時覆われているのか、それともナノマシン自体に本体である∀ガンダムやターンXを分解対象にしないように設定されているのか、詳しい原理は不明だが、とにかく∀ガンダムとターンXは月光蝶システムには巻き込まれない。
ちなみに、地上で使用した場合副次的効果として、ハリケーンが発生する。出力によっては全世界規模で。このことから考えても、単に文明を滅ぼすだけでなくその星の環境すら劇的に変化させてしまう恐ろしいシステムである。
一部の小説では、月光蝶システムは大量のナノマシンを放出するシステムではあるが、物体を直接砂に分解するものではないと言う設定になっている。
世界の全ては一度ナノマシン文明を経た事により、精密機械から大地や空気や川の流れに至るまであらゆる物質の活動にナノマシンが介入しており、月光蝶システムのナノマシンはそれに干渉して命令を書き換えるものであるとされている。
掲示板
263 ななしのよっしん
2024/01/31(水) 08:47:28 ID: QIS1caByAA
∀以降のガンダムシリーズも吸収する黒歴史の設定上、ELSら宇宙存在すら脅威とは思ってないレベルの太陽系文明がビビり散らす性能を持つターンXオリジン。
その太陽系外文明が攻めてきても単騎でも勝てるよう、あらゆる技術制限を撤廃して造られたSYSTEM∀-99はもはや兵器の域にはなかった。
という説の一つがあるから2割の出力で地球を覆いつくすとか木星まで届くとかできても不思議ではない。守るより壊す方が簡単だしな。
月光蝶の分解対象は様々な記述が散見されるが、あきまん氏たち関係者的には命令によって変えられる(ので地球上の全ての物質を砂にすることも出来る)という認識のようだ。
文明埋葬後の人的被害についての詳細はないが、月光蝶発動するかどうかは∀とターンXの決闘で決めるという了承があった・月と地球の勢力間で移住協定が結ばれていた
・月光蝶発動後の人口配置は計算されていたなどの説があるので、地球から人類が退避後に発動された可能性が高そう。
空間転移技術も確立してたようだし、推定何十億人かの移動でも問題なかったのかも
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
264 ななしのよっしん
2024/02/06(火) 11:42:52 ID: k62GDQTvFE
フルパワーの月光蝶が木星まで届く説を採用した場合
地球と木星の距離は公転で一番近い時でもだいたい6億キロ。
フルパワー時の月光蝶が6億キロまで届くなら20%の文明埋葬時でさえ1億2000万キロ程度。
地球市民はもちろん月を含むその周辺のスペースノイドの文字通り全て吹き飛ばされるわけだから、∀の1話には繋がらなかっただろうな。
265 ななしのよっしん
2024/04/20(土) 16:56:55 ID: RFWGI6KrKk
小説版ではディアナのモビルアーマーとして
福井版にはムーンバタフライ、佐藤版には月光蝶(ムーンライトバタフライ)というそのまんまの名の機体が出て来るけど
アニメの当初の構想でも、月光蝶はターンタイプの武装じゃなく、ディアナの最終兵器だったんじゃないかと予想するんだけど
インタビューとかで何か見たことある人いる?
なんで本家の構想なのかと思うかというと
佐藤版の方のモビルアーマー形態がまんま「超巨大な女性器」のような形状をしてるから
(地の文の比喩とかじゃなく、グエン御曹司が「なんだその卑猥な形は! これだから女は嫌いだ!」とか怒る台詞があるので完全にソレの形状をしてるらしい)
そんな設定は富野本人が考えたとしか思えない
これも月に残ってるカイラスギリーと激突する構想だったんじゃないかとか
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最終更新:2025/01/27(月) 05:00
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