ワシントン・コマンダーズ 単語

ワシントン・コマンダーズ（Washington Commanders, WAS）とは、ワシントンDC圏に本拠を置くアメリカン・フットボールのチームである。NFL・NFC所属

概要

1932年にボストン・ブレーブスとして創立。1933年にレッドソックスの本拠地であるフェンウェイ・フィールドに移転した際にボストン・レッドスキンズと改名、観客動員数の低さから1937年にワシントンDC圏に移転するとそのまま定着する。1997年に新スタジアムを建設し、メリーランド州ランドーバーへ移転した。2020年7月に「レッドスキンズ」の名称を廃止した。新球団名を決定するまでの2年間は暫定で「ワシントン・フットボールチーム」として活動し、2022年2月に現名称に至る。

スーパーボウル進出5回を超えるのはカウボーイズ、ドルフィンズ、スティーラーズ、ペイトリオッツの4チームだけであり、チームの評価額もカウボーイズに続く15億5000ドルといった具合に実績やチーム規模もNFLトップクラスにあるが、近年の成績は投資や人気に見合っているとはいえず、2012年シーズンは10勝6敗でプレイオフに進出したが敗退、2013年シーズンは3勝13敗に終わるなど苦闘が続いている。

1933年から2020年まで使用していたレッドスキン=赤い肌という奇妙な名前はインディアンの事である。インディアンを揶揄するようなチーム名になったのは初期のチームを率いていたのがインディアンのコーチだったからだとチームは説明しているものの、差別的だと批判が相次ぎ、2020年に発生した黒人至上主義運動の煽りを受け、スポンサー企業からの圧力もあり名称を廃止した。
初代のチームオーナーが南部出身ため黒人嫌いであり、有色人種を雇用しなかったので1940年から70年の間は低迷した。レッドスキンズの名前を採用したのもこれが影響しているのかも知れない。現オーナーも、チーム運営に口出さないようにという条件をあるHCに要求されたように、強権的なオーナーに好かれやすいのかも知れない。

名選手

ショーン・テイラー

ポジション：フリーセーフティ

背番号：21

在籍年：2004年-2007年

状況：引退（死去）

マイアミ大から一巡目で指名されたセーフティ。マン+ビースト/2でマーストと呼ばれたように問題児系のプレーヤーであったが、鋭い読みと野獣のようなハードタックルでインターセプトやファンブルフォースを量産した。良くも悪くも荒々しいプレイは敵味方の枠を超えてファンを魅了したが、2007年11月27日、自宅に侵入した強盗に銃で撃たれて翌27日に他界。 一巡目同期のイーライ・マニングやロスリスバーガーが現役(2014年時)で活躍しているにも関わらず、早くも伝説の存在になってしまった。ちなみに背番号21は永久欠番ではないが、誰も使用するものがいないので事実上の欠番になっている。

彼の活躍はyoutubeで検索のこと。一発で魅了されること確実である。

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関連項目

• NFL