海外に行く際に気になるのが、スマホのことですよね。
異国の地となると、なにかと調べることも多いですし、スマホで地図がさっと見れれば非常に便利です。しかし、同時に気になるのが海外での利用料金。
「海外で使用して高額請求が発生してしまった!」というのはよくある話ですから、事前にしっかり確認し、無駄なお金が発生するのは避けたいところです。
私もかつて大手携帯会社で働いていた時は、海外での使用したことによって数十万円にもなった請求書を手に「知らなかった。どうにかならないものか」という相談をよく受けていました。
海外料金って使い放題などでなければ上限なく上がってしまうこともあるので、本当に大変なんです…。
ということで、この記事ではUQモバイルが海外では使えるのか、料金はどうなるのかを1つ1つ解説していこうと思います。
同時に海外で安くスマホを使う方法をいくつかご紹介いたしますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
目次
結論:UQモバイルは音声通話とSMS、データ通信にも対応!
以前、UQモバイルでは音声通話とSMS(ショートメッセージ)のみ海外でも使用可能となっていましたが、最新の「コミコミプラン+」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」や「くりこしプラン +5G」を契約している人は、auの「au海外放題」をUQモバイルでも使えます!
格安SIMだとデータ通信が海外で利用できないケースも少なくないですが、KDDIが自ら提供する格安SIMのUQモバイルでは、データ通信にもしっかり対応しています。
なお、格安SIM各社の海外データ通信対応状況については下記記事を参考にしてみてください。
UQモバイルは海外でデータ通信も可能。事前予約・利用開始手続きが必要
UQモバイルは海外でも音声通話、SMSに加えてデータ通信を利用できます。
ただし注意したいのは、お得にサービスを利用するには日本国内で事前の手続きが必要となることです。
UQモバイルの海外におけるデータ通信サービス「au海外放題」をオトクな料金で利用するには、海外スマホ利用のアプリから事前予約の手続きを行う必要があります。
通常料金は24時間1,200円で、使い放題での通信が可能になります。
しかし事前にアプリから予約ボタンを押し、行き先や利用開始時間、そして何日使うかを設定しておけば、1日800円や1,000円といった低価格で通信を可能にできます。
なお予約の変更やキャンセルは、利用開始時間の1時間前まで無料で行うことができます。
24時間800円~の対象国・地域
24時間800円(予約割適用時)の対象国・地域は、以下の11箇所となっています。
- アメリカ
- カナダ
- プエルトリコ
- 米領ヴァージン諸島
- ハワイ
- 韓国
- 台湾
- 香港
- タイ
- マカオ
- ベトナム
- シンガポール
- フィリピン
- マレーシア
- カンボジア
- インドネシア
- ラオス
24時間800円の対象地域はたくさんあるので、詳しくはauの「世界データ定額」公式サイトよりご確認ください。
海外旅行先におけるデータ通信利用開始の流れ
海外で「au海外放題」を利用してUQモバイルのデータ通信を使う際は、以下の手順で通信のための手続きをしましょう。
- スマホの設定アプリで「データローミング」をオンにする
- 海外で機内モードとWi-Fiをオフにする
- 利用開始時刻になると、自動的にデータ通信が可能となる
- 終了時刻になると、自動的にデータ通信が使えなくなる
時間切れになると勝手にデータ通信がオフになるので、料金が追加で請求されてしまうなどのトラブルは起こらないように配慮されています。
なお事前予約をしていない場合は、世界データ定額のアプリを起動して希望のコース(1日、2日など)の右にある「利用開始」ボタンを押せばすぐに通信が可能になりますよ。
音声通話とSMSを海外で使うための事前の手続きは不要!
UQモバイルの音声通話やSMSを海外で利用するために、事前にオプションに加入する等の手続きをする必要はありません。
お手持ちのスマホが海外対応であれば、そのスマホを持っていくだけでOKです。端末内の設定を変更する事ですぐに使用が可能です。
まず、全端末に共通する事は「通信事業者やキャリアの検索方法を自動」に設定しておく事になります。
その設定が確認できたら、端末ごとの設定に移りましょう。
ここでは、AndroidとiPhoneに分けてご紹介していきます。
Androidの設定の仕方
今回は「Android8.0」の場合についてご紹介します。
渡航前の準備は下記の通りです。
【データ通信をオフにする】
- 設定から「ネットワークとインターネット」を選択
- 「データ使用量」を選択
- 「モバイルデータ」を選択
- 「モバイルデータをオフ」にする
【データローミングをオフにする】
- 設定から「ネットワークとインターネット」を選択
- 「モバイルネットワーク」を選択
- 「データローミング」を選択
- 「データローミング」がオフになっている事を確認
渡航後は「オフ」になっているデータ通信とデータローミングをオンにするだけで使用する事ができるようになります。
iPhoneの設定の仕方
iPhoneの渡航前の設定は下記の通りです。
【データ通信をオフにする】
- 設定から「モバイル通信」を選択
- 「モバイルデータ通信」をオフにする
【データローミングをオフにする】
- 設定から「モバイル通信」を選択
- 「通信のオプション」を選択
- 「データローミング」をオフにする
後は、現地に着いたらモバイルデータ通信とデータローミングをそれぞれオンにすれば設定完了です。
UQモバイル国際電話の料金プラン
UQモバイルはau回線を利用していますので、国際電話はau利用時と同じ料金が発生します。
ただし、どこの国からどこに国に電話をかけるかによって通話料は大きく異なります。
例えば、旅行先として人気の韓国、アメリカ、中国の通話料金は以下のようになります。
渡航先での国内通話 | 日本への国際電話 | 日本以外への国際電話 | 渡航先で着信した場合 | |
韓国 | 50円 | 125円 | 265円 | 70円 |
アメリカ | 120円 | 140円 | 210円 | 165円 |
中国 | 70円 | 175円 | 265円 | 145円 |
多くの方が渡航先から日本への通話料が気になると思うのですが(上記の例だと2行目ですね)、1分あたり125円〜175円と非常に割高なのがわかりますね。
UQモバイル国際SMSの料金プラン
SMS(ショートメッセージ)の場合は、1通あたり100円と一律で決まっています。
これはどこの国からであっても変わりません。
なお、受信者する側の場合はお金は発生しません。
海外でiPhoneやAndroidスマホを安く使うには?
UQモバイルではデータ通信、SMS、音声通話の海外利用にしっかり対応していますが、他にも安く海外でスマホを使う手段がないの?と感じた方もいるのではないでしょうか。
例えばUQモバイルの世界データ定額は国内で契約している通信量を普通に消費するしくみですが、海外ではたくさん使うので国内と海外で通信量を分けたいと思った方もいるでしょう。
他にも、通話料金などを下げたいと感じた方も少なくないと思います。
ここからは海外でお得にデータ通信を使う方法をご紹介します。
データ通信さえ安くすることができれば、音声通話はLINEの無料通話で代用できますからね。べらぼうに高い国際通話料金を払う必要も無くなりますよね。
結論:ポケットWiFiが一番確実、無料WiFiが一番安い!
海外でスマホのデータ通信を安く使うには、UQモバイルで世界データ定額を使う以外にも以下の3つの方法があります。
- 現地の無料WiFiを利用する
- 現地のプリペイドSIMカードを購入する
- 日本で事前に海外用ポケットWi-Fiをレンタルする
それぞれの詳細は後ほど詳しく見ていきますが、結論からいうと、日本からポケットWiFiを持って行くのが一番手軽と言えるでしょう。
現地の無料Wi-Fiを利用する場合は料金がかからない分一番安く済ませられますが、利用できる場所が限られているので便利とは言い難いです。
現地でSIMカードを購入する方法も確実かつリーズナブルですが、現地でSIMカードを購入できる程度の言語スキルが必要になります。
とにかく安く済ませたいという方は現地の無料Wi-Fi、現地で購入できる方はプリペイドSIMカード、それ以外の方はポケットWi-Fiを事前にレンタルするのが良いと思います!
それでは、1つ1つを詳しくみてみましょう。
現地の無料Wi-Fiスポットを利用する!
海外ではカフェやホテル、市街などに無料のWiFiが充実している場合が多く、それらを利用すれば無料でデータ通信ができます。
データ通信ができればLINEはもちろん、地図アプリが使えるようになるので非常に便利ですよね。
電話もLINEの無料通話であれば、海外であっても無料で使うことができます。
高いお金を払って国際電話を利用するより、LINEの音声通話はよっぽどお財布に優しいと言えるでしょう。
ただし、海外の無料WiFiはセキュリティーが非常に弱く、あなたのスマホがハッキングされ大切な個人情報が盗まれてしまう可能性も十分にあります。
無料Wi-Fiに繋いでいる時には、住所やクレジットカード情報のような個人情報を入力することは避けましょう。
現地のプリペイドSIMカードを購入する!
海外では、空港や駅などで、誰でも購入できるプリペイドのSIMカードが販売されている場合があります。
プリペイドSIMには音声通話機能付きからデータ通信専用のSIMカードまで様々な種類があるので、用途にあったものを購入しましょう。
なお、お手持ちのスマホにSIMロックがかかっている方は、そのSIMロックを解除をしないと海外のSIMカードを使うことはできません。
SIMロック解除の方法は、auSIMロック解除方法、ソフトバンクSIMロック解除の方法、ドコモSIMロック解除の方法を参考にしてくださいね。
SIMロックがかかっていないスマホ(すでにSIMロック解除済みのスマホ/SIMフリースマホ)を利用している方は、そのまま海外のSIMカードを使うことができるので、ご安心ください。
なお、現地でSIMカードを購入することが可能かどうか、そして販売している場所などの情報は、渡航する前に確認しておくことをオススメします。
日本でポケットWi-Fiをレンタルする!
日本のWebサイトなどで、海外の渡航先で使えるポケットWi-Fiをレンタルし、渡航先に持って行く方法もあります。
現地に着き次第すぐにインターネットが使えるのは、非常に便利ですよね。
対応するサービスなら、事前に申し込みをしておくことで、空港で出発前にポケットWi-Fiの受け取りをすることができます。
渡航先によって価格やプラン内容などが異なっている可能性があるので、いくつかの会社を比べてみることをオススメします。
大手だと、グローバルWiFi、jetfi、イモトのWiFiあたりが価格もリーズナブルで信頼できるサービスを提供していると言えるでしょう。
電話はIP電話に転送しておくことも可能!
「海外で電話番号の電話も使えないと困る、LINEの無料通話は使わない」という方にオススメしたいのが、事前にIP電話に電話を転送設定しておく方法です。
なんだかややこしく聞こえますよね(笑)1つ1つ順番に見ていきましょう。
まず、IP電話というのはインターネットを使った通話のことです。
IP電話のしくみLINEの無料通話とほとんど同じ(データ通信で通話をする)ですが、LINEの無料通話とは異なり050で始まる電話番号が存在します。
つまり、IP電話ならLINEで友達になっていなくてもその電話番号を使って通話ができるんです。
IP電話を使うには、事前にIP電話サービスを契約しておく必要があります。
IP電話サービスは多数あるのですが、私が利用しているのは楽天コミュニケーションズが提供している「SmartTalk」と呼ばれるサービスです。
SmartTalkでは登録料や月額利用料は無料で、純粋に通話した分だけの通話料が発生します
登録もクレジットカードがあればあっという間にできますし、専用のアプリもあるので誰でも簡単に利用できるのがメリットですよ。
通話料はなんと、30秒につき8円です!(課税対象外)
そうなんです。冒頭でご紹介したauの通常の国際電話は1分で100円以上しましたよね。
それがIP電話なら1分で16円に収まるんです。これなら通話料をそこまで気にすることなく海外でも通話ができますよね。
通話料の詳細
- 海外にいる人がSmartTalkを使って日本に発信:30秒8円
なお、海外で電話を受け取りたい場合は、IP電話サービスを契約するだけでは足りません。
IP電話で使えるのは、あくまで専用の050番ですから、あなたの電話番号に電話がかかってきた時に、その電話を050番に転送する手続きをしておかなければならないんです。
もちろん、直接050番にかかってきた電話は受け取れますが、知り合い全員に「今度1週間ハワイに行くから、その間はこっちの050番に電話してね」なんて言うのは面倒ですよね(笑)
ということで、事前にあなたの電話番号にかかってきた電話を自動で050番に転送する手続きを取っておきましょう!
UQモバイルの場合、転送電話は無料で利用可能です。
- 1424に発信
- 転送したい050番の電話番号を入力
上記のように手続きをすると、かかってきた電話がすべて050番に転送されます。
日本に帰ってきて、転送をストップしたいときは1420に発信しましょう。
海外で電話受けた場合の通話料は
通話料の詳細
- 日本にいる人があなたの電話番号に発信:日本にいる人に、通常の通話料が発生(多くの場合30秒あたり22円)
- あなたの電話番号から050番に転送:UQモバイルの通常の通話料が発生(30秒あたり22円)
- 050番での通話料:30秒8円
の3つが発生し、2つ目と3つ目をあなたが負担することとなります。
つまり、海外で着信した場合は1分あたり56円ということですね。日本国内の通話料と比べると少し高めですが、通常の国際電話よりはかなり安いです。
「海外でも通話ができないと困る!」と言う場合はぜひ活用してみてください。
海外でUQモバイルを使うときの5つの注意点
海外でUQモバイルを使う際は、下記のような注意点を把握しておかなければいけません。
- 海外では料金が日本の契約に上乗せされる
- 渡航前に機内モードに設定しておく
- 何かあった時のために事前に問い合わせ先を確認する
- LINEでの通話はインターネットが必要である
- 国際ローミングに対応してない端末もある
どれも料金請求時や海外滞在中のトラブルを防ぐ為に必要な事です。
しっかり頭に入れておきましょう!
海外では料金が日本の契約に上乗せされるので高額請求に注意!
UQモバイルでは、海外で利用した分は通常の契約金額に上乗せして請求がきます。
例えば、毎月4,000円を支払っていたとすれば、海外で利用した月は4,000円にプラスした金額がその月の料金となるという事です。
また「かけ放題」などの使い放題プランに入っている人も、日本と同じように使うのはとても危険です。
海外ではそれらのプランは適用外になっているので、高額請求にならないよう現地での使い方には気をつけましょう。
渡航前に機内モードに設定しておく
海外で利用する場合、着信を受けた側も料金が発生します。
電話に出なければ料金の請求は来ませんが、日本と同じように「受けた側だから大丈夫!」と思っていると、高額な料金を請求されるかもしれません。
そうならないように、不安であれば「機内モード」に設定をしておきましょう。
機内モードにしておけば、Wi-Fi環境以外では電話や通信などのサービスが使用できなくなります。
「使いたい時だけ使う」という風に気を付けていれば、不安は軽減できると思いますよ。
何かあった時のために事前にUQモバイルの問い合わせ先を確認する
万全の状態でもトラブルは起きてしまうものです。
何かあった時のために問い合わせ先をメモするなどして、控えておきましょう。
UQモバイルの海外からの問い合わせ番号は下記の通りです。
- +81-3-6327-5005
- 9:00-20:00(日本時間)有料
頭の数字は、滞在している国によって異なる「国際番号」が入るので、その部分は変えて発信する必要があります。
頼れる場所があるのは、とても安心しますよね。
UQモバイルの他にも、いざという時の連絡先はスマホ以外でも確認できるようにしておく事が大切です。
海外・国内共にLINEでの通話はインターネットが必要である
日本国内で最も多く使われているLINE。
LINEには通話機能もある為「通常の電話はほとんど使わない!」という人も多いのではないでしょうか?
海外でスマホを使用する際に気を付けたいのが「LINEはインターネット通信が必要である」という事を、再確認しておく事です。
「データ使用量」にカウントされるので、ご自身の契約プランの内容を確認してから使うようにしましょう。
国際ローミングに対応してない端末もある
UQモバイルには、国際ローミングに対応していない端末もあります。
「国際ローミング」というのは、日本で使っている端末をそのまま海外でも同じように使えるシステムの事です。
対応している端末を使っているのであれば、端末の内の設定画面から「ローミング」をオンにすると簡単に使用が可能になります。
しかし、UQモバイルで発売している端末の中には対応していないものも含まれているので、注意が必要です。
海外への旅行や赴任の予定がある場合は、端末選びの際に国際ローミングに対応しているかどうかもあわせて確認しておきましょう。
データ通信必要なし!渡航先で使えるオススメ地図アプリ!
最後に、データ通信をしなくても使えるオススメ地図アプリをご紹介したいと思います。
海外に行く際に地図があるのとないのでは大きな差ですから、事前のダウンロードがとってもオススメです。
maps.meは、iPhoneやAndroidユーザーなら誰でも無料でダウンロードできるアプリです。
事前に渡航予定の国(地域)の地図データをダウンロードしておくことで、データ通信をしていなくでも地図を見ることができます。
自分の位置もリアルタイムで地図上に示してくれるので、非常に便利ですよ。
iPhoneの方はmaps.meダウンロードから、Androidの方はmaps.meダウンロードからアプリをダウンロードしてくださいね!
もしくは、Google Mapのデータをダウンロードしておくことも可能です。
Google Mapならわざわざ別のアプリをダウンロードしておく必要がないので便利ですし、最新の地図情報がダウンロードできるのがメリットです。
Googleアカウントにログインした状態で、Google mapアプリから「オフラインマップ」をタップ
「ダウンロード」をタップ(ダウンロード時はWiFi環境が必要)
オフラインでも利用可能に!
ただ、Google mapの場合、オンフラインだと徒歩での経路を表示することができません。
先ほどご紹介したmap.meの場合は、徒歩の経路も表示可能ですので、徒歩移動が多くなりそうな方はmap.meの方が便利かもしれません。
徒歩の道順は表示不可。車の道順であれば可。
どちらも無料ですので、不安な方は両方ダウンロードしてみて便利そうな方を使ってみるのも良いと思います。
まとめ:UQモバイルは海外では音声通話とSMSなら利用に加え、データ通信も可能に
今回は、UQモバイルを海外で使う場合の注意点や料金をご紹介しました。
UQモバイルは元々海外で音声通話とSMSのみ利用可能でしたが、現在はauの「au海外放題」に対応し、データ通信もできるようになっています。
通信量使い放題でを、予約をすれば24時間800円~の低価格で渡航先でも使えます。
アプリより、忘れず事前予約をしておきましょう。
そして海外でそのまま音声通話を利用する場合は、利用料に気をつけてくださいね。
「帰国したらUQモバイルの数十万の請求があった」なんてことになったら、せっかくの楽しかった旅行の思い出も台無しですし、本当に笑えません…(笑)
やはり、通話は緊急時用と考えていた方が安心だと思います。LINE通話やIP電話をうまく使って、通話料金は最小限に抑えましょう。