14分間のショートアニメとなる同作は、1996年2月27日に「ポケットモンスター 」シリーズ最初のゲームソフト「ポケットモンスター 赤・緑」が発売されたことを祝う「Pokémon Day(ポケモンデー)2025」の記念作品。「記念すべき日」をテーマに、木村拓監督(スタジオ・レモン)のもと、「君の名は。 」「すずめの戸締まり 」などを手がけたコミックス・ウェーブ・フィルム が制作する。
(C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. 郵便配達員のカイリューに憧れ、エース配達員を目指すパルデア地方の少女・ハナ(CV:福本莉子 )は、ある日宛先のない手紙を渡され、その差出人を探すべく相棒のホゲータとともに街中を走り回ることに。やがて差出人の少年リオを見つけだし、手紙がカントー地方に単身赴任しているリオの父の誕生日を祝うために書かれたものであることが判明するが、その日はすでに誕生日当日だった。
(C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. 「suis from ヨルシカ×Evan Call」による主題歌「紙ひこうき 」が流れる予告映像には、ハナがカイリューの背に乗って世界中を飛び回る様子を収録。さらに、カイリュー、カイオーガ、ホゲータ、イッカネズミ(4ひきかぞく)、ウミトリオやウミディグダなど、作中に登場するポケモンたちの場面写真も初披露されている。
(C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
また「ポケモン」に関する最新情報を公開する映像コンテンツ「Pokémon Presents(ポケモンプレゼンツ)」が、「カイリューとゆうびんやさん」公開当日の「Pokémon Day(2月27日)」午後11時から、ポケモン公式YouTubeチャンネルほかで配信されることも決まった。
木村監督と脚本を担当した七健太郎へのインタビュー抜粋は以下の通り。
【木村拓(監督)/七健太郎(脚本) インタビュー】 ・2025年2月27日の「Pokémon Day」にあわせて本作が公開されます。今回作品に携わることが決まった際の心境を教えてください。
木村:私が今年で30歳(※2024年末当時)なので、29周年のポケモンとはほとんど同世代です。小さい頃から身近に感じていたポケモンにお仕事で関われると聞いたときは、うれしい驚きと同時に「本当に自分がやるのか」と半信半疑でした。 また、最初にお話しをいただいたときはもう少し小規模な企画だったんですが、練り上げるにつれてどんどん企画が膨らんでいき、「Pokémon Day」の目玉になるような作品になっていって。最初は緊張やプレッシャーもありましたが、スタッフの皆さんが良い映像にしていってくれたので、ワクワクが勝っていったなと思っています。
七さん:私は90年生まれで「ポケットモンスター 赤・緑」が発売されたのは6歳くらいの時でした。なので、自分にとってポケモンは子供の頃からそばにいる友だちみたいな感覚だったため、「子供のころからの友だちと大人になって一緒に仕事ができるなんて、こんなに光栄なことはない!」という気持ちでした。
(C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. ・「ポケモン」を題材にしたアニメーション作品を制作するにあたり、おふたりがこだわった点はそれぞれどのポイントになりますか。
木村:今回「2種類のポケモン」をしっかり描きたいと思いました。まずひとつは郵便局で人間と良い関係性を持って働くポケモン。もうひとつは、自然や群れのなかで生き生きと暮らしている野生のポケモンたち。その数が多くアニメーションで描くのはひと苦労なのですが、その大変さから逃げることなく、しっかりと描きました。
七:ポケモンたちが存在する豊かさや喜びに満ちた作品にしたいと思ったので、「ポケモンがいる世界っていいな」という気持ちを脚本に落とし込んでいきました。また、我々の
コミックス・ウェーブ・フィルム というスタジオが風景や世界の描き方に定評をいただいているので、その強みを生かしてポケモンの世界の美しさを表現できるような物語にしようと意識しました。
(C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. ・一番見どころだと思うシーン、注目してほしいシーンはどこですか? その理由も教えてください。
木村: 全部と言ってしまえば全部なんですが(笑)、やっぱりカイリューの飛行シーンは外せないです。そのなかでもとくに、カイオーガが出てくるシーンがあるのですが、参加する段階で「伝説のポケモンを登場させてもいい」と聞いたので、カイオーガなど描いたイメージボードを提出したところ、七さんが脚本のなかに入れ込んでくれたので、気合を入れて描きました。カイオーガには “あめふらし”という特性もあるのですが、
コミックス・ウェーブ・フィルム さんが描く雨の描写など含めて綺麗なシーンになっているので、注目して見てほしいです。
(C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. 七: カイオーガのシーンは、木村監督のイメージボードがとてもビジュアル的に鮮烈でいいなと思ったので、物語の中でとくにテンションが上がる部分に入れたのですが、これまた木村監督にすごくいい演出を付けていただいたので、視聴者の方々に楽しんでもらえたらうれしいです。 また、今作は世界的に活躍されているEvan Callさんに音楽を担当していただき、劇中曲にも力が入っています。木村監督がEvan Callさんと打ち合わせしたときに、洋画のような雰囲気を感じられる音楽にしたいとお伝えしたところ、まさにこれぞ! というようなぴったりな音楽を作っていただけました。suisさんの歌唱も素晴らしくて、音楽が作品の魅力を 10倍、100倍にもしてくれたと感じているので、アニメーションとあわせて注目してほしいです。
(C)2025 Pokémon. (C)1995-2025 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. ・ポケモンを愛するファンの皆様にメッセージをお願いします。
木村:今回29周年記念ということで、なるべくさまざまなシリーズ作品のポケモンを登場させてもらいました。物語の構成的にも、パルデア地方からだんだんシリーズを遡っていくような工夫を施しています。そのため、どのシリーズ作品でポケモンと触れ合った人でも楽しんでいただける、29周年にふさわしい作品になっていると思います。小ネタなどもたくさん用意しているので、何回でも見ていただけたらなと思っています。
七:私もポケモンを愛するファンのひとりとして「こういうポケモンを見たかった」と思えるような作品にしたつもりなので、ポケモンファンの方々に楽しく見てもらえたらすごくうれしいです。 また、短編ではありますが、スタッフ一同、映画のような見応えのある作品を目指して作りました。小さな画面だけでは伝わり切らない、スクリーンでの鑑賞に堪えうる迫力あるシーンもあるので、できれば大画面で見てもらいたいです。 もし映画館で見てみたいと思ってもらえる方がいましたら、ぜひ株式会社ポケモンさんにメッセージをお寄せください!(笑)
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