中学時代にBOOKOFFで文庫版を全巻揃えたのが懐かしい‥‥
全く世代ではないが、個性を恥じるな!堂々としろ!という奇面組ら変態たちの狂乱コメディは読んでいて飽きなかった。まあ確かに諸事情により終盤は二番煎じな話の繰り返しや、当時大炎上した夢オチに椅子から転げ落ちる気持ちにはなったが、新沢基栄が腰痛に悩まされながらも何だかんだ完結させた気概は十分に感じさせる。
そんな思い入れの深い作品のアニメ版は、ギャグアニメ特有の弱冠のテンポの悪さや、構成の都合上リストラされてしまった教師群と脇役たちが多く、またオリジナルストーリーもあまり褒められたものではないが、原作にはない展開に持って行きつつ、ちゃんとオチをつけるアニメ制作陣の拘りはある。
動物虐待、同性愛の否定、ルッキズム批判、それも外見の中でも最も目がいくであろう顔そのものをネタにする描写も含まれるので絶対に今地上波では流せないが、PTAにうしろゆびさされながらも昭和のノリに浸れる意味では、原作ファンとしても満足出来る内容だった。
それにしても新沢先生今何してるのかな?