〈注目されたがりなシグネは、皮膚病を引き起こすとニュースで見たロシアの薬を過剰摂取。他者から憐憫の視線を勝ち取るが……?〉
監督はニコラス・ケイジ×A24のタッグ作品も手掛けている方。
主人公が終始ヤバいタイプ。わざとらしい仕草や目配せ、いちいち映像化する妄想(脳内リアリティーショー)に構ってちゃんのキツさ満点。故に、終盤での配慮が針のように突き刺さる体感でゾワゾワ。ボディホラーのテイストもあって新鮮だった
多様性と聞こえは良いが、それを売り物にする動きって現実でもあるよな〜と、シグネの友人によるアドバイスを聞いて思ったり
面倒なバカ同士、勝手にやってろ!視界から消えて!!
…とは思いつつも、大小あれどSNSをする人間は陥り得る症状である。不快な主人公ではあるが、不特定多数の無責任な承認に潜む危うさを上手く描いており見応えがあった!