ずっと気になっていた映画。上映終了前日に映画館でやっと見られた。
見て良かった。でもすごく重い。特に子どもが人身売買のために連れ去られてしまう、実際の防犯カメラのシーンは衝撃。
映画の中で姉弟は無事救出されたけれども、まだまだ涙を流している子どもが世界中にいる現実。我が子が連れ去られ、救出されない親の悲しみと苦労。行方不明の子どもは数字ではなく、かけがえのない命なんだと思うと涙が止まらない。
画面越しに語りかけるジム•かヴィーゼルさんの言葉。人身売買は今、年間1500億ドル以上の一大ビジネスになっている。1年間で2200万件のポルノ画像がネットに掲載され、過去5年間で人身売買の件数は5000%に膨れ上がっている。
最も衝撃を受けたのは、「奴隷としての生活を余儀なくされている人の数は、奴隷制度が合法だった時代と比べても、過去最大だ」
そして、その犠牲になっている子どもたちの数はアメリカが最大。なんと100万人の子どもが性奴隷として監禁されているとのこと。
映画を見に来るよう周りに伝えてほしい、と訴える。このようなアプローチは初めてだけどすごく効果的だと思う。
全てにおいて衝撃的な映画だった。