一人の娘を助ける夢が17万人を救う夢に。みんな泣けてるようなので、間違いのない感動ものとして、いつか観たいと思っていた本作。日本への帰国便機内で鑑賞。関係者存命中の実話ものの映画化って日本では難しい印象だったが、製作WOWOWの本気を見た。大泉洋の大泉洋にしか見えない芝居じみた芝居が好きではないんだけども本作ではあまり気にならなかったのは月川監督の手腕か、大泉自身の成長か?ずるいとも言えるのが、医療もの、開発もの、難病もの、家族愛に命のタイムリミットまで設けられ、どこを切っても感動要素。感動の連続花火が綺麗に決まり、こんなの泣くに決まってる。父親ならなおのこと。心臓を患う次女役を東宝幕間ガール福本莉子が高校生から演じてたが、ちょっと高校生に見えない。長女役アラサー川栄の方が意外と高校生っぽく見えて吃驚。結局人工心臓開発に投じた十億近い費用はIABPカテーテルで回収できたのかが気になる貧乏くさい自分が嫌い。