このレビューはネタバレを含みます
岸田博士が設立した国立科学研究所SCEBAI(スケベイ)開発の、レオタードを着た女性人型決戦兵器「エリアル」に搭乗し侵略宇宙人と戦う博士の姪と孫娘姉妹の三人娘達。伝説の!とか言うからずっと観てみたかった作品。どーやったら観れるのかと思ったらまさか配信されてるとは。80年代末に制作された4話OVA。ノリが同人作で、センスが良いとは言い難い。特撮&アニメオタク達による愛の詰まった作品なんだろうけど、脚本も作画もまぁ酷い出来。特にレイアウトがお粗末。著作権侵害という概念がなかった(嘘)バブル期に、いろんな作品をリスペクトしてオマージュしたであろうパロディネタ満載のコメディで特にガイナックス作品のオマージュが散見される。メカ作画で時々異常な密度の描き込みカットもあるが、キャラ動画は、カット毎にキャラ統一がされてなくて気になってしょうがない。作画監督何やってたの?やってることがみんな表面的でキャラに魅力感じない。倒産寸前の宇宙侵略企業の経費削減奮闘軸と主人公女子の大学受験奮闘軸とに地球にいる目的不明の宇宙人戦士?が絡む。ラブレターもらった⁈デートだ‼︎とどうでもいい女子高生描写とか、イメージで描く女子達のやり取りが無駄に長くて観てらんない。女子に露出の多いユニフォーム着せる訳でもなく、愛でたいのはレオタードの女子型ロボットってことなのかしら?オチもなんじゃそりゃ。翻ってアニメ表現は年々進化してるなぁと思うが声優の技術は昔からすごく、声優の演技で観れてしまう。岸田博士役の阪脩が流石に上手い。水谷優子と平野文も良い。サブキャラで山寺宏一と林原めぐみ。田中公平の劇伴も盛り上がる。