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2024.10.25 11:02

【後編】持続的成長をデザインできる企業とは〜サステナグロースカンパニー2024受賞企業発表

「サステナグロースカンパニー大賞」に続く、審査委員会推薦部門4賞、ノミネート部門6賞にも強い理念と独自の強みを有するビジネスを展開する個性的な企業が選出された。
ユニークビジネスモデル賞
ビーイングホールディングス 代表取締役社長 喜多甚一

◾️「運ばない物流®︎」で改革を主導
1986年、石川県金沢市にて喜多甚一が始めた鶏肉の卸売り配送から興ったビーイングホールディングスは現在、物流コンサルティングを主要事業にしている。2021年には「運ばない物流®︎」というパワーワードが同社の商標として認可された。
「従来はメーカー、卸業者、小売業者が独自の物流拠点を有し、その拠点間で配送が行われ、各現場で効率化がなされてきました。しかし、それはサプライチェーン全体で見ると部分最適化に過ぎず、無駄なコストだらけです。当社は生活物資に特化したSCM(Supply Chain Management)センターを多くの都府県に展開しています。そこにメーカー、卸業者、小売業者の物流拠点機能を集約することで『運ばない物流®︎』を実現しました。将来的には、SCMセンターに集まる多様なデータを活用したBtoCサービスも見据えています」

カスタマーデライト賞
MBS 理事長 石黒智也

◾️地域の命に一気通貫で寄り添う
MBS理事長の石黒智也は消化器内科の専門医として総合病院に勤務した後、内視鏡検査を強みにした街のかかりつけ医として神奈川県茅ヶ崎市で2016年に「湘南いしぐろクリニック」を開業。現在、関東に6拠点を展開している。
「あらゆる疾患を早期に発見するだけでなく、きめ細やかな事後対応で予防にも力点を置いた人間ドック・健康診断。麻酔の効き具合を随時観察しながら行う安心・安全の無痛内視鏡検査。末期がん患者の命のみとりまで対応するオーダーメイドの在宅医療。これらの取り組みが地域に認知され、受け入れ体制を順次増強したことで、21年以降に胃と大腸の内視鏡検査総数、23年以降に訪問診療の患者総数が激増しました。健康な状態からの早期発見、治療、さらには終末期医療まで、地域医療の全ステージをカバーしています」

エンプロイーサクセス賞
ティア 代表取締役社長 冨安徳久

◾️「ありがとう」が生きる力になる
冨安徳久が1997年に設立したティアは、2014年に葬儀業界で2社目の東証一部上場企業になった。
「私たちの強みは何かと問われたら、それは人財にほかなりません。『日本で一番“ありがとう”と言われる葬儀社になる』というのがティアの理念です。まず、遺族の方々から感謝の言葉を頂戴する。その後で、給料を手にする。この順番、この道理を忘れてはなりません。ティアでは葬儀の仕事を『志事』と表現しています。単に仕えるのではなくて『志をもって事をなす』という意味に置き換えているのです。私たちの『志事』は、『ありがとう』の言葉なくして成立しません。だから、社員への理念教育を大切にしています」
ティアの故人の想いに寄り添う「世界でたったひとつだけの葬儀」は、遺族から故人へ、遺族からティアへの「ありがとう」で満たされている。

社会貢献インパクト賞
ワンダーストレージホールディングス 代表取締役兼グループCEO 佐藤肇祐


◾️利用者も従業員もみんなで笑顔に
「本当に必要なサービスを誰もが安心して受けることができる社会」を目指し、2011年創業。徹底的な市場ニーズ調査を行い、中古物件を再利用してコストを見直し、誰もが生活しやすい価格帯の老人ホームを運営。地元の札幌市を中心に介護・医療・障がい者支援・給食サービスなど生活に必要な事業をプラットフォーム化し、経営を進めてきたのがワンダーストレージホールディングスだ。
「運営面では事業収入におけるKGIとKPIを細やかに設定することでマネジャーが運営しやすい仕組みをつくり、創業期から進めてきたDXを最大限に利用することで、サービスの質(=利用者満足度)を維持しています。同時に、他業種からの採用を積極的に行い、個々の経営におけるスキルアップを重視することで、従業員の退職率を業界平均より下げることもできています」

業績アップ賞
インターアクション 代表取締役社長 木地伸雄

◾️カスタマイズとスケールの相乗
インターアクション現社長の木地伸雄が取締役に就任した2008年、同社は債務超過で上場廃止寸前だった。しかし、現在は社員一人あたりの粗利が年間6,000万円超の高生産性企業に変貌した。
「インターアクションの創業は1992年。半導体検査装置を設計・開発し、米国の半導体メーカーに提供したのが始まりです。現在の主力製品はふたつ。イメージセンサーを検査するための『光源装置』と『瞳モジュール®︎』です。どちらの仕様も一様ではなく、モバイル用や車載用といった顧客の要望に合わせたカスタマイズ品になります。私たちの強みは顧客の要望、すなわち課題解決に向けたさまざまなハードルと個別に向き合いながら、製造工程をシステム化できているところ。カスタマイズ化とスケール化のバランスを追求した結果、光源装置では世界トップシェアを獲得しています」


Promoted by 船井総研グループ / text by Kiyoto Kuniryo / photographs by Shuji Goto / edited by Akio Takashiro