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考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

大学出願はダブルチェックで、思い込みに気をつける

 

今日は大学入試の出願のお話です。

 

出願時期をミスなく手続きをするために去年どんなことをしていたか?というようなことを書いてみようと思います。

 

 

まずは、入試要項をちゃんと読みました。

大学のHPなどの入試用のサイトなどがあると、それだけ読んでおけばいいかなと思う方もいるようですが、必ず入試要項は読みましょう。

我が家の場合、全部の入試要項を紙で手に入れました。

PDFでも読める大学ばかりだったのですが私がそれだと読みにくくて、自分で印刷したりテレメールで取り寄せしたりしました。

 

 

意外と見落としがちな話から。

 

いまは大学の出願はネットを使うところがほとんどだと思うのですが、出願する時に何が必要になるのか、あらかじめ見ておきましょう。

と聞くと、高校からもらう調査書とアップロードする写真でしょ?、あとは受験料の支払い方法の確認?それから角2封筒の用意とか、共通テスト成績請求票と浮かぶと思うのですが。

もう1つ、作文があるかどうかも確認しましょう。。

作文?一般入試だからそんなの無いでしょ、と思われた方、これがあったりするのですよ。

どうも2021年度の入試改革から、主体性、多様性、協働性に関する作文を書かせるというのが始まったらしいです。

 

例えば、

 

「高校生活において学校内外で「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」をもって活動・経験してきたことについて100文字以上500文字以内で入力してください」

 

というような項目が、Web出願している途中の画面で出てきたりします。

この作文があることを知らないと、えっ!これなに?とびっくりしてしまいます。

そしてWeb出願手続きは一旦停止してしまい、そこから作文とはなんぞや?から調べることに。

 

作文があるかどうかは入試要項で確認できるので、入試要項をみましょう。

としつこく「入試要項を読め読め」と言ってるのには理由があります。

大学のHPの入試サイトに入試の全体の流れが書いてあっても、この作文の事に触れてないなんていうことがあるからです。

どこの大学かは書きませんが、個人情報の入力の中の1つの項目として作文があるのですが、HPの出願の流れが書いてある所には、個人情報入力という言葉しか書かれていなかったりします。作文があるなら作文と書いといてくれたら親切なのにと思うのですけどね。

 

そういうこともあるので、自分の出願する大学に作文があるかどうかは、必ず入試要項で確認しましょう。

 

ほとんどの場合、作文は合否には関係ないと書いてあるようですが、中には合格判定ライン上に位置する場合に選抜に用いますと書いている大学もあるようなので、作文の取り扱いについても確認しておいた方がいいと思います。

もちろん作文を書く必要のない大学もあります。

 

息子の時は

東大は出願時の作文はありませんでした。(理三は志願理由書有り)

私立は、一般で受けた大学(1大学2学部)と共テ利用の出願を迷っていた大学(最終的に出願しませんでした)の両方で、出願時に主体性にまつわる作文の入力あり。

後期国立は、独自の作文のテーマあり、でした。

 

これを12月にチェックしておいたので、出願が始まる前に先に作文だけ用意しておこうということで、パソコンに作文データを作っておきました。

私立の方は文字数制限も主体性というテーマも似ていたので、どちらの大学にも出せるような書き方をして作文を1つ、国立後期は私立の作文を使いまわせないテーマの作文だったので別に1つ書きました。

年明けの出願の時は、用意しておいた作文を使ったので時間がかからずに終わりました。早めに用意しておいて良かったです。

ちなみに私大は、1つの大学で2学部出願だったのでパソコンの出願手続きは1度の入力で済み、作文も1つ入力するだけでOK郵送も1部です。

 

 

 

続いて日程の話。

 

大学受験において絶対に守らないといけないのは期日です。

Web出願手続き、受験料の払い込み、書類の郵送、入学金の支払い、入学の手続き。

大事な期日はこのあたりだと思うのですが、複数校受ける方がほとんどだと思うので、それぞれの大学で間違いのないように日程を管理することが大事です。

私は手書きのカレンダーと、スマホのカレンダー(受験情報は息子のカレンダーと共有)の両方で管理しました。

 

 

特に注意しないといけないなと思ったのは作業から到着までタイムラグのある書類の郵送で、これの締め切りの条件が意外と大学によって違ったりします。

 

1月〇日締切 締め切り日消印有効(書留・速達)

こういうのだと1月〇日までに必ず郵便局の窓口にいかないといけないとわかるからいいのですが。

 

 

ちょっとややこしいのは、

 

令和7年1月27日(月)~2月5日(水)17:00までに必着

ただし出願期限後に到着したものは、2月3日(月)までの消印があり、かつ、書留速達郵便に限り受け付けます。

 

一瞬、ん?となります。

2月4日に郵便局で書留速達で出して2月5日の17:00までに到着していれば受け付けられるけど、もしも2月4日に速達で出したにも関わらず到着が遅くなって2月6日に到着してしまった場合は、受け付けてもらえないということ。

ということは普通に考えれば、確実に受け付けてもらうためには2月3日までに書留速達で送らないといけないとなります。

期日だけでなくて、但し書きもちゃんと読んで理解しないといけない、うーん大変。

 

 

なんて話を息子としていたら、「消印っていつ押されるの?」と聞かれました。

あらためて聞かれると?

 

お知りになりたい方は郵便局のサイトのリンク貼っておきます。

www.post.japanpost.jp

 

 

何日から何日の間に手続きすればいいのねと思っているとなんだか忘れそうな気がしたので、我が家の場合は、先に、手続き期間中の何日にどんな作業を誰がやるか、という作業日を決めてしまいました。

 

パソコンを使ったWeb出願は息子と私の二人でダブルチェックしながらミスなくやろう!と決めていてお互いの都合のいい日を決めました。

そして郵便局の手続きも、誰が何日に持って行くのかも決めてしまいました。

出願なのでせっかくなら縁起のよい日に出したいよねと言ってて、締め切りぎりぎりではない大安や友引の日をあらかじめ調べて、その日に出願しようと決めました。

(締め切り間近だと、体調不良などのトラブルがあった時に困るので、そこは少し余裕をみて)

 

出願をするかどうか迷っていた私大の共テ利用の大学も、この日を最終決定にしようとあらかじめ日にちを決めておきました。

はっきり日にちを決めていたので、あとはカレンダーに書いたスケジュールに沿って手続きしたり動いたりすればOKでした。

 

直前まで出願を迷うこともあると思います。

大学の発表する出願速報をみながら倍率等を考慮して決めるとか、共通テストリサーチの結果をみて決めることも。

最後まで悩んで決めたいという場合もあると思いますが、そうはいっても締め切りは来てしまうので、確実に出願できる最終決断日はいつかというのは先に確認しておいて親子で共有しておくのがよいと思います。

 

 

 

そしてタイトルの、思い込みに気をつける

 

上に書いた作文のこともそうですが、まさか手続きにそんなことがあるなんてというようなことがあるかもしれません。

中学受験や高校受験の時と同じようなものでしょと思っていたり、上のお子さんの時と同じだろうと思っていると違う事もあるかもしれません。

思い込みは危険です。

 

今年の出願の時期にネットニュースになった話があります。

出願が郵送では間に合わなくて、締め切り当日に飛行機にのって直接出願書類を持って行ったというエピソード、それはお金もかかって大変だったね、という話だったのですが、もしかしたら読んだ方もいらっしゃるのかもしれません。

これのニュースを読んで、そうか間に合わなければ大学の窓口に直接持って行く手もあるのか!と一瞬思ってしまいそうになるのですけど。

大学によっては郵送のみでしか受け付けず、窓口受付はできないとしているところも多いです。

こんな風になんとなく読んだり聞いた情報を勝手に思い込むことも気をつけないといけません。

 

 

またこれはたまたま目にして、読んでぞっとしたエピソードなのですが、、。

受験勉強で大変なお子さんをみてて親御さんが、出願は全部やるから任せてと言ったはいいものの、後期国立の出願の日程を間違えて出願できなかったという話。

親御さんが、後期の出願は前期の出願の時期よりも後だろうと思い込んでいたようで、もうそろそろかなと確認したら、すでに締め切られていたそうです。

この話を読んでぞっとしたのは、これありえる話だなと思ったからです。

実は、私も後期の出願の日程を知った時に、えっ?こんなに早い時期なんだと思った覚えがあります。後期の試験は3月なのだから出願もそれに合わせた時期なんだろうと勝手に思い込んでいたと気がついたのです。

後期の出願って前期の出願の時期とほぼ同じなんですよね。

前期の結果次第で出願できるとかそういうものではなくて、前期が始まる前に後期も出願しておかないといけない。

うちは、後期の方の出願を先に終わらせて、後から前期の出願をしていました。

 

思い込みは禁物です。

 

 

何度もしつこいけれど、とにかく出願前は各大学の入試要項はしっかり読みましょう。

また、共通テストを受けられる方は、「受験上の注意」も早めに読んでおくことをおすすめします。持ち物や当日の服装などにかかわることも書いてありますので。

読むもの沢山あって大変なんですけど、大事なことなので頑張りましょう。

 

 

いま思い出すと、受験期の親のフォローで何が大変だったかっていうと、絶対に手続きのミスをしないという緊張感がずっとつきまとっていたことだなと思い出します。

 

ひとりで大事なことをやっているとうっかり抜けてしまうこともあるかもしれないので、受験生と親御さん、ご夫婦で確認、受験生の兄弟等々、できるだけ複数人でチェックしながら確実に進めていく方が良いと思います。

 

うちは息子と私で確認しながら色々すすめて行って受験が終わるまでは何もミスなく終えたのですが。

その後の入学手続きのところで、あやうく1つ手続きを忘れるところでした。

入学手続きはほとんど息子にまかせていたのですけど、たまたま私が気がついて息子に調べさせたら期限ぎりぎりの手続きでした。

まぁ期限が過ぎていても大丈夫なものではあったのですけど。

大学出願から入学まで、手続き関係が本当に大変だったなと思い出します。

 

 

*おまけ

高校の調査書も多めにもらっておきましょう。

急きょ出願を増やそうと思った時、ネットで出願できるし受験料はクレカで払えるので自宅で手続きができますが、調査書を持っていないと高校に頼まないといけません。土日は手続きできない、自由登校になっている時期だと調査書をもらうためにわざわざ高校へ行かないといけない、発行まで日数がかかって間に合わないなんてこともあるかもしれません。手元に余分があれば安心です。

 

大学によっては同じ学部を受験する場合でも、受験番号によって受験する校舎の場所が全く違う(最寄駅も違う)場合があります。息子が受けた大学もそうでした。息子は早めの受験番号が受ける校舎の方で受けたかったので出願手続きが始まってすぐに手続きをしたので思っていた校舎で受けることができました。その大学は受験番号は受付順に決まるということも事前に調べておきました。

受験番号によって受験の場所が変わることがあるかもしれないという例です。

ちなみに東大の受験番号は受付順ではなくあいうえお順だそうなので、出願の時期が早くても遅くても関係ないそうです。

 

 

 

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