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“其手”の読み方と例文
読み方割合
そのて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちひさく、はなあかく、肩幅かたはゞひろく、せいたかく、手足てあし圖※づぬけておほきい、其手そのてつかまへられやうものなら呼吸こきふまりさうな。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
眞箇ほんとだ、可厭いやになつちまう、さうだとも、まツたくさ!』『ぼくつたとほりにおよ、卑怯ひけうだね!』つひあいちやんはふたゝ其手そのてばしてモ一くうつかみました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
海はとゞろきわたりて、若き牧神フォーンごとく吹く風は、其手そのておさゆるころもぎて、路上に若き女をはずかしめんとす。あたゝかく、うつら/\と暮れて行く Basqueバスク の里の夕まぐれ。