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嘘
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ふ
ふりがな文庫
“
嘘
(
ふ
)” の例文
尊き父の第四の
族
(
やから
)
かゝる姿にてかしこにありき、父は
氣息
(
いき
)
を
嘘
(
ふ
)
く
状
(
さま
)
と子を生むさまとを示しつゝ絶えずこれを
飽
(
あ
)
かしめ給ふ 四九—五一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
松田氏の精確なる記性と明快なる論断とが
微
(
なか
)
つたなら、わたくしは或は一堆の故紙に性命を
嘘
(
ふ
)
き入るゝことを得なかつたかも知れない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
こんな事を思いながら、男は女の手を取って、それを長い間握っていた。そしてその手の上に、ゆるやかに息を
嘘
(
ふ
)
き掛けていた。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
嘘
(
ふ
)
き掛けたただの一息で、
無
(
む
)
にするのを忍ばねばならぬ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
彼は
苦
(
くるし
)
き
息
(
いき
)
を
嘘
(
ふ
)
きぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
わがわたりゆく水は人いまだ越えしことなし、ミネルヴァ
氣息
(
いき
)
を
嘘
(
ふ
)
き、アポルロ我を導き、九のムーゼ我に北斗を指示す 七—九
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
「死は哲学の為めに真の、気息を
嘘
(
ふ
)
き込む神である、導きの神(Musagetes)である」と
Schopenhauer
(
シヨオペンハウエル
)
は云つた。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
(ファウストに息を
嘘
(
ふ
)
き掛け、退場。)
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
客観
(
かっかん
)
的には元から幽霊は幽霊であったのだが、昔それに無い内容を
嘘
(
ふ
)
き入れて、有りそうにした主観までが、今は消え失せてしまっている。
百物語
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
願はくは汝わが胸に入り、かつてマルシーアをその身の
鞘
(
さや
)
より拔き出せる時のごとくに
氣息
(
いき
)
を
嘘
(
ふ
)
け 一九—二一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
二重の息を
嘘
(
ふ
)
き掛けたりする
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
“嘘”の意味
《名詞》
(息を) ふく
(日本語のみの用法) うそ
(出典:Wiktionary)
“嘘”の解説
嘘(うそ)は事実ではないこと。人間をだますために言う、事実とは異なる言葉。偽りとも。
「嘘」は拡張新字体であり、印刷標準字体は「噓」である。
(出典:Wikipedia)
嘘
漢検準1級
部首:⼝
14画
“嘘”を含む語句
嘘言
大嘘
嘘偽
嘘吐
吹嘘
嘘説
嘘僞
嘘八百
長嘘
嘘入
嘘吐者
嘘唏
嘘詐
嘘言癖
太息嘘
大嘘吐
生嘘
絵嘘事
嘘誉
嘘字盡
...