Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
“形影”の読み方と例文
読み方割合
けいえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
走りわっぱの幼時から、俊基に可愛がられて来て、このおあるじに仕えること、形影けいえいもただならぬ侍童の菊王は
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとひそれが形影けいえい相伴あいともなはぬもので、実際は寧ろ男爵自身の乱行の反映と見た方が正しかつたにせよ、やはり幾分は彼女の病弱のせゐにしていいやうに考へられる。
垂水 (新字旧仮名) / 神西清(著)
歳暮にはじまり元旦で終るので、回文格かいぶんかくだなどと支考は理窟をいっているが、俳文の格などはどうでもいい。「影法師対」の内容は近頃の人も時々やる形影けいえい問答である。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)