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“撩乱”の読み方と例文
旧字:撩亂
読み方割合
りょうらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳、桜、山吹、紅梅、萌黄もえぎなどのうちぎ唐衣からぎぬなどから、鏡台のあたりには、釵子さし、紅、白粉など、撩乱りょうらんの様であった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
撩乱りょうらん目を奪うばかりの曲だ。「第三ピアノ協奏曲=ニ短調」をホロヴィッツのピアノでロンドン交響管弦団の入れたのもあったが、これは廃盤になった。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
ある時は一弁いちべんの花に化し、あるときは一双いっそうちょうに化し、あるはウォーヅウォースのごとく、一団の水仙に化して、心を沢風たくふううち撩乱りょうらんせしむる事もあろうが
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)