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淙々
ふりがな文庫
“淙々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そうそう
94.1%
そう/\
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうそう
(逆引き)
波は岩を、岩は波を噛んで、ここに
囂々
(
ごうごう
)
、
淙々
(
そうそう
)
の音を
成
(
な
)
しつつ、再び変圧し、転廻し、
捲騰
(
けんとう
)
し、
擾乱
(
じょうらん
)
する豪快無比の壮観を現出する。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
水
淙々
(
そうそう
)
、風
蕭々
(
しょうしょう
)
、夕闇とともにひどく冷気も迫って、謙信の胸は、なお帰らぬ
麾下
(
きか
)
の将士のうえに、
傷
(
いた
)
み
哀
(
かなし
)
まずにはいられなかった。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
淙々(そうそう)の例文をもっと
(48作品)
見る
そう/\
(逆引き)
泣
(
な
)
いたのと
暴
(
あば
)
れたので
幾干
(
いくら
)
か
胸
(
むね
)
がすくと
共
(
とも
)
に、
次第
(
しだい
)
に
疲
(
つか
)
れて
來
(
き
)
たので、いつか
其處
(
そこ
)
に
臥
(
ね
)
てしまひ、
自分
(
じぶん
)
は
蒼々
(
さう/\
)
たる
大空
(
おほぞら
)
を
見上
(
みあ
)
げて
居
(
ゐ
)
ると、
川瀬
(
かはせ
)
の
音
(
おと
)
が
淙々
(
そう/\
)
として
聞
(
きこ
)
える。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
水の音が静かに絶えず
淙々
(
そう/\
)
としてきこえてゐた。もう一人の方の肥つた女中は、いつものやうに、軽い足音を立てゝそこに上つて来て、西日を遮るための日蔽ひをぱたりと下した。
浴室
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
淙々(そう/\)の例文をもっと
(3作品)
見る
淙
漢検1級
部首:⽔
11画
々
3画
“淙々”のふりがなが多い著者
吉川英治
中里介山
林不忘
国木田独歩
北原白秋
岡本かの子
佐藤垢石
泉鏡太郎
菊池寛
有島武郎