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甍
ふりがな文庫
“甍”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いらか
96.8%
かわら
1.9%
がわら
0.6%
ぼう
0.6%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いらか
(逆引き)
洛内四十八ヵ所の
篝屋
(
かがりや
)
の火も、つねより明々と辻を照らし、淡い
夜靄
(
よもや
)
をこめた
巽
(
たつみ
)
の空には、羅生門の
甍
(
いらか
)
が、夢のように浮いて見えた。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甍(いらか)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かわら
(逆引き)
左が一段高く、そこの樹林の中を
潜
(
くぐ
)
ると、並んではいますが棟が別で、落葉のままに
甍
(
かわら
)
が見えます。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
甍(かわら)の例文をもっと
(3作品)
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がわら
(逆引き)
あの煙突の真下の赤い西洋
甍
(
がわら
)
は、なんとかいう有名な将軍のものであって、あのへんから毎夜、謡曲のしらべが聞えるのだ。赤い甍から
椎
(
しい
)
の並木がうねうねと南へ伸びている。
彼は昔の彼ならず
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
甍(がわら)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
ぼう
(逆引き)
仰ぐと、黄金の
甍
(
ぼう
)
、
白碧
(
はくへき
)
の
楼台
(
ろうだい
)
、大坂城の大天守閣は、市のどこからでも見える。三郎兵衛は田舎者のように、大路小路を迷って、ようやく、脇坂甚内の邸をたずねあてた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甍(ぼう)の例文をもっと
(1作品)
見る
甍
漢検1級
部首:⽡
15画
“甍”の関連語
屋根瓦
平瓦
“甍”を含む語句
瓦甍
棟甍
紅甍
高甍
黄金甍
“甍”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
吉川英治
林不忘
大阪圭吉
作者不詳
北原白秋
高浜虚子
国枝史郎
泉鏡花
葉山嘉樹