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遣場
ふりがな文庫
“遣場”の読み方と例文
読み方
割合
やりば
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やりば
(逆引き)
かえって夫人がさしうつむいた、顔を見るだに
哀
(
あわれ
)
さに、
傍
(
かたえ
)
へそらす目の
遣場
(
やりば
)
、
件
(
くだん
)
の手帳を読むともなく、はらはらと四五枚かえして
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの時お前のお
父
(
とっ
)
さんは、お前の
遣場
(
やりば
)
に困って、
阿母
(
おっか
)
さんへの
面
(
つら
)
あてに川へでも棄ててしまおうかと思ったくらいだったと云う話だよ。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
で、なく、あの迷妄を
一途
(
いちず
)
に持ち続けていたらあの
遣場
(
やりば
)
のない情熱のために、この身は風船のように破裂したに相違あるまい。
吊籠と月光と
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
遣場(やりば)の例文をもっと
(17作品)
見る
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“遣”で始まる語句
遣
遣瀬
遣口
遣戸
遣手
遣繰
遣切
遣方
遣付
遣取
“遣場”のふりがなが多い著者
石川啄木
泉鏡花
徳田秋声
泉鏡太郎
夏目漱石
永井荷風
吉川英治
牧野信一