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“鈴木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すずき90.9%
すゞき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只（ただ）の宿屋には泊られないから、江戸に這入（はいっ）たらば堀留（ほりどめ）の鈴木（すずき）と云う船宿に清水が先へ行（いっ）て待（まっ）て居るから其処（そこ）へ来いと云う約束がしてある。
福翁自伝：02 福翁自伝 (新字新仮名) ／ 福沢諭吉(著)
明治十一年のこと、当時私は未（ま）だ廿五（にじゅうご）歳の青年であったが、東京（とうきょう）へ上京して四年後で、芝（しば）の花園橋（はなぞのばし）の直（す）ぐ近所の鈴木（すずき）某氏の門弟であった頃だ。
死神 (新字新仮名) ／ 岡崎雪声(著)
「先（せん）に鈴木（すゞき）（お婿さん）に逢つた時はまだ書生だと思つて居たが、今度来て見ると……どうしてナカ／＼立派なものだよ……」姉妹（きやうだい）の耳には聞き遁（のが）せないやうな話が後（あと）から後から出て来る。
出発 (新字旧仮名) ／ 島崎藤村(著)