小学校に通う6歳の娘と幼稚園に通う4歳の息子を育てながら、笑いと感動を描いた子育て漫画をブログインスタグラム@yuihanada7)で発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。日々子育てをしながら、思わず笑ってしまったことや子どもたちから学んだことなどを漫画にしています。

今回は、2024年4月に小学1年生になった長女の学校でのお話です。幼稚園にしても小学校にしても中学校にしても、教育における方針や取り組み、規模などは学校によってさまざま。それに対して良い・悪いと思う価値観も人それぞれです。そんな教育の場において、はなゆいさん親子が初めて経験することとなった葛藤について綴っていただきました。

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幼稚園と小学校のギャップが大きかった

みなさん、こんにちは。小学生と幼稚園児を子育て中のはなゆいです。今回は、長女のまる子が迎えた「小学校の壁」についてお届けします。

当然といえば当然ですが、幼稚園と小学校では、学ぶ内容や生活、団体行動など、違いがあります。ただ、入学当初のまる子にとっては、そのギャップが大きかったようで「小学校の壁」にぶち当たってしまいました。

なぜギャップを大きく感じたかと申しますと、お世話になった幼稚園は規模が小さく、そのため個々の意見をそれぞれに受け止めてくれたから、というのがあります(現在通っている小学校の対応が悪い、という意図は皆無です)。

 

自由にのびのび育ってきたまる子が、座学や決まりごとの多い小学校で問題なくやっていけるのだろうか? そんな不安は、実は入学前から私は持っていました。

しかし入学すると、娘は意外にもたくましく、周りとうまくやれるようになっていった……かのように見えました。しかし、学校行事での行動をめぐり「幼稚園と小学校の違い」を思い知らされる出来事に遭遇。

「個」を尊重してくれる幼稚園で生活してきたまる子。「集団での活動」が多い小学校。そのギャップに対して、いかに折り合いをつけていくか、今回は親子の葛藤の話です。