とうとう情報番組で取り扱われることになった
中居正広が1月9日、「女性とのトラブルで9000万円の示談金を支払った」と報じられている件について、事実と認めた上で謝罪する声明を発表。これを受け10日に、多数のテレビ情報番組でこの問題が扱われ始めた。それでも、報道の姿勢はかなり消極的なもので、キャスターやコメンテーターが私見を述べた番組は一部にとどまった。
この「9000万円女性トラブル」は昨年から大騒ぎとなっていたのに、年が明けても情報番組で扱われなかったことについて、ある番組プロデューサーは「中居さんほどの大物になると、いろいろな事情が絡んできますから」と、その内情を打ち明けた。
このプロデューサーは年明け5日まで、番組全体の管理を決める編成局に、取り扱いができないか相談していたというが、即答で「今は無理だ」と言われたという。一体、誰が中居の問題のテレビ報道を止めていたのか。
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情報番組で芸能ゴシップを取り扱う場合、通常は芸能デスクなる役職が選別を担っているのだが、「中居さんほどの大物タレントの場合、デスクひとりで判断はできない」とプロデューサーは語る。
「編成会議というのがあって、いわゆる上層部と呼ばれる、編成局の人たちと会社役員、そこに芸能デスクも参加して話し合いをするんですが、そこにCM担当の広告営業の責任者も参加します。スポンサー企業からの声はここで伝わります」
各局、中居の出演番組に放送見送りなど大きな影響が出たのも、この編成会議で、広告営業の意見を汲んだものと見られている。事実、出演していたソフトバンク、タイミーのCM動画は削除され、スポンサー企業の「拒否姿勢」が露になった。