フォーリンラブのバービーさんと2021年4月に結婚し、2024年8月に第一子が誕生した夫・つーたんさんの連載「#nofilter」(毎月14日公開予定)。前回の記事では、初めての育児に向けて約3ヵ月半の育休を取得し、子育ての感動を体感できた幸せとともに、育休を取得していなければ生活がうまくまわらなかったと子育てのリアルも綴ってくれたつーたんさん。今回は、SNSでたびたび過熱する「子持ち様論争」について考えました。

つーたんさんの過去記事、一覧はこちらから!
連載「#nofilter」記事一覧
連載「僕の妻は”女”芸人」記事一覧

Xに「子持ち様論争」がやたらと出てくる

子どもが生まれ、初めて迎えた年末年始は東京から一歩も出ていない。思う存分、自宅でゆっくりと家族時間を満喫した。

休みに入る前は、いつかは見たいと思い続けているあのドラマを一気見しよう、買ったまま本棚に押し込まれている本をついに読みはじめよう、などと意気込んでいた。

しかし、実際は子どものお世話をして、ごろごろスマホを見ていたらあっという間に日が暮れていく。結局のところ、楽しみにしていた初日の出さえ、寝過ごしてしまい見られなかった。

写真提供/つーたん
 

そんな中、あてもなくXを見漁っていると、“子持ち様論争”がやたらとタイムラインに表示される。「これだから子持ち様は……」というような子どもを持つ親に向けられた呆れや怒り。

「子持ち様」日々生活する中で身近にそういった論争を聞いたことがなかったので、僕はてっきり、職場内でさまざまな理由から特別扱いを受けるママパパに対して使われる、あくまでもネットスラングかと思っていた。

しかし、どうやらその域に留まっていないらしい。職場だけでなく、友人との関係や、見ず知らずの人とのワンシーンなどにおいても、子連れへの不満を吐き出す際に、子持ち様というなんとも皮肉たっぷりの表現が使われているようだ。