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隠れ菊』(かくれぎく)は、連城三紀彦小説1994年4月1日から1995年3月31日まで『静岡新聞』で連載され、1996年新潮社から単行本が刊行された。第9回柴田錬三郎賞受賞作品。

隠れ菊
著者 連城三紀彦
発行日 1996年2月29日(新潮社)
1999年3月1日新潮文庫・上下巻)
2013年7月25日集英社文庫・上下巻)
発行元 新潮社
集英社
ジャンル 恋愛ミステリー
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本文庫本
ページ数 580
369(新潮社文庫・上巻)
431(新潮社文庫・下巻)
369(集英社文庫・上巻)
430(集英社文庫・下巻)
コード ISBN 978-4-10-347506-4
ウィキポータル 文学
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たびたびテレビドラマされており、1996年フジテレビ系で『ゆずれない夜』が、2016年NHK BSプレミアムの「プレミアムドラマ」枠で同名連続ドラマが、2018年テレビ朝日系で『あなたには渡さない』が放送されている。

また、1998年1999年芸術座でそれぞれ舞台化されている[1]

あらすじ

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登場人物

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上島通子
主婦。旧姓立石。
上島旬平
通子の夫。料亭「花ずみ」の板長。
矢萩多衣
旬平の愛人。金沢の酒蔵「矢萩商店」の社長。
笠井芯太郎
通子の兄の友人。建設会社の社長。
上島キク
旬平の母。故人。「花ずみ」の名女将。
上島儀平
旬平の父。故人。
堀口八重
「花ずみ」の女将。
前田秀次
「勝浪」の板前。「花ずみ」の元板長。
矢場耕一
「花ずみ」の板前。
野沢伸五
大手繊維会社社長。かつての「花ずみ」の得意客。
上島優美
通子の娘。高校生。
上島一希
通子の息子。中学生。
立石啓介
通子の兄。
立石佐知子
啓介の妻。
吉岡鶴代
儀平の愛人。
吉岡純代
鶴代の娘。優美のクラスメート。
大角六扇
日本画の大家。
大瀬健策
「勝浪」の主。
秋葉謙三
「小松食堂」の主。
秋葉安代
秋葉謙三の妻。
山下剛ノ介
キクと関係があった国会議員。

書誌情報

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テレビドラマ

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フジテレビ版

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ゆずれない夜』(ゆずれないよる)と題して、フジテレビ系列(関西テレビ制作)で1996年10月15日から12月17日まで放送された。主演は賀来千香子

NHK版

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隠れ菊
ジャンル 恋愛ミステリードラマ
原作 連城三紀彦
脚本 国井桂
演出 伊藤匡史
麻生学
出演者 観月ありさ
緒川たまき
前川泰之
渡辺典子
木下ほうか
高橋長英
茅島成美
中島ひろ子
合田雅吏
長田侑子
室井響
筒井道隆
松原智恵子
製作
製作総指揮 土屋勝裕(NHK)
玉江唯
プロデューサー 諸喜田由巳(イメージフィールド)
制作 NHK BSプレミアム
放送
放送国・地域  日本
放送期間2016年9月4日 - 10月23日
放送時間日曜22:00 - 22:49
放送枠プレミアムドラマ
放送分49分
回数8
公式サイト
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NHK BSプレミアムプレミアムドラマ」で2016年9月4日から10月23日まで毎週日曜22:00 - 22:49に放送された。主演は観月ありさ[2]

キャスト

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スタッフ

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放送日程

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各回 放送日 ラテ欄[3]
第1回 09月04日 料亭を舞台に女の戦いが、いま始まる!
第2回 09月11日 愛人に夫を売り渡す妻の覚悟!
第3回 09月18日 女将の前に新たな敵が現れる!
第4回 09月25日 先代の愛人の秘密
第5回 10月02日 女将に次々大問題が降りかかる
第6回 10月09日 愛人が明かす衝撃の秘密とは!
第7回 10月16日 妊娠発覚! 料亭女将最大の危機
最終回 10月23日 女将の秘策 最後に選ぶ道とは
NHK BSプレミアム プレミアムドラマ
前番組 番組名 次番組
受験のシンデレラ
(2016年7月10日 - 8月28日)
隠れ菊
(2016年9月4日 - 10月23日)
山女日記
〜女たちは頂を目指して〜

(2016年11月6日 - 12月18日)

テレビ朝日版

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あなたには渡さない』(あなたにはわたさない)と題して、テレビ朝日系列2018年11月10日から放送されている。主演は木村佳乃

舞台版

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芸術座の「東宝現代劇3・4月特別公演」として1998年と1999年の両年で公演された。

1998年版

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「東宝現代劇3・4月特別公演」として、平成10年3月4日(初日)から4月30日(千穐楽)の日程で芸術座にて公演された。

出演者 (出演順)

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スタッフ等

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1999年版

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「東宝現代劇3・4月特別公演」として、平成11年3月4日(初日)から4月30日千穐楽の日程で芸術座にて公演された。

出演者(出演順)

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スタッフ等

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  • 連城三紀彦 = 原作(新潮社刊)ー柴田錬三郎賞受賞ー
  • 堀越真 = 脚本
  • 水谷幹夫 = 演出
  • 演出補 - 北村文典
  • 美術 - 朝倉摂
  • 照明 - 塚本悟
  • 音楽 - 津島利章
  • 効果 - 井口潤
  • 衣裳 - 八代泰二、宇野善子
  • 美術補 - 松野潤
  • 演出部 - 山崎圓、東和始、阿部雅一、郷田拓実、水谷勝
  • 制作 - 菅野悦晴、坂本義和
  • 衣裳協力 - Yukiko Hanai

脚注

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  1. ^ 芸術座東宝現代劇3・4月特別公演・隠れ菊舞台冊子(1998、1999年版)
  2. ^ a b c d 観月ありさ、三角関係描くドラマで新境地 25年連続主演の節目は「極力引き算」”. ORICON NEWS. オリコン (2016年8月23日). 2021年6月13日閲覧。
  3. ^ 該当各日 『朝日新聞』 テレビ欄。

外部リンク

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