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辻井伸行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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辻井 伸行(つじい のぶゆき、1988年9月13日 - )は、東京都豊島区出身のピアニスト上野学園大学に在学中。

これまでに、増山真佐子川上昌裕川上ゆかり横山幸雄田部京子に師事。

略歴

産婦人科医の父と元アナウンサーの母を両親に持ち、視覚障害者として生まれる。2001年3月、筑波大学附属盲学校(現在は視覚特別支援学校)小学部を卒業。[1] 2007年3月、東京音楽大学付属高等学校(ピアノ演奏家コース)を卒業。

1995年(7歳)、全日本盲学生音楽コンクール器楽部門ピアノの部第1位受賞。

1998年(10歳)、三枝成彰スペシャルコンサートで本名徹次指揮、大阪センチュリー交響楽団と共演し、鮮烈なデビューを飾った。

1999年(11歳)、全国PTNAピアノコンペティションD級で金賞を受賞した。

2000年(12歳)、第1回ソロ・リサイタルをサントリーホール小ホールにて行い、翌2001年すぐに第2回のソロ・リサイタルを開催した。この他に、神戸音楽祭に出演するなど日本各地でコンサート活動を行っている。

2002年に「佐渡裕ヤングピープルズ・コンサート」に出演した。また同年、東京オペラシティ・コンサートホールで行われた金聖響指揮、東京交響楽団とのコンサートでは、モーツァルトショパンのピアノ協奏曲2曲を演奏し、大成功を収めた。

2003年には齊藤一郎指揮、読売日本交響楽団と共演し、この公演は日本テレビ深夜の音楽会」で放送された。また秋山和慶指揮、東京交響楽団とサマーコンサート2003に出演した。

2004年には東京交響楽団の定期公演に出演し、大きな反響を得る。

2005年6月に、レオシュ・スワロフスキー指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、大成功を収めた。同年10月、ワルシャワで行なわれた第15回ショパン国際ピアノコンクールにて「ポーランド批評家賞」を受賞した。

2009年6月7日、アメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した(中国人ピアニスト張昊辰と同時優勝)。日本人として初の優勝である。同年7月13日台東区民栄誉章を受章した。

活動

すでに海外での活動も行っており、カーネギーホール・ワイルリサイタルホールにてアメリカ・デビューを飾った。ロシアモスクワ音楽院大ホール)、チェコ台湾などでも演奏している。

ディスコグラフィ

  1. 『第15回ショパン国際ピアノコンクールの記録 Vol.7 辻井伸行』(2005年末発売)
  2. debut』(2007年10月24日発売)オリコン2位、登場回数59回
  3. DVD『川のささやき〜辻井伸行サントリーホールLIVE!』(2008年6月25日発売)オリコン7位、登場回数8回
  4. 辻井伸行× 佐渡裕『ラフマニノフピアノ協奏曲第2番』(2008年10月22日発売)オリコン3位、登場回数24回
  5. 『感動のヴァン・クライバーン・コンクール・ライブ 』2009年9月9日(発売)オリコン17位、登場回数38回
  6. 『ショパン・コンクール2005〜ショパン作品集 』(2009年9月16日発売)オリコン128位、登場回数8回
  7. 『辻井伸行 世界が感動した奇跡のコンクール・ドキュメント』(2009年12月30日発売)オリコン76位、登場回数8回
  8. 『マイ・フェイヴァリッツ・ショパン 』(2010年3月24日発売)オリコン19位、登場回数16回
  9. 『感動のショパン〜ヴァン・クライバーン・コンクール・ライヴ』(2010年4月28日発売)オリコン25位、登場回数8回
  10. 『展覧会の絵』(2010年9月15日発売)オリコン43位、登場回数7回
  11. 辻井伸行×佐渡裕『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番』(2010年2月23日発売)オリコン176位
  12. 辻井伸行×佐渡裕『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』(発売)オリコン249位
  13. 『神様のカルテ~辻井伸行 自作集』(2011年7月27日発売)
  14. それでも、生きてゆく オリジナル・サウンドトラック』(2011年08月10日発売)

脚注

外部リンク