Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
コンテンツにスキップ

長母音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Loveless (会話 | 投稿記録) による 2008年4月16日 (水) 10:22個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ロボットによる 追加: pt:Quantidade vocálica)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

長母音(ながぼいん、ちょうぼいん)とは母音の持続時間が長いものをいう。これと対照的に持続時間が短いものは短母音(みじかぼいん、たんぼいん)と呼ばれる。

国際音声字母では母音の後ろに記号[ː]をつけて長母音を表す。短母音は何も記号をつけないことで表される。このほか、[ˑ](半長)と[  ̆ ](超短)の記号が用意されている。

長短の違いで意味の弁別を行う言語があり、日本語はその代表的な例である。中にはエストニア語のように短・長・超長の三段階で意味を区別する言語もあるが、非常に珍しく、ウラル語族にのみ見られる。

アメリカ英語ではアクセントがある緊張母音は長母音になるが、長さ自体は意味の弁別に機能しない。