閉鎖病棟 Closed Ward
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閉鎖病棟(へいさびょうとう)は、帚木蓬生の小説。 またここでは、劇場版の『いのちの海 Closed Ward』についても取り扱う。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
現役の精神科医でもある帚木蓬生による書き下ろし小説。病院の精神科の閉鎖病棟を舞台にした作品だが、トマス・ハリスの『羊たちの沈黙』や『ハンニバル』のような、昨今流行の異常心理ミステリとは違った、人間味溢れた群像ドラマであり、この作品で第8回山本周五郎賞を受賞。
九州のとある精神科病棟で、重く苦しい過去を背負いながらも、明るく生きようとする患者達と、その途中で起こる殺人事件とその意外な結末を描く。一応はサスペンスの形態を取ってはいるが、それよりも個性的な患者たちの生活に重点がおかれている。
映画『いのちの海 Closed Ward』
本作品は1999年にイーハーフィルムズによって映画化された。ロケ地は佐賀県鹿島市。
スタッフ