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閉鎖病棟 Closed Ward

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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閉鎖病棟』(へいさびょうとう)は、帚木蓬生の小説。

2つある映画版についても取り扱う。

概要

現役の精神科医でもある帚木蓬生による書き下ろし小説。病院の精神科の閉鎖病棟を舞台にした作品だが、トマス・ハリスの『ハンニバル・シリーズ』のような、昨今流行の異常心理ミステリとは違った人間味溢れた群像ドラマであり、この作品で第8回山本周五郎賞を受賞。

九州のとある精神科病棟で、重く苦しい過去を背負いながらも、明るく生きようとする患者達と、その途中で起こる殺人事件とその意外な結末を描く。一応はサスペンスの形態を取ってはいるが、それよりも個性的な患者たちの生活に重点がおかれている。

映画

1999年と2019年に映画化。

1999年版

いのちの海 Closed Ward
監督 福原進
脚本 石堂淑朗
西村雄一郎
原作 帚木蓬生
製作 田中はくどう
出演者 上良早紀
頭師佳孝
芦屋小雁
林泰文
中村嘉葎雄
安岡力也
音楽 池辺晋一郎
撮影 坂本典隆
編集 菊池純一
鵜飼邦彦
配給 イーハーフィルムズ
公開 日本の旗 2001年4月7日
上映時間 103分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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いのちの海 Closed Ward』のタイトルで1999年にイーハーフィルムズによって映画化された。ロケ地は佐賀県鹿島市

出演 (1999年版)

スタッフ (1999年版)

2019年版

閉鎖病棟 -それぞれの朝-
監督 平山秀幸
脚本 平山秀幸
原作 帚木蓬生
出演者 笑福亭鶴瓶
綾野剛
小松菜奈
小林聡美
渋川清彦
坂東龍汰
高橋和也
木野花
配給 東映
公開 2019年11月1日(予定)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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監督の平山秀幸が2001年に出会った原作に惚れ込み、初めて自ら脚本を執筆[1]笑福亭鶴瓶は『ディア・ドクター』以来10年ぶりの単独主演[1]

精神科治療を取り巻く環境を出来るだけ現代に近づけるため、時代設定を2006年 - 2008年に変更している[2]

2019年1月、長野県松本市にてクランクインし、精神科の専門医療施設・小諸高原病院の協力で2週間にわたるロケが行われた[1]

2019年11月1日に『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』(へいさびょうとう それぞれのあさ)のタイトルで全国公開予定[3]

出演 (2019年版)

スタッフ (2019年版)

脚注

外部リンク