GNU Readline
開発元 | Brian Fox, Chet Ramey |
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最新版 |
6.3
/ 2014年2月27日[1] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | 各種 |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | 公式サイト |
GNU readline(グニュー・リードライン)は、GNUプロジェクトが開発・保守しているライブラリの1つ。GPLでライセンスされ、bashなどのプロジェクトで使われている。
readline を使ったアプリケーションでは、CTRL-B押下でカーソルを1文字ぶん戻し、CTRL-F押下で1文字ぶん進め、CTRL-Rでコマンド履歴を検索できる。これらのショートカットキー(前述はデフォルトであり、vi風のバインディングも可能)はGNUの最も有名なプロジェクトであるテキストエディタ Emacs に倣ったものである。readline には他にも、キルリング(コピー・アンド・ペーストをより柔軟にしたもの)、コマンド行補完といった基本機能がある。クロスプラットフォームのライブラリであるため、アプリケーションの行編集動作を各種システムで同一にすることができる。
readline は設定ファイルでカスタマイズでき、設定ファイルの位置はデフォルト(~/.inputrc)もあるが、アプリケーションで指定したパスでもよい。このファイルでキーバインディングなどをカスタマイズできる。
問題点
既知のバグと制限がある。一部機能は文書通りには動作せず(例えば、ローカルエコーをディセーブルできない)、キーバインディングの削除ができない。
ライセンス
GPLv3で配布されている。同様のライブラリにNetBSDのeditlineがあり、NetBSDライセンスで配布されている。
GPLv3と非互換のライセンスで配布されているプログラムの中には、readline をオプション機能としているものがある。その場合ユーザーがビルドするときにreadlineを使うか使わないかを指定する。リチャード・ストールマンと Bruno Haible の間で交わされた電子メール[2]で、「プログラムを自由にするまでは(GPLv3互換なライセンスにするまでは)、readlineの利用を停止する必要がある」と述べている。
脚注・出典
外部リンク
- GNU readline ホームページ
- The Tecla command-line editing library - MIT系ライセンスによる readline の置換
- Editline Library (libedit) - BSDライセンスによる readline の置換
- Haskeline - Haskellによる readline 実装。BSDライセンス
- rlwrap - readline の機能を持たないコマンドにreadline機能を提供するツール