Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
コンテンツにスキップ

GNU Readline

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Iwai.masaharu (会話 | 投稿記録) による 2017年1月24日 (火) 06:04個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ライセンス: fix typo)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

GNU readline
開発元 Brian Fox, Chet Ramey
最新版
6.3 / 2014年2月27日 (10年前) (2014-02-27)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS 各種
ライセンス GNU General Public License
公式サイト 公式サイト
テンプレートを表示

GNU readline(グニュー・リードライン)は、GNUプロジェクトが開発・保守しているライブラリの1つ。GPLでライセンスされ、bashなどのプロジェクトで使われている。

readline を使ったアプリケーションでは、CTRL-B押下でカーソルを1文字ぶん戻し、CTRL-F押下で1文字ぶん進め、CTRL-Rでコマンド履歴を検索できる。これらのショートカットキー(前述はデフォルトであり、vi風のバインディングも可能)はGNUの最も有名なプロジェクトであるテキストエディタ Emacs に倣ったものである。readline には他にも、キルリング(コピー・アンド・ペーストをより柔軟にしたもの)、コマンド行補完といった基本機能がある。クロスプラットフォームのライブラリであるため、アプリケーションの行編集動作を各種システムで同一にすることができる。

readline は設定ファイルでカスタマイズでき、設定ファイルの位置はデフォルト(~/.inputrc)もあるが、アプリケーションで指定したパスでもよい。このファイルでキーバインディングなどをカスタマイズできる。

問題点

既知のバグと制限がある。一部機能は文書通りには動作せず(例えば、ローカルエコーをディセーブルできない)、キーバインディングの削除ができない。

ライセンス

GPLv3で配布されている。同様のライブラリにNetBSDのeditlineがあり、NetBSDライセンスで配布されている。

GPLv3と非互換のライセンスで配布されているプログラムの中には、readline をオプション機能としているものがある。その場合ユーザーがビルドするときにreadlineを使うか使わないかを指定する。リチャード・ストールマンと Bruno Haible の間で交わされた電子メール[2]で、「プログラムを自由にするまでは(GPLv3互換なライセンスにするまでは)、readlineの利用を停止する必要がある」と述べている。

脚注・出典

外部リンク