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クテナンテ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クテナンテ
クテナンテの一種
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
階級なし : ツユクサ類 Commelinids
: ショウガ目 Zingiberales
: クズウコン科 Marantaceae
: クテナンテ属 Ctenanthe

クテナンテ属(クテナンテぞく、学名: Ctenanthe)は熱帯アメリカ原産の植物のグループである。

利用

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葉の色や模様が特徴的な種が多いため、観葉植物として栽培されている。代表的な品種には『オッペンハイミアナ』『クメリアーナ』『ルベルシアナ』などがある。品種によって、大きさや形態、色、模様などはまちまちであるが、葉が上に立ち上がる種は大きくなりやすい。光線不足になると、葉の色と模様が薄れてくる。高湿度を好むため、葉に霧吹きなどで水を与えると効果的。乾燥に注意すれば、一年中、室内で栽培することが可能。

クテナンテの葉
左の模様入りの葉が表向き、右の赤紫色の葉が裏向きである。裏表で葉の外観が異なる。

栽培

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耐陰性が強く、栽培は容易であるが、多くの観葉植物と同じく、熱帯産のため耐寒性はなく、気温10度前後を保ち越冬させる。繁殖は茎差しや株分け。

似ている植物

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分類的に近い仲間である、クズウコン属 (Maranta) の植物はクテナンテ属と似ている。最近まで、同属として扱われていた。

参考文献

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  • 藪正秀監修 たのしい観葉植物(主婦の友社 2003年7月10日発行)