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サモア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サモア語
Gagana fa'a Sāmoa
話される国 サモアの旗 サモア
アメリカ領サモアの旗 アメリカ領サモア
地域 サモアアメリカ領サモアニュージーランドオーストラリアアメリカ合衆国
話者数 37万人
言語系統
オーストロネシア語族
  • マレー・ポリネシア語派
    • 中央マレーポリネシア諸語
      • 中部・東部マレーポリネシア諸語
        • 東マレーポリネシア諸語
          • 大洋州諸語
            • 大洋州中部・東部諸語
              • 遠隔地大洋州諸語
                • 中部大洋州諸語
                  • フィジー東ポリネシア諸語
表記体系 ラテン文字
公的地位
公用語 サモアの旗 サモア
アメリカ領サモアの旗 アメリカ領サモア
言語コード
ISO 639-1 sm
ISO 639-2 smo
ISO 639-3 smo
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サモア語(サモアご、GaganaSāmoa、[ŋaŋanasaːmoa])は、ポリネシア諸語に属するサモア諸島言語サモア独立国アメリカ領サモア公用語でもある。

表記法

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サモア語のアルファベットは14文字あり、その他に借用語用の3文字とコマ・リリウという声門破裂音を表すためのコンマのような記号がある。

Aa, Āā Ee, Ēē Ii, Īī Oo, Ōō Uu, Ūū Ff Gg Ll Mm Nn Pp Ss Tt Vv (Hh) (Kk) (Rr)
/a/, /aː/ /ɛ/, /eː/ /ɪ/, /iː/ /o/, /ɔː/ /ʊ, w/, /uː/ /f/ /ŋ/ /l, ɾ/ /m/ /n, ŋ/ /p/ /s/ /t, k/ /v/ (/h/) (/k/) (/ɾ/) /ʔ/

母音

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母音はa, e, i, o, u, の5つあり、どの母音も長短は区別されるため、長母音を表す場合はその文字の上にマクロンをつける〔例:tama(子供、男の子)、tamā(父)〕。二重母音はau, ao, ai, ae, ei, ou, ueがあり、uは直後に母音が来る場合に発音が/w/になる〔例:uaua(動脈、腱)→/wawa/〕。また、ごく一部の単語でaは/ə/と発音される。

子音

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正式な発音と日常会話中の発音で異なる文字がある。正式な発音ではnは/n/、tは/t/と発音されるが、日常会話中の発音では /n/と/ŋ/がどちらも/ŋ/と発音され、/t/は/k/と発音される。

外来語の表記

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主に英語からの借用語が多い。その場合、借用語の綴りはサモア語で発音または表記可能な子音または母音に書き換えられる。

/k/はいくつかの例のように保持される〔Christ→Keriso、club→kalapu、coffee→kofe〕。また/t/は珍しい例である〔se totoniは英語のstockingから借用〕。

/ɹ/はいくつかの例のように/ɾ/に置き換えられる〔Christ→Keriso、January→Ianuari、number→numera〕。

/l/はその他のものに置き換えられる。〔January→Ianuali、herring→elegi〕。

/d/は/t/に置き換えられる〔David→Tavita、diamond→taimane〕。

/g/はいくつかの状況で/k/に置き換えられ〔gas→kesi〕、一時/tʃ/と/ʃ/、/dʒ/は一般的に/s/に置き換えられた〔Charles→Salesi、Charlotte→Salata、James→Semisi〕。

/h/は、いくつかの固有名詞の先頭で保持されるが〔Herod→Herota〕、しかしいくつかの例では/s/に置き換えられたり〔hammer→samala〕、別の例では取り除かれる〔herring→elegi、half-caste→afakasi〕。

/z/は/s/に置き換えられる〔Zachariah→Sakaria〕。

/w/は/v/に置き換えられる〔William→Viliamu〕。

/b/は/p/に置き換えられる〔Britain→Peretania、butter→pata〕。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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