シルク博物館
シルク博物館 | |
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施設情報 | |
専門分野 | 生糸、絹織物 |
収蔵作品数 | 13,257点[1] |
来館者数 | 15,515名(2021年度)[2] |
館長 | 坂本英介 |
学芸員 | 1名 |
管理運営 | 一般財団法人シルクセンター国際貿易観光会館 |
年運営費 | 8,121,455円[1] |
建物設計 | 坂倉準三建築研究所 |
延床面積 |
2階 798.00m2 3階 558.03m2[1] |
開館 | 1959年(昭和34年)3月12日 |
所在地 |
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町1番地 |
位置 | 北緯35度26分50秒 東経139度38分42.4秒 / 北緯35.44722度 東経139.645111度座標: 北緯35度26分50秒 東経139度38分42.4秒 / 北緯35.44722度 東経139.645111度 |
アクセス | 横浜高速鉄道みなとみらい線 日本大通り駅下車、徒歩3分 |
外部リンク | https://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/ |
プロジェクト:GLAM |
シルク博物館(シルクはくぶつかん)は、神奈川県横浜市中区山下町のシルクセンター内にある、生糸や絹織物など絹をテーマにした博物館である。
歴史
[編集]横浜港開港100周年事業として、内山岩太郎神奈川県知事の発案によりシルクセンター構想が持ち上がった。その中でも、日本国外からの観光客に日本の絹製品をPRし、生糸の輸出拡大を目指した「絹の博物館」に重点が置かれた。博物館設立準備委員会には、内山知事のほか東京国立博物館学芸部長、神奈川県立近代美術館館長、美術評論家の土方定一らが委員として参加した[3]。
シルクセンターは1958年(昭和33年)11月に部分開館。1959年3月12日に全面開館するとともにシルク博物館もオープンした。その頃から、豪華客船の乗客には京都・奈良や日光などが人気になり、航空機の利用客の増加もあり横浜の外国人観光客は減少していった。1969年には開館10周年を機にリニューアルし、自然科学系の展示を拡充するとともに安田周三郎による「絹と乙女」像が入口前に設置され、周囲には桑が植えられた。1970年からは公募展「全国染織作品展」(当初の名称はシルク博物館染織作品展)が開催されている。1971年には博物館法に基づく「博物館相当施設」として指定を受け、1973年には学芸員有資格者の人数等の条件が整ったことから「登録博物館」となった。1999年には、開館40周年を機に大幅なリニューアルが行われた[4]。2012年には、市内の小学校4年生の児童のデザインによるオリジナルキャラクター「まゆるん」が登場[5]。2017年6月25日には来館200万人達成記念セレモニーが行われた[6]。
展示内容
[編集]シルク博物館はシルクセンターの2階と3階にあり、2階前半の「ふしぎファーム」コーナーでは養蚕や紡績、染織に関する展示のほか、通年に渡りカイコを飼育しており、糸繰りや機織りの体験ができる[7]。2階後半の「しらべライブラリ」コーナーでは横浜港と生糸貿易の関わり、暮らしの身近にあるシルク、絹の最新技術などに関する展示がある。3階の「シルクのあゆみ」コーナーでは、日本および世界各地の絹を使った時代風俗衣装や民族衣装が展示されている[8]。常設展のほか、春と秋に特別展、夏休みには児童向けのかいこ教室が開催される[9]。2階のミュージアムショップでは横浜スカーフをはじめとする絹製品や、カイコをかたどった菓子なども販売されている[10]。
開館時間は午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)、休館日は月曜日(祝日に当たる場合は翌日)と年末年始。
交通情報
[編集]- 横浜高速鉄道みなとみらい線 日本大通り駅から徒歩3分
- JR根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン 関内駅から徒歩15分
- 横浜市営バス「大さん橋入口」から徒歩2分
- 山下公園の西端の出口から徒歩3分
脚注
[編集]- ^ a b c 『シルク博物館平成28年度年報』(pdf)(プレスリリース)シルク博物館、2018年2月20日 。2018年5月27日閲覧。
- ^ 令和3年度 事業報告
- ^ シルクセンターの歴史 – 一般財団法人シルクセンター国際貿易観光会館
- ^ シルク博物館の歴史 – 一般財団法人シルクセンター国際貿易観光会館
- ^ “新キャラクターは「まゆるん」 シルク博物館、名称決まる”. 神奈川新聞カナロコ. (2012年4月4日) 2018年5月27日閲覧。
- ^ “シルク博物館来館200万人を達成”. タウンニュース中区・西区版. (2017年7月6日) 2018年5月27日閲覧。
- ^ “シルク博物館 「糸繰り」体験が人気”. 日本経済新聞. (2017年9月15日) 2018年5月27日閲覧。
- ^ 常設展 – 一般財団法人シルクセンター国際貿易観光会館
- ^ “2018年特別展”. シルク博物館. 2018年5月27日閲覧。
- ^ かつて山下町のシンボルだった、昭和の香りがする「シルクセンター」の謎の構造とは? はまれぽ.com 2016年01月30日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- シルク博物館 公式ホームページ
- 年間スケジュール シルク博物館 公式ホームページ
- シルク博物館 (@yokohama_silk) - X(旧Twitter)
- シルク博物館 - artscape
- シルク博物館 - インターネットミュージアム