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ジョシュ・リンドブロム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョシュ・リンドブロム
Josh Lindblom
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2011年6月17日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 インディアナ州ラファイエット
生年月日 (1987-06-15) 1987年6月15日(37歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
240 lb =約108.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト2巡目
初出場 MLB / 2011年6月1日
KBO/ 2015年3月31日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョシュア・ウィリアム・リンドブロムJoshua William "Josh" Lindblom, 英語発音: /ˈʤɑʃ ˈlɪndbləm/[1]; 1987年6月15日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州ラファイエット出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

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プロ入り前

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2005年MLBドラフト3巡目(全体104位)でヒューストン・アストロズから指名されたが、契約せずにテネシー大学へ進学。

2007年からはパデュー大学でプレーした[2]

ドジャース時代

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2008年MLBドラフト2巡目(全体61位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、6月20日に契約。契約後、傘下のA級グレートレイクス・ルーンズでプロデビュー。8試合に先発登板して防御率1.86と好投したため、8月にAA級ジャクソンビル・サンズへ昇格。AA級ジャクソンビルでは1試合に登板した。

2009年はAA級チャタヌーガ・ルックアウツ[3]で14試合(先発11試合)に登板して3勝5敗・防御率4.71・46奪三振の成績を残した。7月にAAA級アルバカーキ・アイソトープスへ昇格。ここでは20試合(先発3試合)に登板して3勝0敗1セーブ、防御率2.54、36奪三振を記録した。

2010年はAAA級アルバカーキで40試合(先発10試合)に登板して3勝2敗、防御率6.54・84奪三振を記録した。

2011年はAA級チャタヌーガで開幕を迎えた。5月29日にケンリー・ジャンセン故障者リスト入りしたため、ドジャースとメジャー契約を結び[4]、6月1日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビュー。3点ビハインドの7回表から登板し、2安打無失点に抑えた。昇格後はリリーフとして8試合に登板したが、6月18日にジャンセンが再び故障者リストから復帰したため、AA級チャタヌーガへ降格した[5]。7月29日にメジャーへ再昇格[6]。リリーフに定着したが、8月24日に故障者リスト入りしていたジャンセンが復帰したため、AA級チャタヌーガへ降格した[7]。8月31日にマット・ガリアー育休リスト入りしたため、再昇格した[8]。この年メジャーでは27試合に登板して1勝0敗、防御率2.73、28奪三振を記録した。

2012年は開幕からリリーフとして定着し、48試合に登板。2勝2敗、防御率3.02、43奪三振を記録した。

フィリーズ時代

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2012年7月31日にシェーン・ビクトリーノとの1対2のトレードで、イーサン・マーティン英語版と共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[9]。移籍後は26試合に登板して1勝3敗1セーブ、防御率4.63、奪三振を記録した。2球団合計では74試合に登板して3勝5敗1セーブ、防御率3.02奪三振を記録した。

レンジャース時代

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2012年12月9日にマイケル・ヤングとのトレードで、リサルベルト・ボニーヤと共にテキサス・レンジャーズへ移籍した[10]

2013年2月20日にレンジャーズと1年契約に合意[11]。3月30日に傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスへ配属され[12]、そのまま開幕を迎えた。5月20日にデレク・ロウが不調でDFAとなったためメジャーへ昇格し[13]、同日のオークランド・アスレチックス戦に先発としてメジャー初登板を果たしたが、4.2回を7安打4失点で敗戦投手となり、翌21日にAAA級ラウンドロックへ降格した[14]。6月9日に再昇格[15]。その後は3試合に登板したが勝利に貢献することはできず、6月21日に再びAAA級ラウンドロックへ降格した[16]。7月1日にカイル・マクレラン英語版が不調でDFAとなったため再昇格し[17]、リリーフとして3試合に登板。いずれの試合も無失点に抑え、7月10日のボルチモア・オリオールズ戦から先発に復帰したが、5.1回を9安打6失点と打ち込まれ、翌11日にAAA級ラウンドロックへ降格した[18]。この年はメジャーデビュー以来初めての一桁登板となる8試合の登板にとどまり、1勝3敗、防御率5.46だった。

アスレチックス時代

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2013年12月3日にマイケル・チョイスクリストファー・ボスティック英語版とのトレードで、クレイグ・ジェントリーと共にアスレチックスへ移籍した[19]

2014年スプリングトレーニング中のプレシーズン・ゲームで6試合に登板して0勝2敗、防御率4.02と結果を残せず、3月23日に傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツへ配属され[20]、そのまま開幕を迎えた。開幕直後の4月2日にダブルヘッダーで登録枠が拡大したため再昇格し[21]、同日のクリーブランド・インディアンス戦・2試合目に先発として起用され、翌日にAAA級サクラメントへ降格した。9月29日に再昇格したが、登板機会はなく、結局この年は1試合の登板にとどまった。AAA級サクラメントでは17試合(先発16試合)に登板して4勝3敗、防御率5.79、60奪三振を記録した。オフの11月28日にDFAとなった[22]

ロッテ・ジャイアンツ時代

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2014年12月8日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[23]が、12日にDFAとなった[24]。12月15日に韓国野球委員会ロッテ・ジャイアンツと85万ドル(契約金5万ドル)の1年契約を結んだ[25]。2015年はチーム最多の13勝を記録し、韓国プロ野球リーグ最多の210回に登板した。2016年は10勝を記録したが、家庭の事情で同年限りでロッテ・ジャイアンツを退団した。

パイレーツ時代

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2016年12月16日にパイレーツとマイナー契約を結び、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[26]

2017年は開幕を傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンスで迎え、5月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。6月24日に40人枠を外れる形でAAA級インディアナポリスへ配属された[27]

ロッテ・ジャイアンツ復帰

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2017年7月13日、不振により退団したニック・アディトンの代役としてロッテ・ジャイアンツに復帰し、同年は5勝を記録。

斗山時代

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2017年12月11日、韓国プロ野球の斗山ベアーズと契約。

2018年は15勝、防御率2.88を記録し最優秀防御率の個人タイトルを受賞した。

2019年は最多勝(20勝)、最多奪三振(189)、レギュラーシーズンMVP(最優秀選手)の個人タイトルを受賞した。シーズン終了後に自由契約となった。

ブルワーズ時代

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2019年12月16日にミルウォーキー・ブルワーズと3年契約を結んだ[28]

2020年シーズンは2勝4敗、防御率5.16という成績を残した。

2021年5月26日にDFAとなり、28日に傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズへ配属された[29]

2022年オフの11月6日にFAとなり[30]2023年1月12日に現役引退を表明した[31]

投球スタイル

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2019年の投球データ[33]
球種 配分 平均球速
% mph km/h
スライダー 33 86 138
フォーシーム 33 90 145
スプリッター 20 83 134
シンカー 9 90 144
カーブ 8 73 117
チェンジアップ 4 82 133

リリーフ時には平均91mphフォーシームツーシーム、88mphのカッターの3つが主要な球種。その他には、スライダーチェンジアップカーブも投げる(2017年)[34]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2011 LAD 27 0 0 0 0 1 0 0 3 1.000 116 29.2 21 0 10 3 2 28 3 0 9 9 2.73 1.05
2012 48 0 0 0 0 2 2 0 15 .500 197 47.2 42 9 18 0 3 43 1 0 16 16 3.02 1.26
PHI 26 0 0 0 0 1 3 1 7 .250 107 23.1 19 4 17 2 1 27 1 0 15 12 4.63 1.54
'12計 74 0 0 0 0 3 5 1 22 .375 304 71.0 61 13 35 2 4 70 2 0 31 28 3.55 1.35
2013 TEX 8 5 0 0 0 1 3 0 0 .250 137 31.1 35 4 11 2 0 21 2 0 19 19 5.46 1.47
2014 OAK 1 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 22 4.2 5 1 2 0 1 2 0 0 2 2 3.86 1.50
2015 ロッテ 32 32 2 1 0 13 11 0 0 .542 861 210.0 196 28 52 0 12 180 12 0 86 83 3.56 1.18
2016 30 30 1 0 0 10 13 0 0 .435 791 177.1 197 28 77 0 9 148 7 0 109 104 5.28 1.55
2017 PIT 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 51 10.1 18 0 3 0 0 10 0 0 9 9 7.84 2.03
ロッテ 12 12 0 0 0 5 3 0 0 .625 296 72.2 66 10 18 0 2 76 3 2 31 30 3.72 1.16
2018 斗山 26 26 0 0 0 15 4 0 0 .789 681 168.2 142 16 38 0 8 157 10 0 56 54 2.88 1.07
2019 30 30 0 0 0 20 3 0 0 .870 773 194.2 165 13 29 0 6 189 7 0 57 54 2.50 1.00
2020 MIL 12 10 0 0 0 2 4 0 0 .333 191 45.1 42 6 16 0 3 52 2 0 26 26 5.16 1.28
2021 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 85 16.2 23 5 10 0 3 17 3 0 18 18 9.72 1.98
MLB:7年 134 16 0 0 0 7 12 1 25 .368 906 209.0 205 29 87 7 13 200 12 0 114 111 4.78 1.40
KBO:5年 130 130 3 1 0 63 34 0 0 .649 3402 823.1 766 95 214 0 37 750 39 2 339 325 3.55 1.19
  • 2021年シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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投手(P)












2011 LAD 27 1 4 0 0 1.000
2012 48 2 8 0 1 1.000
PHI 26 1 0 1 0 .500
'12計 74 3 8 1 1 .917
2013 TEX 8 1 5 0 0 1.000
2014 OAK 1 0 0 0 0 ----
2015 ロッテ 32 11 30 0 2 1.000
2016 30 15 18 1 1 .971
2017 PIT 4 0 2 0 0 1.000
ロッテ 12 2 5 1 1 .875
2018 斗山 26 8 7 0 1 1.000
2019 30 13 10 2 0 .920
2020 MIL 12 2 1 0 0 1.000
MLB 126 7 20 1 1 .964
KBO 130 49 70 4 5 .960
  • 2020年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

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  • 52(2011年 - 2012年途中)
  • 43(2012年途中 - 同年終了、2015年 - 2016年、2017年7月 - 11月)
  • 25(2013年 - 2014年)
  • 47(2017年 - 同年6月)
  • 34(2018年 - 2019年)
  • 29(2020年 - 2021年)

脚注

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  1. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. Tophonetics.com. 2020年7月17日閲覧。
  2. ^ Homeward Bound
  3. ^ 2009年から2014年までドジャース傘下
  4. ^ Ken Gurnick (May 30, 2011). “Jansen lands on DL; Dodgers call up Lindblom” (英語). MLB.com. December 15, 2014閲覧。
  5. ^ Jansen activated from DL; Lindblom optioned” (英語). MLB.com (June 19, 2011). December 15, 2014閲覧。
  6. ^ Lindblom earns trip back to Los Angeles” (英語). MLB.com (July 30, 2011). December 15, 2014閲覧。
  7. ^ Jansen activated; Gordon nearing return” (英語). MLB.com (August 25, 2011). December 15, 2014閲覧。
  8. ^ Lindblom recalled; Gordon set to return” (英語). MLB.com (September 1, 2011). December 15, 2014閲覧。
  9. ^ Phillies trade Victorino to Dodgers for Lindblom, Martin” (英語). MLB.com (July 31, 2012). December 15, 2014閲覧。
  10. ^ Rangers acquire pitchers Lindblom and Bonilla” (英語). MLB.com (December 10, 2012). December 15, 2014閲覧。
  11. ^ All 40 players on Major League roster are under contract for 2013” (英語). MLB.com (February 21, 2013). December 15, 2014閲覧。
  12. ^ Texas Rangers finalize 2013 Opening Day roster” (英語). MLB.com (March 30, 2013). December 15, 2014閲覧。
  13. ^ Rangers recall Josh Lindblom; Derek Lowe designated for assignment” (英語). MLB.com (May 20, 2013). December 15, 2014閲覧。
  14. ^ Rangers reinstate Pierzynski from DL; purchase contract of LHP Cotts” (英語). MLB.com (May 21, 2013). December 15, 2014閲覧。
  15. ^ Rangers place Ogando on DL; Recall Lindblom from Round Rock” (英語). MLB.com (June 9, 2013). December 15, 2014閲覧。
  16. ^ Texas Rangers Activate 1B Mitch Moreland; Option RHP Josh Lindblom” (英語). MLB.com (June 22, 2013). December 15, 2014閲覧。
  17. ^ Rangers Recall RHP Josh Lindblom” (英語). MLB.com (July 2, 2013). December 15, 2014閲覧。
  18. ^ Rangers place RHP Yu Darvish on 15-Day Disabled List; option RHP Josh Lindblom” (英語). MLB.com (July 12, 2013). December 15, 2014閲覧。
  19. ^ A's Acquire OF Craig Gentry and RHP Josh Lindblom from Texas” (英語). MLB.com (December 3, 2013). December 15, 2014閲覧。
  20. ^ A's option Freiman, Leon and Lindblom to Triple-A Sacramento” (英語). MLB.com (March 23, 2014). December 15, 2014閲覧。
  21. ^ A's Recall RHP Josh Lindblom from Triple-A Sacramento” (英語). MLB.com (April 3, 2014). December 15, 2014閲覧。
  22. ^ A's trade third baseman Donaldson to Toronto” (英語). MLB.com (November 29, 2014). December 15, 2014閲覧。
  23. ^ Pirates claim pitcher Josh Lindblom off waivers from Oakland” (英語). MLB.com (December 8, 2014). December 15, 2014閲覧。
  24. ^ Radhames Liz signs one-year deal with the Pirates” (英語). MLB.com (December 12, 2014). December 15, 2014閲覧。
  25. ^ 롯데, 외국인 투수 조쉬 린드블럼 영입”. Lotte Giants (December 15, 2014). December 15, 2014閲覧。
  26. ^ Steve Adams (2016年12月16日). “Pirates Sign Josh Lindblom, Eury Perez To Minor League Deals” (英語). MLB Trade Rumors. 2017年2月1日閲覧。
  27. ^ MLB公式プロフィール参照。2022年11月10日閲覧。
  28. ^ Adam McCalvy (2019年12月16日). “Lindblom eager for new opportunity with Crew” (英語). MLB.com. 2019年12月18日閲覧。
  29. ^ Connor Byrne (2021年5月28日). “Brewers Outright Josh Lindblom” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月29日閲覧。
  30. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  31. ^ Josh Lindblom Announces Retirement” (英語). MLB Trade Rumors (January 12, 2023). January 13, 2023閲覧。
  32. ^ 선수정보 - STATIZ”. statiz.co.kr. 2020年7月17日閲覧。
  33. ^ 30先発・194.2回。statiz.co.krによる。[32]
  34. ^ Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Player Card: Josh Lindblom

関連項目

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外部リンク

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