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テン・イヤーズ・アフター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テン・イヤーズ・アフター
ドイツ・シュパルト公演(2015年8月)
基本情報
別名 The Jaybirds(1961年 - 1966年)
出身地 イングランドの旗 イングランド ノッティンガムシャー州ノッティンガム
ジャンル ブルースロック[1]
活動期間
レーベル
公式サイト ten-years-after.co.uk
メンバー
旧メンバー
  • アルヴィン・リー(ボーカル・ギター)
  • レオ・ライオンズ(ベース)
  • ジョー・グーチ(ギター)

テン・イヤーズ・アフターTen Years After)は、イングランド出身のブルースロックバンド

1960年代に隆盛したハードブルースの代表的グループ。後のハードロックを形成する過渡期において、重要な役割を果たした。一度解散したが、1980年代以降から再始動している。

概要

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ブルースをベースにジャズリズム・アンド・ブルースなど、多様なセンスを持ったハードロックの原型とも言える楽曲をプレイしていた。ギタリストアルヴィン・リーが弾くマシンガン・ピッキングは当時のギターの中でも異彩を放っている。

バンド名の由来は「バンドが10年後も存続しているように」という願いから。しかし、1974年に解散したため叶わなかったが、その後に再結成している。

略歴

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1968年のグループショット

[2]1961年頃、ノッティンガムにてイヴァン・ジェイを中心として発足。翌1962年に「The Jaybirds」を結成。1965年に首都ロンドンへ進出し、メンバーの変遷を経た翌1966年から現行名「テン・イヤーズ・アフター」で活動を開始。

1967年セルフタイトルのファースト・アルバムから早くも賞賛を受け、1968年には初の全米ツアーも行っている[3]。更に1969年の「ウッドストック・フェスティバル」における代表曲「I'm Going Home」の演奏がきっかけで、人気を確固たるものとした。

1972年5月に「プロコル・ハルム」とのジョイント・コンサートで初来日を果たす。また、1973年6月、アルバート・ハモンドを伴って再来日を果たした際、レオ・ライオンズのあまりにも激しいプレイのため、ベース・ギターの弦が切れたのは有名である。

1974年にバンドは解散。解散後、リーはソロとして活躍した。また、ライオンズはマイケル・シェンカー時代の「UFO」の音楽プロデューサーとして名を馳せた。散発的に再結成も行っている。

1975年8月4日、アメリカはサンフランシスコのウィンターランドのコンサートにてアメリカでのフェアウェル・コンサートのため、一時的に再結成。また、1983年7月1日のロンドン「マーキークラブ25周年記念コンサート」においても、一夜限りの再結成として出演した。

再始動以降
ドイツ・ハノーファー公演 (2009年8月)

1988年頃から本格的に再始動し、翌年8月に15年ぶりのアルバム『アバウト・タイム』を発表。

2003年、アルヴィン・リーに代わり、ジョー・グーチが加入。

自主レーベル「Ten Years After Records」を設立し、2004年に第一弾アルバム『Now』を発表。

2013年3月6日、アルヴィン・リーがスペインにて外科手術の際の予期せぬ合併症のため死去[4]。同年12月30日、レオ・ライオンズ、ジョー・グーチが脱退し、「Hundred Seventy Split」の活動に専念する[5]

2014年、マーカス・ボンファンティ(ギター/ボーカル)、コリン・ホッジキンソン(ベース)が加入。

2017年、9年ぶり13枚目のアルバム『A Sting in the Tale』を発表[6]

メンバー

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1970年のグループショット

現ラインナップ

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  • マーカス・ボンファンティ (Marcus Bonfanti) - ボーカルギター (2014年– )
  • チック・チャーチル (Chick Churchill) - キーボード (1966年– )
  • コリン・ホッジキンソン (Colin Hodgkinson) - ベース (2014年– )
  • リック・リー (Ric Lee) - ドラムス (1966年– )

旧メンバー

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  • アルヴィン・リー (Alvin Lee) - ボーカル、ギター、ブルースハープ (1966年–2003年) ※2013年死去
  • レオ・ライオンズ (Leo Lyons) - ベース (1966年–2014年)
  • ジョー・グーチ (Joe Gooch) - ボーカル、ギター (2003年–2014年)

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • テン・イヤーズ・アフター・ファースト』 - Ten Years After (1967年)
  • ストーンドヘンジ』 - Stonedhenge (1969年)
  • 夜明けのない朝』 - Ssssh (1969年)
  • クリックルウッド・グリーン』 - Cricklewood Green (1970年)
  • 『ワット』 - Watt (1970年)
  • 『スペース・イン・タイム』 - A Space in Time (1971年)
  • 『ロックンロール・ミュージック・トゥ・ザ・ワールド』 - Rock & Roll Music to the World (1972年)
  • 『バイブレーションズ』 - Positive Vibrations (1974年)
  • 『アバウト・タイム』 - About Time (1989年)
  • Now (2004年)
  • Roadworks (2005年)
  • Evolution (2008年)
  • A Sting in the Tale (2017年)

ライブ・アルバム

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  • イン・コンサート』 - Undead (1968年)
  • 『ライヴ!』 - Recorded Live (1973年)
  • 『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』 - Live at the Fillmore East 1970 (2001年)
  • Roadworks (2005年)
  • The Name Remains the Same (2014年)

脚注

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  1. ^ Paoletta, ed (January 19, 2002). “Reviews & Previews”. Billboard (Nielsen Business Media) 114 (3): 24. ISSN 0006-2510. https://books.google.com/books?id=1Q8EAAAAMBAJ&pg=PA24. 
  2. ^ Ten Years After TOWER RECORDS 2012年7月30日
  3. ^ Alvin Lee - Ten Years After Gigs 1968”. alvinlee.com. 2018年2月22日閲覧。
  4. ^ 速弾きギタリストの元祖、テン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リー、急逝 BARKS 2013年3月7日
  5. ^ テン・イヤーズ・アフターからレオ・ライオンズとジョー・グーチが脱退 amass 2014年4月12日
  6. ^ テン・イヤーズ・アフターが9年ぶりの新アルバム『A Sting in the Tale』を発売、新曲のMVあり amass 2017年10月19日

外部リンク

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