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マリオのスーパーピクロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マリオのスーパーピクロス
ジャンル 思考型パズルゲーム
対応機種 スーパーファミコン (SFC)
ニンテンドウパワー (NP)
Wii
Wii U
Newニンテンドー3DS (New 3DS)
開発元 エイプ
ジュピター
発売元 任天堂
プロデューサー 川口孝司
中山誠
ディレクター 石原恒和
プログラマー 寺本憲明
緒方旗生
音楽 上野利幸
美術 目黒徳親
石原恒和
黒岩誠司
シリーズ ピクロスシリーズ
人数 1 - 2人(協力プレイ)
メディア 8メガビットロムカセット[1]
発売日 SFC
日本 199509141995年9月14日
NP
日本 199709301997年9月30日
Wii
日本 200612192006年12月19日
ヨーロッパ 200709142007年9月14日
Wii U
日本 201304272013年4月27日
New 3DS
ヨーロッパ 201611032016年11月3日
日本 201611282016年11月28日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス スーパーファミコンマウス対応
その他 型式:SHVC-ACXJ-JPN
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マリオのスーパーピクロス』は、1995年9月14日に任天堂から発売されたスーパーファミコンパズルゲームである。前作のマリオのピクロスは日本国内では多く売れたものの、英語圏では売れ行きが良くなかったため、このソフトは日本国内のみで発売された[2]

概要

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ピクロスシリーズ初のスーパーファミコン対応ソフト。前作『マリオのピクロス』からフィールドが最大25×20マスに、総問題数が300問に拡張された。後述の各モードにはレベルが10段階で存在し、各レベルごとにA〜Lの12問が用意されており、次のレベルへ進むには現段階のレベルで提示されている12問を全て解く必要がある。絵が完成するとカラー表示になり、絵によってはアニメーションの演出が加わる。ただし、中にはミスで答えが複数あるような数字配列になっている問題が存在する。2人協力プレイ可能。

2006年12月19日にはWii向けに、2013年4月27日にはWii U向けに、2016年11月28日にはNewニンテンドー3DS向けにバーチャルコンソールが配信されている。また、2020年9月23日には日本国外のNintendo Switch向けNintendo Switch Online加入者向けサービス『スーパーファミコン Nintendo Switch Online (SNES Nintendo Switch Online)』にて本作が配信された[3]。日本国内では2021年2月17日から配信開始された。なお、Switch版のみ、問題が3問差し替えられている[4]

スーパーファミコン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂を獲得した。

ゲームモード

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マリオのスーパーピクロス

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マリオが出題する初級・中級問題。制限時間は30分。このモードには次のような特徴がある。

  • ヒント機能があり、これを使うとルーレット形式で縦横各1列の完全な解答が導き出される。ただし1回あたり制限時間が5分マイナスとなる(制限時間が5分以下になると使用不可能)。問題開始時に1回だけペナルティなしでヒントを使うことも可能(拒否することもできる)。
  • 削る箇所を間違えると、ペナルティとして制限時間が大幅に減少する[5]。制限時間が無くなる、またはギブアップの選択でゲームオーバーとなる。
  • レベル1をクリアすると、別モード「ワリオのスーパーピクロス」が出現する。
  • レベル10をクリアすると、高難易度ステージ「スペシャル」が出現する。
  • ワリオのピクロスを進めていくと、真の最終ステージである「エクストラ」が出現する。タイトル画面と同じ画面でカーソルを動かし、両脇の12か所にあるマークを指定するとそれぞれ問題にチャレンジ出来る。解いた場所は通常のタイトル画面でも変化し、全てクリアするとさらにマリオの左目部分を指定する事でマリオ側の最終問題に挑戦出来る(計13問)。難易度はレベル10の終盤や「スペシャル」より低め。プレイ方法の詳細はワリオのピクロスの項目にて。

ワリオのスーパーピクロス

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ワリオが出題する中級・上級問題。制限時間は無制限。このモードには次のような特徴がある。

  • 「ヒントルーレット」が無い代わりに、削る箇所を仮定して試し置きをする「?スタート」がある。この状態では削った場所は黄色、削らない場所は白で表示され、試し置きを終える「?エンド」を決定すると、試し置きをしていた箇所を確定したものと見なされる。なお、試し置き中に絵が完成した場合は、通常時と同じくその場でクリアとなる。
  • 削る箇所を間違えてもペナルティは発生しないが、間違えたこと自体を教えてくれない。ギブアップの選択でのみゲームオーバーとなる。
  • 問題の答えの中に、ワリオランドからのキャラクター抜粋があるほか、一部に奇抜な問題も含まれている。
  • レベル10をクリアすると、高難易度ステージ「スペシャル」が出現する。
  • 両モードの「スペシャル」をクリアすると、さらに高い難易度のステージ「ウルトラ」がワリオ側に出現する(マリオ側にはない)。この「ウルトラ」のみ、提示問題数は8問。
  • 「ウルトラ」をクリアすると、問題選択項目に混じってタイトル画面を縮小したアイコンが出現。これを選択すると、マリオ側の真の最終ステージ「エクストラ」13問(前述)に挑戦可能。これをクリアすると、さらにワリオ側にも「エクストラ」が出現する。同じ手順でタイトル風の画面から12問を選択してチャレンジし、クリア後はさらにワリオの両目と鼻部分の3か所にある最高難易度の問題にチャレンジ出来る(計15問)。これが事実上の最終問題となる。

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
Eurogamer8/10点 (Wii)[6]
ファミ通31/40点 (SFC)[7]
(シルバー殿堂)
NintendoLife9/10stars (Wii)[6]
8/10stars (Wii U)[8]
ファミリーコンピュータMagazine22.9/30点 (SFC)[9]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、8・7・8・8の合計31点(満40点)でシルバー殿堂を獲得[7]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、22.9点(満30点)となっている[9]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.6 3.6 3.9 3.8 4.2 3.8 22.9

脚注

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  1. ^ 前田尋之「Chapter 2 スーパーファミコンソフトオールカタログ 1995年」『G-MOOK176 スーパーファミコンパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年9月28日、184頁。ISBN 9784862979131 
  2. ^ Delgado, Tony (2006年12月4日). “Column: Beyond Tetris - Mario's Picross”. GameSetWatch. 2018年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ2018年2月23日閲覧。
  3. ^ 海外でも日本版がそのまま配信されている。
  4. ^ https://twitter.com/shirokirby/status/1362392864655740930
  5. ^ 1回目のペナルティでは2分マイナス。2回目は4分。3回目以降は8分のマイナスとなる。
  6. ^ a b Mario's Super Picross for Wii (2006)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年8月30日閲覧。
  7. ^ a b マリオのスーパーピクロス まとめ [スーパーファミコン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年8月30日閲覧。
  8. ^ Mario's Super Picross for Wii U (2013)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年8月30日閲覧。
  9. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、400頁、ASIN B00J16900U 

関連項目

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外部リンク

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