マーク・アペル
ヒューストン・アストロズ傘下時代 (2014年3月30日) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テキサス州ヒューストン |
生年月日 | 1991年7月15日(33歳) |
身長 体重 |
6' 5" =約195.6 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2013年 MLBドラフト1巡目(全体1位) |
初出場 | 2022年6月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
マーク・スチュワート・アペル(Mark Stewart Appel, 1991年7月15日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。フリーエージェント。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]2009年のMLBドラフト15巡目(全体450位)でデトロイト・タイガースから指名されたが[1]、契約には至らずスタンフォード大学へ進学した。
2012年のMLBドラフト1巡目(全体8位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが[2]、契約には至らなかった。
2013年は14試合に登板して10勝4敗、防御率2.12だった。6月12日にはベースボール・アメリカの「2013 College All-America Team」の2ndチームに選出された[3]。同日にはNCBWAの「2013 All-America Team」に選出された[4]。
プロ入りとアストロズ傘下時代
[編集]2013年のMLBドラフト1巡目(全体1位)でヒューストン・アストロズから指名され、6月19日に635万ドルの契約金で契約した[5][6]。
同年は、A-級トリシティ・バレーキャッツで2試合に登板した後、7月にA級クァッドシティ・リバーバンディッツへ昇格。8試合に先発登板して3勝1敗、防御率3.82、27奪三振の成績を残した。
フィリーズ時代
[編集]2015年12月12日にジョナサン・アラウス、ケン・ジャイルズとのトレードでブレット・オーバーホルツァー、ハロルド・アラウス、ビンセント・ベラスケス、トーマス・エシェルマンと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[7]。
2016年は傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーし、8試合に先発登板して3勝3敗、防御率4.46、WHIP1.57、34奪三振の成績を残した。11月18日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[8]。
2017年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズとAAA級リーハイバレーでプレーし、2球団合計で19試合(先発17試合)に登板して5勝4敗、防御率5.14、WHIP1.74、60奪三振の成績を残した。オフの11月20日にDFAとなり[9]、27日に40人枠外となった[8]。
2018年2月1日、26歳で現役引退を表明した[10]。後にメジャーデビューを果たしたため現在は除外されているが、2021年終了までMLBドラフト全体1位指名でメジャー未昇格のまま引退した3人のうちの1人であったため、「MLB史上最大の失敗作」とも報道された[11][12]。
2021年に現役復帰した。傘下AA級レディング・ファイティン・フィルズで開幕を迎えた[13]。5月8日に先発登板し、2017年以来の実戦登板を果たした[14]。
2022年6月25日、9年目にして初のメジャー昇格が発表された。6月30日のアトランタ・ブレーブス戦の9回表にメジャー初登板を果たし、1回を無失点に抑えた。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | PHI | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 40 | 10.1 | 9 | 0 | 3 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1.74 | 1.16 |
MLB:1年 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 40 | 10.1 | 9 | 0 | 3 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1.74 | 1.16 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | PHI | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
MLB | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2015年)
背番号
[編集]- 22(2022年)
脚注
[編集]- ^ “2009 DRAFT TRACKER” (英語). MLB.com. July 17, 2023閲覧。
- ^ “2012 DRAFT TRACKER” (英語). MLB.com. July 17, 2023閲覧。
- ^ “2013 College All-America Teams” (英語). Baseball America. The Enthusiast Network (2013年6月12日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “NCBWA ANNOUNCES 2013 ALL-AMERICA TEAM” (英語). Sports Writers (2013年6月12日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ "Astros sign first-overall Draft pick RHP Mark Appel" (Press release) (英語). MLB.com (Houston Astros). 19 June 2013. 2015年12月15日閲覧。
- ^ Brian McTaggart (2013年6月19日). “No. 1 Draft pick Appel signs with Astros” (英語). MLB.com. 2015年12月15日閲覧。
- ^ Jonathan Mayo (2015年12月12日). “Rebuilding Phils get quality haul for Giles” (英語). MLB.com. 2015年12月15日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2017年12月12日閲覧。
- ^ Todd Zolecki (2017年11月20日). “Phillies add 4 prospects to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2017年12月12日閲覧。
- ^ “Ex-No. 1 pick Appel steps away from baseball”. ESPN.com 2018年2月2日閲覧。
- ^ “「MLB史上最大の失敗作」のレッテルも? 全米ドラフト1位右腕が苦悩の決断”. Full-Count (2018年2月3日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ “全米1位指名も戦力外、うつ、無期限休養…「MLB史上最大の失敗作」の復活劇に涙”. Full-Count (2022年7月2日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ “R-Phils 2021 Opening Day Roster Set by Phillies” (英語). MiLB.com (May 3, 2021). May 15, 2021閲覧。
- ^ “Reading Nails Two Plays at the Plate to Top Erie”. MiLB.com (May 8, 2021). May 15, 2021閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Mark Appel stats MiLB.com
- Mark Appel (@markappel26) - X(旧Twitter)