三菱製紙
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 3864 1949年5月14日 - 2013年7月12日 |
略称 | 三菱紙 |
本社所在地 |
日本 〒130-0026 東京都墨田区両国2丁目10番14号 |
設立 |
1898年(明治31年)4月1日 (合資会社神戸製作所) |
業種 | パルプ・紙 |
法人番号 | 8010001008769 |
事業内容 | 紙・パルプ・写真・フィルター・感光剤などの製造、販売 |
代表者 |
代表取締役社長兼社長執行役員 木坂隆一 代表取締役兼副社長執行役員 眞田茂春 |
資本金 | 327億5,600万円 |
売上高 |
連結:2,095億円 単独:1,071億円 (2023年3月期) |
純資産 |
連結:720億円 単独:497億円 (2023年3月期) |
総資産 |
連結:2,270億円 単独:1,683億円 (2023年3月期) |
従業員数 |
連結:2,832名 単独:607名 (2024年3月末現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
王子ホールディングス 32.89% 那須 功 4.58% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 2.99% 富士フイルムホールディングス 1.90% 三菱製紙取引先持株会 1.90% (2020年3月31日現在[1]) |
主要子会社 |
三菱王子紙販売株式会社 99.9% 北上ハイテクペーパー株式会社 100.0% |
関係する人物 |
岩崎久彌(創業者、三菱財閥3代目総帥) 岩崎隆彌(元会長、久彌の次男) |
外部リンク |
www |
特記事項:マスタートラスト所有の株式割合 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 3.24% 日本カストディ銀行株式会社 2.19% (2018年3月末現在) |
三菱製紙株式会社(みつびしせいし)は、三菱グループと王子グループの製紙会社。日本の製紙業界では6位。塗工紙(高級光沢紙)などの印刷用紙を中心に、情報用紙、ティッシュペーパー、製紙用パルプ、写真、フィルター、感光剤などを製造し、近年は、不織布・ガラス繊維ペーパー、リチウムイオン電池セパレーターなどに注力している。三菱金曜会[2]及び三菱広報委員会[3]の会員企業である[4][5]。
2005年(平成17年)1月31日に中越パルプ工業との合併を発表したが、その後同年5月16日に合併は白紙撤回された。
2018年2月6日に王子ホールディングス株式会社との資本業務提携を発表。2019年3月29日に同社に対する第三者割当増資による新株式の発行等を行い、同社の持分法適用会社となる。
事業所所在地
[編集]- 本社 - 東京都墨田区両国2丁目10番14号
- 工場
- 研究所
- 高砂R&Dセンター - 兵庫県高砂市高砂町栄町105番地 (高砂工場内)
- 京都R&Dセンター - 京都府長岡京市開田1丁目6番6号(京都工場内)
沿革
[編集]- 1898年(明治31年)4月1日 - 神戸市三宮においてウォルシュ兄弟が経営していた製紙会社・神戸製紙所を岩崎久彌が同年3月に買収し、合資会社神戸製紙所として設立[6]。
- 1901年(明治34年)
- 1904年(明治37年)6月1日 - 合資会社三菱製紙所に改称[9]。
- 1917年(大正6年)
- 1925年(大正14年)12月9日 - 本社を兵庫県高砂市から東京都千代田区丸の内(東京出張所)に移転[12]。
- 1928年(昭和3年)4月30日 - 本社を東京市麴町区八重洲町1丁目1番地(八重洲ビル)に移転[13]。
- 1938年(昭和13年)6月 - 京都写真工業株式会社設立[14]。
- 1944年(昭和19年)
- 1945年(昭和20年)1月1日 - 京都試製工場を京都工場に改称[16]。
- 1948年(昭和23年)12月27日 - 資本金を5,000万円に増資[17]。
- 1949年(昭和24年)
- 1966年(昭和41年)
- 1968年(昭和43年)3月31日 - 浪速工場(大阪市福島区)を閉鎖[19]。
- 1981年(昭和56年)7月18日 - 本社を東京都千代田区丸の内3丁目4番2号新日石ビルに移転[20]。
- 1989年(昭和64年)1月1日 - 筑波研究所を設置[21]。
- 2000年(平成12年)7月11日 - 北越製紙株式会社と業務、資本提携。
- 2003年(平成15年)3月 - 中川工場(東京都葛飾区)閉鎖。
- 2005年(平成17年)
- 4月1日 - 北上工場事業を会社分割し、北上ハイテクペーパー株式会社を設立。
- 7月1日 - 北越製紙株式会社との業務・資本提携を終了。
- 2007年(平成19年)
- 2012年(平成24年)7月17日 - 本社を東京都千代田区丸の内から東京都墨田区両国に移転。
- 2021年(令和3年)9月 - つくばR&Dセンター(茨城県つくば市)閉鎖[22]。
- 2023年(令和5年)4月 - 北上ハイテクペーパー株式会社と北菱興業株式会社を吸収合併し、北上工場を設置。
白河パルプ工業
[編集]- 1949年(昭和24年)3月 - 黒磯製紙株式会社発起人総会を開催[17]。
- 1950年(昭和25年)3月 - 白河製紙株式会社に改称[17]。
- 1951年(昭和26年)
- 4月 - 白河パルプ工業株式会社に社名変更。
- 11月 - 白河工場操業開始[23]。
- 1965年(昭和40年)11月19日 - 北上工場竣工[24]。
- 1966年(昭和41年)4月1日 - 三菱製紙に合併。
関係会社
[編集]三菱製紙グループは2022年(令和4年)3月31日現在の子会社、関連会社は以下の通りである。
- 新北菱林産
- MPMオペレーション
- KJ特殊紙
- 高砂紙業
- 三菱王子紙販売
- 東邦特殊パルプ
- 京菱ケミカル
- 三菱製紙エンジニアリング
- 浪速通運
- 菱紙
- エム・ピー・エム・シェアードサービス
- 菱工
- MPM数値解析センター
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 有価証券報告書(第155期)
- ^ 三菱金曜会
- ^ 三菱広報委員会の活動
- ^ 三菱グループに「落ちこぼれ企業」続出、最強エリート集団の大ピンチ(三菱金曜会会員会社一覧が掲載されている) - 週刊ダイヤモンド公式サイト内のページ
- ^ 三菱広報委員会の加盟会社
- ^ 『三菱製紙百年史』p.223
- ^ 『三菱製紙百年史』p.10
- ^ 『三菱製紙百年史』p.11
- ^ 『三菱製紙百年史』p.225
- ^ 『三菱製紙百年史』p.13
- ^ 『三菱製紙百年史』p.228
- ^ 『三菱製紙百年史』p.231
- ^ 『三菱製紙百年史』p.232
- ^ 『三菱製紙百年史』p.17
- ^ 『三菱製紙百年史』p.238
- ^ a b c 『三菱製紙百年史』p.239
- ^ a b c d 『三菱製紙百年史』p.242
- ^ 『三菱製紙百年史』p.256
- ^ 『三菱製紙百年史』p.257
- ^ 『三菱製紙百年史』p.263
- ^ 『三菱製紙百年史』p.266
- ^ 固定資産の譲渡並びに特別損失(減損損失)の計上に関するお知らせ三菱製紙株式会社、2022年4月27日付、株予報Pro
- ^ 『三菱製紙百年史』p.23
- ^ 『三菱製紙百年史』p.254
参考文献
[編集]- 三菱製紙株式会社『三菱製紙百年史 資料編』凸版印刷株式会社、1999年。
関連項目
[編集]- 三菱製紙魚町倶楽部 - 高砂工場の近く、神戸製紙所時代に建設された明治時代築の西洋館。
- 永田耕衣(元高砂工場製造部長) - 俳人、『部長の大晩年』(城山三郎著)の主人公。
- 三菱製紙八戸クラブ(社会人野球、旧・三菱製紙八戸硬式野球部)