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三菱製紙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三菱製紙株式会社
Mitsubishi Paper Mills Limited.
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 3864
1949年5月16日上場
大証1部(廃止) 3864
1949年5月14日 - 2013年7月12日
略称 三菱紙
本社所在地 日本の旗 日本
130-0026
東京都墨田区両国2丁目10番14号
設立 1898年明治31年)4月1日
(合資会社神戸製作所)
業種 パルプ・紙
法人番号 8010001008769 ウィキデータを編集
事業内容 パルプ写真フィルター・感光剤などの製造、販売
代表者 代表取締役社長兼社長執行役員 木坂隆一
代表取締役兼副社長執行役員 眞田茂春
資本金 327億5,600万円
売上高 連結:2,095億円
単独:1,071億円
(2023年3月期)
純資産 連結:720億円
単独:497億円
(2023年3月期)
総資産 連結:2,270億円
単独:1,683億円
(2023年3月期)
従業員数 連結:2,832名
単独:607名
(2024年3月末現在)
決算期 3月31日
主要株主 王子ホールディングス 32.89%
那須 功 4.58%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 2.99%
富士フイルムホールディングス 1.90%
三菱製紙取引先持株会 1.90%
(2020年3月31日現在[1]
主要子会社 三菱王子紙販売株式会社 99.9%
北上ハイテクペーパー株式会社 100.0%
関係する人物 岩崎久彌(創業者、三菱財閥3代目総帥)
岩崎隆彌(元会長、久彌の次男)
外部リンク www.mpm.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:マスタートラスト所有の株式割合
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 3.24%
日本カストディ銀行株式会社 2.19%
(2018年3月末現在)
テンプレートを表示

三菱製紙株式会社(みつびしせいし)は、三菱グループ王子グループの製紙会社。日本の製紙業界では6位。塗工紙(高級光沢紙)などの印刷用紙を中心に、情報用紙、ティッシュペーパー、製紙用パルプ写真フィルター、感光剤などを製造し、近年は、不織布・ガラス繊維ペーパー、リチウムイオン電池セパレーターなどに注力している。三菱金曜会[2]及び三菱広報委員会[3]の会員企業である[4][5]

2005年(平成17年)1月31日中越パルプ工業との合併を発表したが、その後同年5月16日に合併は白紙撤回された。

2018年2月6日に王子ホールディングス株式会社との資本業務提携を発表。2019年3月29日に同社に対する第三者割当増資による新株式の発行等を行い、同社の持分法適用会社となる。

事業所所在地

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沿革

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  • 1898年明治31年)4月1日 - 神戸市三宮においてウォルシュ兄弟が経営していた製紙会社・神戸製紙所岩崎久彌が同年3月に買収し、合資会社神戸製紙所として設立[6]
  • 1901年(明治34年)
    • 5月 - 高砂工場が操業開始[7]
    • 7月 - 神戸製紙所が神戸市から高砂町に移転[8]
  • 1904年(明治37年)6月1日 - 合資会社三菱製紙所に改称[9]
  • 1917年大正6年)
    • 2月 - 中川工場操業開始[10]
    • 11月1日 - 三菱製紙株式会社に改組[11]
  • 1925年(大正14年)12月9日 - 本社を兵庫県高砂市から東京都千代田区丸の内(東京出張所)に移転[12]
  • 1928年昭和3年)4月30日 - 本社を東京市麴町区八重洲町1丁目1番地(八重洲ビル)に移転[13]
  • 1938年昭和13年)6月 - 京都写真工業株式会社設立[14]
  • 1944年(昭和19年)
    • 2月15日 - 京都写真工業株式会社を吸収合併、京都試製工場が発足[15]
    • 8月1日 - 浪速製紙株式会社を吸収合併し、浪速工場が発足[16]
    • 8月18日 - 浪花製紙株式会社との合併で資本金が1,098万円となる[16]
  • 1945年(昭和20年)1月1日 - 京都試製工場を京都工場に改称[16]
  • 1948年(昭和23年)12月27日 - 資本金を5,000万円に増資[17]
  • 1949年(昭和24年)
  • 1966年(昭和41年)
    • 4月1日 - 白河パルプ工業株式会社と合併し、パルプから紙に至る一貫メーカーとなる。白河工場、北上工場を継承。
    • 9月 - 八戸工場操業開始。
    • 12月24日 - 浪速工場の稼働停止[18]
  • 1968年(昭和43年)3月31日 - 浪速工場(大阪市福島区)を閉鎖[19]
  • 1981年(昭和56年)7月18日 - 本社を東京都千代田区丸の内3丁目4番2号新日石ビルに移転[20]
  • 1989年(昭和64年)1月1日 - 筑波研究所を設置[21]
  • 2000年平成12年)7月11日 - 北越製紙株式会社と業務、資本提携。
  • 2003年(平成15年)3月 - 中川工場(東京都葛飾区)閉鎖。
  • 2005年(平成17年)
    • 4月1日 - 北上工場事業を会社分割し、北上ハイテクペーパー株式会社を設立。
    • 7月1日 - 北越製紙株式会社との業務・資本提携を終了。
  • 2007年(平成19年)
    • 8月28日、富士フイルムと三菱製紙は、写真事業に関して業務/資本提携。
    • 11月20日 - 情報用紙事業において、王子製紙株式会社との戦略的資本・業務提携を発表。
  • 2012年(平成24年)7月17日 - 本社を東京都千代田区丸の内から東京都墨田区両国に移転。
  • 2021年令和3年)9月 - つくばR&Dセンター(茨城県つくば市)閉鎖[22]
  • 2023年(令和5年)4月 - 北上ハイテクペーパー株式会社と北菱興業株式会社を吸収合併し、北上工場を設置。

白河パルプ工業

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  • 1949年(昭和24年)3月 - 黒磯製紙株式会社発起人総会を開催[17]
  • 1950年(昭和25年)3月 - 白河製紙株式会社に改称[17]
  • 1951年(昭和26年)
    • 4月 - 白河パルプ工業株式会社に社名変更。
    • 11月 - 白河工場操業開始[23]
  • 1965年(昭和40年)11月19日 - 北上工場竣工[24]
  • 1966年(昭和41年)4月1日 - 三菱製紙に合併。

関係会社

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三菱製紙グループは2022年(令和4年)3月31日現在の子会社関連会社は以下の通りである。

  • 新北菱林産
  • MPMオペレーション
  • KJ特殊紙
  • 高砂紙業
  • 三菱王子紙販売
  • 東邦特殊パルプ
  • 京菱ケミカル
  • 三菱製紙エンジニアリング
  • 浪速通運
  • 菱紙
  • エム・ピー・エム・シェアードサービス
  • 菱工
  • MPM数値解析センター

脚注

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出典

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参考文献

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  • 三菱製紙株式会社『三菱製紙百年史 資料編』凸版印刷株式会社、1999年。 

関連項目

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外部リンク

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