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不思議なピーチパイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「不思議なピーチパイ」
竹内まりやシングル
初出アルバム『LOVE SONGS
B面 さよならの夜明け
リリース
規格 レコード
ジャンル ポップス
レーベル RCA/RVC
RVS-557
作詞 安井かずみ
作曲 加藤和彦
チャート最高順位
竹内まりや シングル 年表
SEPTEMBER
(1979年)
不思議なピーチパイ
(1980年)
二人のバカンス
(1980年)
LOVE SONGS 収録曲
SIDE 1
  1. FLY AWAY
  2. さよならの夜明け
  3. 磁気嵐
  4. 象牙海岸
  5. 五線紙
SIDE 2
  1. LONELY WIND
  2. 恋の終わりに
  3. 待っているわ
  4. SEPTEMBER
  5. 不思議なピーチパイ
  6. little lullaby
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不思議なピーチパイ」(ふしぎなピーチパイ)は、竹内まりやの4枚目のシングル。1980年2月5日火曜日)にRCA(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)より発売された。

概要・背景

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表題曲「不思議なピーチパイ」は資生堂化粧品 '80 春のキャンペーンCMソングとして使用された。曲名は土屋耕一考案のキャンペーンタイトル ″ピーチパイ″ に糸井重里が ″不思議な″ を付け足したもの[3]

レコーディングの際、スタジオに来ていた作詞者の安井かずみは「まりや、この曲はあなたの声にぴったりのポップスだわ!」と話しており、安井の予想通りこの曲は竹内にとって初めての大ヒットとなる[4]オリコンチャートでは初のTOP10入りを果たし、その後のランキングでは最高3位まで上昇するロング・ヒットを記録。最終的な累計売上は39.2万枚に達した[1]。『ザ・ベストテン』(TBSテレビ)でも「今週のスポットライト」で初出演後にランクインし、最高3位・通算7週間ベストテン入りするなど、竹内の名前が大きく知れ渡るきっかけにもなった[2]

この曲のヒットにあたり、竹内は『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ)などテレビの歌番組へ積極的に出演し、歌を披露していた。1980年3月27日放送の『ザ・ベストテン』で10位にランクインした際には、当日コンサートを行っていた大阪フェスティバルホールからの生中継で登場したが、その時ベストテン登場1000組目のアーティストとなったことから、スタッフより「初登場の記念に何か贈り物をしたい」と竹内に提案したところ「会場に置いてある公衆電話に、自分の写真を飾って欲しい」と要望し、それが実現されることとなる。本人の写真入りの公衆電話は初登場した日に会場に贈呈され、数年間会場に置かれ、多くの人が利用した。

1988年公開の映画『ほんの5g』(松竹)では挿入歌として使用された。

B面曲の「さよならの夜明け」は、竹内自身が作詞、作曲は山下達郎が手掛けた楽曲である。

収録曲

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  1. 不思議なピーチパイ
    作詞:安井かずみ/作曲:加藤和彦/編曲:加藤和彦・清水信之
    • 資生堂化粧品 '80春のキャンペーンソング
  2. さよならの夜明け
    作詞:竹内まりや/作曲:山下達郎/編曲:Gene Page

収録アルバム

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カヴァー

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不思議なピーチパイ

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脚注

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出典

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  1. ^ a b c d オリコンランキング情報サービス「you大樹」
  2. ^ a b c 角川インタラクティブ・メディア「別冊ザ・テレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る! 80'sポップスHITヒストリー〜」2004年12月、ISBN 978-4-0489-4453-3
  3. ^ みんなCM音楽を歌っていた。大森昭男ともうひとつのJ-POP 立ち読み版 第4回 CMソングからイメージソングへほぼ日刊イトイ新聞
  4. ^ 竹内まりやのベスト・アルバムExpressions』のライナーノーツより

外部リンク

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竹内まりや Official Site