Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
コンテンツにスキップ

園部佳太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
園部 佳太
オイシックス新潟アルビレックスBC #36
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福島県いわき市
生年月日 (1999-08-24) 1999年8月24日(25歳)
身長
体重
177 cm
93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手
プロ入り NPB / 2021年 育成選手ドラフト2位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

園部 佳太(そのべ けいた、1999年8月24日 - )は、福島県いわき市出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ所属。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

いわき市立豊間小1年時にソフトボールを始め、6年生までソフトボールを続けた[1]。いわき市立豊間中では軟式野球部に所属し[2]、いわき市の中学軟式野球選抜チームである「いわき松風クラブ」でもプレーした[3]

福島県立いわき光洋高等学校では1年秋から遊撃手でベンチ入りし、2年秋から主将を務めた[2]。3年夏(2017年)の福島県大会は主砲として打率.550を記録してチームを牽引し同校初の決勝進出を果たしたが、決勝で聖光学院にサヨナラ負けを喫し甲子園出場はならなかった[4]。その後9月13日にプロ志望届を提出したが[5]ドラフト会議での指名はなかった。高校通算本塁打数は48本[4]

高校卒業後は東都大学野球連盟所属の専修大学に進学。1年春のリーグ戦からベンチ入りを果たしたが、夏の練習試合で頭部に死球を受けてから打撃が狂い始め、更に1年秋に腰を痛めてしまい[6]、また人間関係に悩んだこともあり[4]、2年春のリーグ戦後に中退して帰郷した[2][6]

BCL・福島時代

[編集]

大学中退後は周囲の勧めもあり、2019年11月に行われたベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)の合同トライアウトに参加。バットコントロールやパンチ力を評価した[7]地元の福島レッドホープスが特別合格選手として獲得して入団した[8]

2020年はルーキーながら全60試合に出場して、打率.296、5本塁打、35打点という成績を残した[6]

2021年は58試合に出場して、打率.312、2本塁打、29打点という成績を残した[6]

10月11日に行われたドラフト会議においてオリックス・バファローズから育成2位で指名され、11月18日に支度金300万円、年俸240万円で仮契約を結んだ[9]。背番号は021

オリックス時代

[編集]
2022年、オリックス時代

2022年ウエスタン・リーグ公式戦72試合に出場して212打席に立ち、打率.253、6本塁打、27打点という成績を残した[10]。練習試合を含めれば10本の本塁打を打っており、園部はこの年の打撃の手応えをつかんだと振り返っている[7]

2023年はポジション争いの影響もあってウエスタン・リーグ公式戦の出場が43試合に減少し、打席数も79打席まで減少したが、打率.278、1本塁打、13打点という成績を残した[7][11]。しかし、育成選手制度の3年間の期間を待たずして、10月5日に球団より戦力外通告を受けた[12]。現役続行を希望し[13]、11月15日の12球団合同トライアウトに参加。7度打席に入って、3安打(うち長打2)1四球1三振の結果だった[14]

オイシックス時代

[編集]
2024年3月24日 HARD OFF ECOスタジアム新潟で撮影

2023年12月1日、翌年からイースタン・リーグに新規参入する、オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団することが発表された[15]

オイシックスでは二遊間のスタメン候補として期待されていたが、2024年の開幕から出場機会に恵まれなかった。のちに一塁手として出番が巡ってきて、慣れないポジションながら攻守でアピールを続けている[16]

選手としての特徴

[編集]

高校通算48本塁打の長打力、遠投95mの肩、50m走6秒ジャストの足と、走攻守の三拍子揃った遊撃手[17]

詳細情報

[編集]

NPB年度別打撃成績

[編集]
  • 一軍公式戦出場なし

独立リーグでの年度別打撃成績

[編集]

出典は「一球速報.com」[18][19]

















































O
P
S
2020 福島 60 227 196 29 58 9 2 5 86 35 6 3 1 1 27 - 2 32 3 .296 .414 .408 .822
2021 58 262 218 47 68 15 1 2 91 29 6 4 6 4 32 - 2 29 7 .312 .398 .417 .815
通算:2年 118 489 414 76 126 24 3 7 177 64 12 7 7 5 59 - 4 61 10 .304 .392 .428 .820

背番号

[編集]
  • 36(2020年、2024年 - )
  • 6(2021年)
  • 021(2022年 - 2023年)

脚注

[編集]
  1. ^ 園部 佳太(いわき光洋)「自慢のスイングスピードで通算48本塁打!次のステージでも成り上がる!」」『高校野球ドットコム』2017年10月22日。2022年5月6日閲覧
  2. ^ a b c 【BCリーグ】「本気でやってみよう」福島の園部佳太が専大中退から故郷で再発進」『スポーツ報知』2020年4月1日。2022年5月6日閲覧
  3. ^ 千葉ロッテ・佐藤、東北楽天・内田らプロ4名を輩出した「いわき松風クラブ」も躍進の兆しあり」『高校野球ドットコム』2021年1月14日。2022年5月6日閲覧
  4. ^ a b c BC福島新入団の園部佳太、狙うはプロ入りと日本一」『日刊スポーツ』2020年3月8日。2022年5月6日閲覧
  5. ^ 2017年 | プロ野球志望届提出者一覧」『公益財団法人日本高等学校野球連盟』。2022年5月6日閲覧
  6. ^ a b c d オリックス・育成2位の園部佳太が二度のピンチを乗り越えプロの道へ」『BASEBALL KING』2021年12月15日。2022年5月6日閲覧
  7. ^ a b c 真柴健「自信掴むも2年で戦力外「現実は受け止めた」 指名漏れも経験…24歳の"新しい挑戦"」『Full-Count』2023年11月14日。2024年4月8日閲覧
  8. ^ 特別合格選手のお知らせ」『ルートインBCリーグ』2019年11月15日。2022年5月6日閲覧
  9. ^ オリックスからドラフト指名の福島ホープス園部内野手が仮契約」『福島民報』2021年11月18日。2022年5月6日閲覧
  10. ^ 2023年度 オリックス・バファローズ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年10月5日閲覧
  11. ^ 2023年度 オリックス・バファローズ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年10月5日閲覧
  12. ^ 来季の選手契約について」『オリックス・バファローズ』2023年10月5日。2023年10月5日閲覧
  13. ^ オリックス育成・園部佳太も戦力外、現役続行希望」『サンスポ』2023年10月5日。2023年10月5日閲覧
  14. ^ 阪神高山俊がマルチ安打 59人が参加 プロ野球12球団合同トライアウト/詳細」『日刊スポーツ』2023年11月15日。2023年11月18日閲覧
  15. ^ DeNA戦力外の田中が新潟BC入団 元オリ園部も…NPB経験者続々獲得」『Full-Count』2023年12月1日。2023年12月1日閲覧
  16. ^ 大島享也「オイシックス園部佳太、定位置奪取へ2安打アピール 連勝ならずも元同僚に“1失点”つけ存在感」『日刊スポーツ』2023年11月14日。2024年4月8日閲覧
  17. ^ 【オリックス】育成2位の園部佳太が仮契約「今日という日を忘れずに、はいあがっていきたい」」『スポーツ報知』2021年11月18日。2022年5月6日閲覧
  18. ^ ルートインBCリーグ2020公式戦(2020年)福島レッドホープス 打撃成績 - 一球速報.com
  19. ^ ルートインBCリーグ2021公式戦(2021年)福島レッドホープス 打撃成績 - 一球速報.com

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]