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坂出駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂出駅
北口(2023年6月)
さかいで
Sakaide
Y07 八十場 (2.7 km)
(4.6 km) 宇多津 Y09
地図
所在地 香川県坂出市元町一丁目1-1
北緯34度18分47.6秒 東経133度51分22.77秒 / 北緯34.313222度 東経133.8563250度 / 34.313222; 133.8563250座標: 北緯34度18分47.6秒 東経133度51分22.77秒 / 北緯34.313222度 東経133.8563250度 / 34.313222; 133.8563250
駅番号 Y08
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
所属路線 予讃線
瀬戸大橋線含む)
キロ程 21.3 km(高松起点)
電報略号 サテ
駅構造 高架駅[1]
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
4,204人/日(降車客含まず)
-2021年-
乗降人員
-統計年度-
8,428人/日
-2021年-
開業年月日 1897年明治30年)2月21日[2]
備考 直営駅
みどりの窓口
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南口(2011年3月)

坂出駅(さかいでえき)は、香川県坂出市元町一丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線駅番号Y08

本四備讃線へ直通する列車も停車し、この系統には「瀬戸大橋線」の愛称が付けられている(詳細は後述)。

概要

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岡山発着の「うずしお」を除く特急列車各停快速列車寝台特急が停車する。高松方面から岡山方面に出入りする瀬戸大橋線系統列車は「うずしお」を除いて宇多津駅に停車しないため、当駅が高松方の実質的な分岐駅となっている。ただし、当駅から本四備讃線児島駅方面へ直通する線路は、宇多津駅の構内扱いである。

乗車人員は5,355人(2018年度)となっており、高知県の県代表駅である高知駅より乗車人員が多く、JR四国で第4位となっている。 近隣に大手企業が集積する番の州工業地帯が広がっており、岡山・高松方面からの通勤客の乗降が多い。朝夕は近隣企業の通勤バスでロータリーが混み合う光景も見られる。 かつては、路面電車琴平参宮電鉄金刀比羅宮へ向かう琴平急行電鉄なども発着していた。

特急列車では「うずしお」2往復4本が全て通過するため、坂出駅から岡山駅行特急列車は寝台特急のみとなる。特急列車は、松山駅行「いしづち」や高知駅行「しまんと」、イベント列車、早朝等に走る特急など、愛媛・高知方面列車しか停車しない。「アンパンマントロッコ」は岡山駅行特急となるが、臨時列車となるため、含めない。

構内に子会社が開発・運営する商業施設COM坂出が存在する。

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線を有する高架駅[1]。1番線が単式、2・3番線が島式となっている。

のりば

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(北側から)

のりば 路線 方向 行先 備考
1 予讃線 上り 高松方面 大半の列車(快速マリンライナー、特急いしづち等)
2 多度津方面行の列車と短時間で接続する高松行快速マリンライナー、岡山行快速マリンライナーと短時間で接続する多度津方面からの列車、待避、上り始発等一部の列車
下り 多度津観音寺松山琴平高知方面
3 大半の列車(快速マリンライナー、特急いしづち、臨時アンパンマントロッコ列車等)
瀬戸大橋線 上り 岡山方面 寝台特急「サンライズ瀬戸」を含む
付記事項
  • 2番線は上下線共通の待避線及び折返し線として使われるが、稀に3番線で2番線発着特急を待避するパターンもある。
  • この他、夜間には一部の多度津方面からの高松行列車が2番線に停車し、3番線発着岡山方面行に接続を図っている。
  • 2・3番ホームには立ち食いうどん店「かけはし」があったが、2006年4月20日限りで閉店した。
  • 客車時代の寝台特急瀬戸」は一部の車両でドアカットを行っていた。

利用状況

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1日平均の乗車人員は以下の通り[13][14][15]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2006年 5,626
2007年
2008年 5,592
2009年 5,382
2010年 5,210
2011年 5,209
2012年 5,226
2013年 5,334
2014年 5,168
2015年 5,257
2016年 5,244
2017年 5,276
2018年 5,355
2019年 5,333
2020年 4,214

駅周辺

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1994年度から2005年まで実施された「坂出駅周辺整備主要プロジェクト」により、駅北口駅前広場、地下駐車場、駅南口、南口駅前広場が整備された。プロジェクト完成を記念したモニュメント「ユニティ」が駅南口ロータリーの南に設置された。

2024年9月に坂出市より駅前再開発計画が公表されている。計画によると駅前を「まちのリビング」と位置づけ、2028年度中の供用開始を目指して図書館を核とした複合施設などの整備を行う予定[16]

バス路線

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前述の通り、以下の路線はロータリーには入らず、中国銀行前のバス停(琴参バス「京町」、坂出市営バス「坂出駅前通」に併設)に停車する。

かつては東京方面行や丸亀駅発着京阪神方面行高速バスも坂出駅で客扱いを行っていた。現在は坂出インターチェンジ(坂出インターバスターミナル)で客扱いを行っている。

その他

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なおこの両列車から丸亀方面へ乗り継ぐ場合(もしくはその逆)は、当駅で出場しない限り、坂出駅 - 宇多津駅間の運賃は不要であった。また、前者の「マリンライナー」は宇多津駅には停車も通過もしないが、正式には「宇多津駅通過」の扱いになった。

隣の駅

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四国旅客鉄道(JR四国)
予讃線
快速「サンポート」(当駅から宇多津方面は各駅に停車)
端岡駅 (Y03)(一部は鴨川駅 (Y06)) - 坂出駅 (Y08) - 宇多津駅 (Y09)
普通
八十場駅 (Y07) - 坂出駅 (Y08) - 宇多津駅 (Y09)
瀬戸大橋線(本四備讃線直通)
快速「マリンライナー
児島駅 (JR-M12)(本四備讃線) - (宇多津駅 (Y09)(全列車通過)) - 坂出駅 (Y08) - 高松駅 (Y00)(早朝・深夜は鴨川駅 (Y06))
※「マリンライナー」は宇多津駅構内の短絡線を通過するため、宇多津駅には停車しない。児島駅と宇多津駅双方に停車する列車は、特急列車のみである。

廃止路線

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日本国有鉄道
予讃本線貨物支線
坂出駅 - (貨)坂出港駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 廃止直前の同年10月12日には団体専用列車「坂出市民号」がこの貨物支線に入線している。車両は当時最新鋭だったキハ185系を使用していた。

出典

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  1. ^ a b c d “JR四国 予讃線坂出駅付近 連続立交化で変わる玄関口”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1997年1月29日) 
  2. ^ a b c d 石野 1998, p. 632.
  3. ^ a b 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編)「予讃線・予土線・内子線・本四備讃線<瀬戸大橋線>」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第10号、朝日新聞出版、2009年9月13日、16頁。 
  4. ^ 「日本国有鉄道公示第202号」『官報』1949年12月24日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「坂出駅の改築工事 26日に完成」『交通新聞』交通協力会、1960年5月18日、2面。
  6. ^ 石野 1998, p. 642.
  7. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、19頁。 
  8. ^ 「JR7社14年のあゆみ」『交通新聞』交通新聞社、2001年4月2日、9面。
  9. ^ 「坂出駅東側に来月、仮駅舎」『交通新聞』交通新聞社、1992年8月15日、1面。
  10. ^ “坂出駅高架下店舗、17日オープン”. 四国新聞(四国新聞社).(2000年11月6日)
  11. ^ “高松、坂出駅で「ICOCA」利用スタートをPR”. 四国新聞(四国新聞社).(2012年3月18日)
  12. ^ “JR四国の旅行商品販売窓口「ワーププラザ」、8駅で営業終了へ”. 朝日新聞. (2022年9月22日). https://www.asahi.com/articles/ASQ9P7KPSQ9PPTLC01D.html 2022年9月22日閲覧。 
  13. ^ 会社案内 - JR四国
  14. ^ 令和2年版 香川県統計年鑑 11.運輸・通信 2021年4月14日閲覧
  15. ^ 令和3年版 坂出市統計書 第11章 運輸・通信(100 JR主要駅乗車人員の推移)、2021年4月14日閲覧
  16. ^ TSUTAYAなど運営の会社も…JR坂出駅周辺の再整備事業の交渉先が決定 誰でも気軽に立ち寄れる「まちのリビング」に 香川・坂出市

参考文献

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  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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