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垂井町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たるいちょう ウィキデータを編集
垂井町
南宮大社(楼門)
垂井町旗 垂井町章
垂井町旗 垂井町章
1962年7月31日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 岐阜県
不破郡
市町村コード 21361-6
法人番号 7000020213616 ウィキデータを編集
面積 57.09km2
総人口 25,212[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 442人/km2
隣接自治体 大垣市揖斐郡揖斐川町池田町不破郡関ケ原町養老郡養老町
町の木 ケヤキ
町の花 ツバキ
垂井町役場
町長 早野博文
所在地 503-2193
岐阜県不破郡垂井町宮代2957番地11
北緯35度21分59秒 東経136度32分17秒 / 北緯35.3664度 東経136.5381度 / 35.3664; 136.5381座標: 北緯35度21分59秒 東経136度32分17秒 / 北緯35.3664度 東経136.5381度 / 35.3664; 136.5381
外部リンク 公式ウェブサイト

垂井町位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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「垂井」の地名の由来となった垂井の泉
竹中氏陣屋(櫓門)

垂井町(たるいちょう)は、岐阜県西部(西濃)の不破郡に属する

美濃国国府趾、一宮などの所在地として有名であり、古代から美濃国の中心として栄えた。中世には中山道宿場町美濃路の分岐点、南宮大社門前町として栄えた。戦国時代に豊臣秀吉の軍師として活躍した竹中半兵衛所縁の地としても有名であり菩提山城跡やその一族の竹中氏陣屋などがある。また、関ヶ原の戦いをはじめ承久の乱や南北朝動乱など天下を分かつ合戦の舞台でもあり、古代から近世までそれぞれの時代にゆかりの史跡がある。

地理

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地目別面積比 [平成28年10月1日現在]

  森林原野 32.61㎢ (57.2%)
  農用地 10.47㎢ (18.3%)
  宅地 7.28㎢ (12.8%)
  道路 3.33㎢ (5.8%)
  その他 3.39㎢ (5.9%)

揖斐川水系の相川とその支流による扇状地が、町の中央から東部や南東部にかけて広がり濃尾平野につながっている[1]。山地として北部から北西部に池田山地、南西部に南宮山地がある[1]

  • 山:南宮山池田山、朝倉山、菩提山
  • 峠:岩手峠
  • 河川:相川泥川、薬師川、大滝川、岩手川、梅谷川
  • 湖沼:明神湖、大谷池、平尾1号・2号ダム
大垣市周辺河川の位置関係図

気候

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  • 夏は高温多湿で蒸し暑く38℃を越えることがある。一方、冬は積雪量が世界山岳気象観測史上1位(ギネス世界記録登録)となった伊吹山から「伊吹おろし」と呼ばれる風が福井県沿岸などの日本海側にも近いことから猛烈な吹雪となり吹き下ろしてくる。

方言(アクセント)

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大垣市西部(旧不破郡)から垂井町、関ヶ原町、滋賀県米原市にかけての人々は、垂井式アクセントという、京阪式アクセントの変種を方言として使う。方言学者服部四郎が初めて垂井町で発見して命名した。

垂井の地名由来

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垂井(たるい)

古くから垂井の泉歌枕(たるいの水)として多くの歌人に詠まれていたことに由来。

宮代(みやしろ)

「御屋(神社や御所)+代(場所)」であり、南宮大社聖武天皇が行幸した場所(不破頓宮など)に由来。

府中(ふちゅう)

美濃国府があったことに由来。

綾戸(あやど)

渡来人の漢(あや)氏と呼ばれる綾を織る人々が集住したことに由来。

表佐(おさ)

渡来人の日佐(おさ)氏と呼ばれる古代の通訳が集住したことに由来。

栗原(くりはら)

呉国からの渡来人である呉原(くれはら)氏が集住したことに由来。

岩手(いわで)

岩手氏がこの地を治めていたことに由来。もしくは岩の出っ張ったところに由来。

隣接している自治体

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歴史

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先史

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  • 縄文時代 ‐ 大滝野遺跡(府中地区)、長尾遺跡(岩手地区)、南森下遺跡 / 小黒見遺跡(南宮山塊東部)、朝倉遺跡 / 北野遺跡 / 日守遺跡(朝倉山麓北斜面)など縄文中期~晩期の遺跡が見つかっている。草創期~前期の遺跡は発見されていない。
  • 弥生時代 ‐ 日守遺跡、朝倉遺跡、境野遺跡などの遺跡が知られており表佐地区では土器・石器が出土している事や隣接地の大垣市からもそれらが出土している事から大規模な農耕集団がこの付近に存在していたと考えられている。
  • 4世紀後半 ‐ 親ヶ谷古墳が造営。
  • 7世紀前半 ‐ 南大塚古墳が造営。

※現在150基ほどの古墳が見つかっている。

古代

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中世

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(襲撃情報のため一時的に揖斐小島の頓宮へ移動)

近世

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近代

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現代

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人口

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  • 町制当時から増加し続け、特に1960年代に行った工場誘致の影響により人口が激増し、その後も継続して増加していたが、2000年実施の国勢調査から減少している。
垂井町と全国の年齢別人口分布(2005年) 垂井町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 垂井町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
垂井町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 23,240人
1975年(昭和50年) 24,794人
1980年(昭和55年) 26,404人
1985年(昭和60年) 27,899人
1990年(平成2年) 28,605人
1995年(平成7年) 28,736人
2000年(平成12年) 28,935人
2005年(平成17年) 28,895人
2010年(平成22年) 28,505人
2015年(平成27年) 27,556人
2020年(令和2年) 26,402人
総務省統計局 国勢調査より


行政

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  • 歴代町長
    • 1代:多賀多門(1954年10月4日~1958年10月3日)
    • 2代:国枝利一(1958年10月3日~1962年9月21日)
    • 3代:矢木野辨二(1962年9月22日~1974年9月21日)
    • 4代:早野光二郎(1974年9月22日~1986年9月21日)
    • 5代:松井修(1986年9月22日~1991年3月21日)※
    • 6代:田中幸雄(1991年4月22日~2003年4月26日)
    • 7代:中川満也(2003年4月27日~2019年4月26日)
    • 8代:早野博文(2019年4月27日~在任中)

※松井修が、脳内出血で急逝したため町長不在期間がある。

交通

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鉄道

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垂井駅(北口)
新垂井駅跡
東海旅客鉄道(JR東海)
大垣駅 - 関ケ原駅間の東海道本線の配線

町内を東海道本線が通過しているが、上下線で離れている。町域北部を通る下り本線(登坂迂回線)は現在では貨物列車や特急列車のみが通行し、普通列車は町域南部の上り本線に平行して敷かれた「垂井線」を通って垂井駅に至る。かつては下り本線の町域内に新垂井駅が設置されており同線を通行する普通列車も運行されていたが、新垂井駅は1986年11月1日のダイヤ改正時に廃止された。

このほか、東海道新幹線岐阜羽島駅 - 米原駅間で町域南部を通過しているが駅はない。

バス

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  • 名阪近鉄バス
    • 稲葉線 <定期運行>
    • 不破高校スクール線<運行日:不破高校の登校日>
    • 大垣宮代線 <運行日:正月三が日>
    • 大垣伊吹山線 <季節運行>
  • 垂井町巡回バス <運行日:平日>
    • 垂井・岩手線
    • 府中・東線
    • 垂井・宮代・表佐線
    • 栗原・表佐・東線
  • 池田温泉福祉バス(垂井駅 - 池田温泉)<運行日:火・金・土・日・祝日>

道路

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教育・子育て

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高校

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中学校

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小学校

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保育園・幼稚園・認定こども園

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認定こども園
  • 垂井こども園
  • 垂井東こども園
  • 宮代こども園
  • 表佐こども園
  • 府中こども園
  • 岩手こども園
  • ハチスチルドレンズセンター <私立>

経済

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特産品

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産業

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主な企業
電力
  • 本町を担当する中部電力の営業所は、大垣営業所である[13]

金融機関

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  • 十六銀行
    • 垂井支店
    • 垂井町役場ATM(大垣共立銀行との共同設置)
  • 大垣共立銀行
    • 垂井支店
    • ミニストップ垂井町店ATM
    • ヨシヅヤスーパー・センター垂井ATM
    • バロー垂井店ATM
    • 垂井追分ATM
    • 垂井町役場ATM(十六銀行との共同設置)
  • 大垣西濃信用金庫
    • 垂井支店
    • ヨシヅヤスーパー・センター垂井ATM
    • バロー垂井店ATM
  • 東海労働金庫
    • 垂井出張所
  • 新大垣証券垂井営業所
  • 日本郵便株式会社
    • 垂井郵便局
    • 表佐郵便局
    • 岩手郵便局
    • 垂井府中簡易郵便局
    • 垂井宮代簡易郵便局
    • 栗原簡易郵便局
  • 西美濃農業協同組合(JAにしみの)垂井支店
    • よりそいプラザ宮代店
    • よりそいプラザ表佐店
    • よりそいプラザ合原店
    • よりそいプラザ府中店
    • よりそいプラザ岩手店
    • よりそいプラザ垂井東店
    • マックスバリュ垂井ショッピングセンターATM
    • ヨシヅヤ垂井店ATM

公共施設

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役所
警察
消防
スポーツ施設
文化施設
病院
その他

通信

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  • 本町の市外局番0584(大垣MA)。
    • 市内局番は、主に20番台を使用。

姉妹都市・友好都市

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海外

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姉妹都市

国内

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提携都市(災害時相互応援協定)

名所・旧跡・観光スポット

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朝倉山真禅院(三重塔)
相川鯉のぼり一斉遊泳

神社

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国府・寺院

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近世の交通

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城郭

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自然

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主な祭典・芸能・催事

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垂井曳山祭り(子供歌舞伎)

登場作品

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著名な出身者

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名誉町民

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脚注

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  1. ^ a b 垂井町地域公共交通計画(令和6年度)”. 垂井町. 2024年10月18日閲覧。
  2. ^ 暗夜垂井駅(東海道線)に演ぜられたる急行列車顛覆の惨事”. 大阪毎日新聞 (1919年7月31日). 2017年12月16日閲覧。
  3. ^ 岐阜県告示第430号
  4. ^ 岐阜県告示第575号・垂井町議第45号
  5. ^ 図典 日本の市町村章 p126
  6. ^ 垂井町徽章”. 垂井町例規集. 2012年5月26日閲覧。
  7. ^ a b c まちの概要”. 垂井町. 2017年10月20日閲覧。
  8. ^ a b c d http://www.town.tarui.lg.jp/_files/00000079/youran2016.pdf (PDF)
  9. ^ 垂井町町の木”. 垂井町例規集. 2012年5月26日閲覧。
  10. ^ 垂井町町の花”. 垂井町例規集. 2012年5月26日閲覧。
  11. ^ 第1次基本集計”. 垂井町. 2012年5月26日閲覧。
  12. ^ スポーツの町宣言”. 垂井町例規集. 2012年5月26日閲覧。
  13. ^ "停電情報 大垣営業所"”. 中部電力. 2019年12月9日閲覧。
  14. ^ 岐阜の参拝は鉄の神様・南宮大社へ”. 南宮大社. 2024年6月19日閲覧。
  15. ^ a b c d 広報たるい合併35周年・町制施行100周年記念特集号” (PDF). 垂井町. p. 5・6 (1989年12月1日). 2024年6月20日閲覧。
  16. ^ 広報たるい№437” (PDF). 垂井町. p. 6 (1993年11月15日). 2024年6月20日閲覧。
  17. ^ 広報たるい№668” (PDF). 垂井町. p. 10 (2010年1月1日). 2024年6月20日閲覧。
  18. ^ 広報たるい№840” (PDF). 垂井町. p. 30 (2024年5月1日). 2024年6月20日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113 

関連項目

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外部リンク

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