小学館新人コミック大賞
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小学館新人コミック大賞 | |
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国 | 日本 |
主催 | 小学館 |
報酬 | 200万円(大賞) |
初回 | 1978年 |
公式サイト | http://shincomi.shogakukan.co.jp/ |
小学館新人コミック大賞(しょうがっかんしんじんコミックたいしょう)は、小学館が主催する漫画新人賞。1978年創立。年2回開催。
児童部門、少年部門、少女・女性部門、青年部門に分かれ、小学館が発行する各漫画雑誌が共同で公募を行なう。部門ごとにプロの漫画家が審査し、大賞、入選、佳作の賞が決定される。前2賞は該当作無しであることが多いが、2015年12月に受賞者が発表された第77回では、少女・女性部門にて中学3年生である14歳(受賞当時)の女性(ときわ藍)が大賞を受賞している[1]。
また選考に漏れたもののなかから有望な作品に奨励金が与えられる。応募原稿は予備選考で落ちたものまで全て添削され、返却時に同封される。
第55回までは一般部門とヤング部門があったが、第56回より青年部門に統合された。また以前は児童部門は藤子不二雄賞、一般部門はビッグコミック賞、ヤング部門はスピリッツ賞(現在は月例新人賞の名称)の名で開催されていた。
応募規定
[編集]- 頁制限 ストーリーもの 32頁前後、ギャグもの 16頁前後、4コマもの 10本以上。商業作品で未発表のもの。
- 年齢・性別・経験問わず。但し過去の受賞・掲載歴がある場合その旨を明記
- 応募は郵送のみ(メール不可)。デジタルデータで収録する場合、データ用CD-R、もしくはDVD-Rに「600dpi、PSDファイル、白黒2値とし、セリフもデータにしている場合、画像とセリフのレイヤーは別々にする」という規定がある。
- 応募作品は前述のとおり添削した上で、発表から3ヶ月程度で返却される(返信用封筒<切手は添付しなくてもよい>が必要)が、デジタルデータの場合は返却不可なので、予め別のメディアにコピーする必要がある。
受賞賞品
[編集]- 大賞(グランプリ相当) 賞金200万円
- 入選 賞金50万円
- 佳作 賞金30万円
- 以上の受賞者にはそれぞれ共通で、表彰状、記念盾、受賞作品の収録本、入選以上の受賞者には液晶タブレットまたはスキャナーまたはミラーレス一眼デジタルカメラ、CLIP STUDIO PAINT PROが贈られる。
- 特別育成金 各部門の上位入賞者に対し特別育成金100万円を贈呈(児童部門は複数均等割りもある)
- 奨励金 入選を逃した場合でも将来有望と思われる作者には奨励金10万円を贈呈
- その他基準を満たした応募者には記念品として次を贈呈する
- 応募者全員 受賞作収録本
主な入賞者
[編集]- 青山剛昌(第19回 少年部門 入選)
- 安倍夜郎(第53回 一般部門 大賞)
- 安西信行(第26回 少年部門 佳作)
- 石渡治(第3回 少年部門 佳作)
- 和泉かねよし(第36回 少女・女性部門 入選)
- いわしげ孝(第2回 一般部門 入選)
- 宇佐美真紀(第42回 少女・女性部門 佳作)
- 浦沢直樹(第9回 一般部門 入選)
- 大須賀めぐみ(第42回 少年部門 佳作)
- 岡崎二郎(第18回 一般部門 佳作)
- オダトモヒト(第70回 少年部門 大賞)※「小田智仁」名義
- 小野敏洋(第22回 児童部門 入選)
- 小畑友紀(第42回 少女・女性部門 佳作)
- 樫本学ヴ(第12回 児童部門 佳作)
- 克・亜樹(第12回 少年部門 佳作)
- 鬼頭莫宏(第21回 ヤング部門 入選)
- 久米田康治(第27回 少年部門 入選)
- 西岸良平(第8回 一般部門 佳作)
- 桜小路かのこ(第45回 少女・女性部門 入選)
- 島本和彦(第9回 少年部門 佳作)
- 新條まゆ(第33回 少女・女性部門 佳作)
- 晴十ナツメグ(第73回 少年部門 佳作)
- 空詠大智(第59回 少年部門 佳作)
- 高橋留美子(第2回 少年部門 佳作)
- 田辺イエロウ(第47回 少年部門 佳作)
- 手原和憲(第63回 青年部門 入選)
- 田村由美(第12回 少女・女性部門 佳作)
- つきりのゆみ(第37回 少女・女性部門 入選)
- 中津賢也(第11回 少年部門 入選)
- 中原裕(第18回 少年部門 入選)
- 長江朋美(第23回 少女・女性部門 佳作)
- 法月理栄 (第3回 一般部門 佳作)
- 花咲アキラ(第11回 一般部門 入選)
- 早見純(第2回 少年部門 佳作)
- 弘兼憲史(第12回 一般部門 準佳作)
- 藤田和日郎(第22回 少年部門 入選)
- 藤原さとし(第57回 青年部門 佳作)※「藤原聡」名義
- 満田拓也(第11回 少年部門 佳作)
- 皆川亮二(第22回 少年部門 入選)
- Moo.念平(第7回 児童部門 入選)
- 桃吐マキル(第34回 ヤング部門 入選)
- 安永航一郎(第10回 少年部門 佳作)
- 山崎コータ(第73回 青年部門 佳作)
- 六田登(第1回 少年部門 入選)
- 渡瀬悠宇(第23回 少女・女性部門 入選)
- 若木民喜(第33回 小年部門 入選)
脚注
[編集]- ^ “ちゃお:中学3年生がマンガ家デビュー”. MANTANWEB (2015年12月25日). 2016年1月11日閲覧。