松井秀太郎
出生名 | 松井 秀太郎 |
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生誕 | 1999年10月15日(25歳) |
出身地 | 日本・東京都国立市 |
学歴 |
国立音楽大学附属高等学校卒業 国立音楽大学ジャズ専修首席卒業 |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 | トランペット、フリューゲルホルン |
レーベル | avex-CLASSICS |
公式サイト | 松井秀太郎オフィシャルサイト |
来歴
[編集]1999年東京都国立市生まれ[1]。幼少期に家にあったおもちゃのキーボードを弾いて遊んでいた。その様子を見た両親が「音楽が好きなのだろう」と思い、本格的なキーボードを買い与えた。幼稚園の先生が弾いてくれた童謡や、テレビで見たアンパンマンの曲などを耳コピして、鍵盤で音を探りながら独学で弾いて歌っていたという。また、クラシックのCDもよく聴かせていたこともあり、自然にクラシック音楽に馴染んだ。その後、ピアノを習うがあまり長続きしなかった。
小学3年時(9歳)から金管バンドでトランペットを始める。羽村第一中学校では吹奏楽部に入部[2]、顧問の教師の影響でチャイコフスキーが好きになる[3][4]。
国立音楽大学附属高等学校にてクラシックを学ぶ[1]。同校付属オーケストラとコンチェルトを共演。日本モーツァルト青少年管弦楽団トランペット奏者として2年間活動する[5]。
同大学入学を機にジャズ専修へ転向し小曽根真、エリック宮城らに師事。大学では学内公認のビックバンド「NEWTIDE JAZZ ORCHESTRA」に参加、リードトランペットを担当。この頃よりスタジオミュージシャンとして少しずつ学外からの依頼を受けるようになる[6]。3年次の終わり頃から、プロとしての演奏活動が活発になる。自身のジャズコンサートやBLUE NOTE TOKYO ALL STAR JAZZ ORCHESTRA への参加、HYDEのコンサートサポート、スタジオ・レコーディング等、本格的にプロ活動を始める[6]。
大学を首席で卒業、矢田部賞受賞[7]。小曽根真と神野三鈴によるプロジェクト From Ozone Till Dawnに参加[8]。小曽根真との共演でパシフィック・ミュージック・フェスティバルやブルーノート東京[9]等に出演。
2022年11月12日、テレビ番組「題名のない音楽会」に今注目すべきアーティストとして出演し注目を集める。
2023年7月26日、avex-CLASSICSよりメジャー・デビュー・アルバム「STEPS OF THE BLUE」をリリース。9月22日、BLUE NOTE TOKYOにて単独公演を開催[10]。
2024年1月より、全国のコンサートホールを回る「松井秀太郎Concert Hall Live Tour」を開催。2023年度 第36回ミュージック・ペンクラブ音楽賞《ポピュラー部門》新人賞を受賞[11]。
テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』メインテーマにフィーチャリングとして参加。
ソロ活動の他に米津玄師の楽曲「LADY」やKing Gnuのライブに参加するなどアーティストサポート、スタジオミュージシャンとしても幅広く活動。
2024年10月23日、avex-CLASSICSよりニューヨークで凄腕ミュージシャンたちと共演録音したセカンド・アルバム『DANSE MACABRE』がリリースされる[12]。
人物
[編集]- トランペットやフリューゲルホルンを演奏する時は右利きの運指で行うが、筆記用具を使用したり食事をする際は左利きである。
- 小学校に掲示されていた金管バンドクラブの募集ポスターを見て興味が湧き入部する[13]。演奏したい楽器としてトランペットを挙げ希望が通ったが、初心者であったため数か月はマウスピースのみで吹き方の基礎を練習した[4]。中学進学後、吹奏楽部に力を入れている羽村市立羽村第一中学校に転入、通学に便利であることから実家を離れ、祖父母宅で同居を始める。しかし、中学3年の頃、自身の性別に思い悩み、学校に通うことが困難になる。家に引き籠る日々が続いたが祖父母は咎めることなく見守っていたという。自室でトランペットを吹き続けて自問自答を繰り返した末「型に嵌った考えに囚われず、自分が信じる好きなことをしよう」という答えに辿り着き、トランペット奏者として生きてゆく決意を固めた。ジャズの持つ自由さ(即興)に強く惹かれたのもこの頃である。
- 大学生の頃から髪を伸ばし始めた。2024年現在は黒髪の姫カットが定番である。高校時代はかなり痩身であったが、体重や体格の違いで自分の理想とする音に違いが出ると気づき、2024年現在は体重も1kg単位で調整している。ステージに立つときには薄化粧を施し、フェミニンな衣装を選ぶこともある。その容姿と男らしい名前から性別が分からないと言われることもあるが、境界線を引かずファジーな存在でいることも自分らしく生きている表現のひとつであると考えている。
- トランペットを吹く時には「歌を歌っている」感覚で演奏しているという。
- 最も影響を受けたアーティストとしてウィントン・マルサリスの名を挙げている[6]。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- STEPS OF THE BLUE(2023年7月26日、avex-CLASSICS)
- STEPS OF THE BLUE〈LP盤〉(2023年8月30日)
- DANSE MACABLE(2024年10月23日(予定)、avex-CLASSICS)
- DANSE MACABRE〈LP盤〉(2024年10月2日(予定))
配信シングル
[編集]- Danse Macabre(2024年8月21日、avex-CLASSICS) - アルバム『DANSE MACABLE』より先行配信
メディア出演
[編集]テレビ
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “PMF Special Trio 鈴木瑶子×松井秀太郎×石川紅奈 | 出演アーティスト”. PMF. 2023年4月7日閲覧。
- ^ 松井秀太郎 Shutaro Matsui [@MSHUTP] (2024年3月18日). "昨日のコンサートには母校羽村第一中の吹奏楽部の皆さんと恩師の玉寄先生が聴きに来てくださいました!今週アンサンブルコンテストの全国大会を控えているということで練習にもお邪魔しました!改めて羽一の素晴らしさを実感し、誇りに思います。コンテスト応援してます". X(旧Twitter)より2024年8月20日閲覧。
- ^ “松井秀太郎、小曽根真が認める異次元トランペッター クラシックのルーツからデビュー作『STEPS OF THE BLUE』までを語る”. Mikiki. TOWER RECORDS (2023年8月23日). 2024年8月20日閲覧。
- ^ a b “ジャズの歴史に新たな扉を開く超新星がデビュー作を発表! 松井秀太郎”. THE TRUMPET. アルソ出版 (2023年10月26日). 2024年8月20日閲覧。
- ^ “松井秀太郎 演奏会〜早春〜”. baroom. 2023年4月7日閲覧。
- ^ a b c “ジャズの新しい時代を切り開くトランペット奏者、松井秀太郎がメジャーデビュー”. Web音遊人. YAMAHA (2023年7月27日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “松井 秀太郎 - FROM OZONE TILL DAWN”. FROM OZONE TILL DAWN - Lorem Ipsum is simply dummy text of the printing and typesetting industry. Lorem Ipsum has been the industry’s standard dummy text (2022年6月6日). 2023年4月7日閲覧。
- ^ “詳細ページ - 過去の放送 - 番組について - 協会けんぽ 健康サポート”. kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp. 2023年4月7日閲覧。
- ^ “MAKOTO OZONE "From OZONE till Dawn in club" Part 6 "The Launch"|LIVE REPORTS|BLUE NOTE TOKYO”. www.bluenote.co.jp. 2023年4月7日閲覧。
- ^ “SHUTARO MATSUI "STEPS OF THE BLUE"”. BLUE NOTE TOKYO. ブルー・ノート・ジャパン. 2024年8月19日閲覧。
- ^ “【速報】2023年度 第36回ミュージック・ペンクラブ音楽賞決定!!”. ミュージック・ペンクラブ・ジャパン MPCJ (2024年3月8日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “トランペット松井秀太郎×佐藤友紀~ジャズの若き才能とクラシックの名手が出会うとき”. ontomo-mag.com. 2024年9月27日閲覧。
- ^ “「感情が一番ストレートに伝わる楽器」トランペット奏者・松井秀太郎が語る“トランペット”“ジャズ”の魅力とは?”. TOKYO FM+. TOKYO FM (2024年2月28日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “これまでの放送「2022.11.12 いま注目すべきアーティストを知る音楽会」”. 題名のない音楽会. テレビ朝日 (2024年8月18日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “ジャズトランペット奏者Vol.1314 松井秀太郎”. 情熱大陸. MBS 毎日放送 (2024年8月18日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “『情熱大陸』ジャズ界の“超新星” トランペット奏者・松井秀太郎に密着「トランペットで生きていく」覚悟の理由とは”. TV LIFE Web. ワン・パブリッシング (2024年8月18日). 2024年8月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 松井秀太郎オフィシャルサイト(2023年6月 - )
- 松井秀太郎 Shutaro Matsui Official Website※アーカイブ
- 松井秀太郎 (@MSHUTP) - X(旧Twitter)
- 松井秀太郎 (@mshutp) - Instagram
- 松井秀太郎 (@mshutp) - Threads
- 松井秀太郎 SHUTARO MATSUI - YouTubeチャンネル
- 松井秀太郎 - From Ozone Till Dawn
- 松井秀太郎 - No Name Horses
- 松井秀太郎 - Discogs
- 松井秀太郎 - オリコン